千葉県・香取市付近で地震が発生

下記のとおり。

　震源地 千葉県北部
　震源時 2014/03/20 10:30:17.97
　震央緯度 35.877N
　震央経度 140.469E
　震源深さ 37.0km
　マグニチュード 2.7
　http://www.hinet.bosai.go.jp/?LANG=ja

※　緯度・経度から計算すると，香取市山之辺付近が震源地となる。香取神宮の西方にあたる。

※　この周辺には古墳が非常に多く，三ノ分目大塚山古墳，又見古墳，神道山古墳群，片野新林古墳群など比較的有名なものも含まれている。大塚山古墳は，「王塚」だったろうと推定され，香取周辺を支配した王が眠っていたのだろうと思う。ただし，石室は古い時代に破壊されて墳丘部の頂上に立てた状態で残存し，他の古墳でも古い時代に破壊されて石室が露出しているものがあるので，古代に何らかの政治的・軍事的な重大事変があったものと思われる。

※　近隣には，大崎，大根，片野，与倉，玉造，釜塚，吉原（元は葦原？）など，古代の大集落（国または邑）の存在を推定させる地名が多い。古い神社としては，大戸神社（千葉県香取市大戸）がある。天手力男命を祀っている。香取神宮摂社とされているが，祭神から推定すると，元は丹波系軍事氏族の氏神を祀る神社だったと思われる。また，脇鷹神社（千葉県香取市伊地山）がある。祭神は不詳。祖波鷹神社（香取市岩部1064）と同様に香取神宮の境外摂社だったと推定する見解がある。祖波鷹神社では高産霊神を祀り，天御中主命を合祀しているとか。しかし，類似する名をもつ他の神社（「そばたか神社」と総称）の中には祭神の名を口にしてはならないと伝えられているところもあり，その他意味深長な社伝を残す神社もあって，謎に満ちた神社群だと言える。