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2013年9月10日 (火)

世界は寒冷化へ!-北極の氷が増えている

下記の記事が出ている。

 And now it's global COOLING! Record return of Arctic ice cap as it grows by 60% in a year
 Daily Mail: 7 September, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/news/article-2415191/Global-cooling-Arctic-ice-caps-grows-60-global-warming-predictions.html

もちろん,気象変動とCO2の増減とはほとんど関係がない。理論的にはあり得るかもしれないが,地球上の現象はもっと多くの諸要素によって非常に複雑に構成されている。それらの要素の中から,例えば,大きな火山噴火という要素に着目する場合,大噴火が1回あればどのような内容の噴出物がどれだけの分量だけ大気中に排出されることになるのかを計算してみるだけで,そのことを簡単に理解することができるだろう。もちろん,その効果を打ち消す要素も多々存在している。だから,単純にCO2だけで考えることは非常に危険なのだ。

気象変動においてもっと注目すべきなのは,海底火山の噴火等を含む地殻変動だと考えられる。大規模な地殻変動は,人類の社会に対して現実に様々な影響を及ぼしている。

もちろん,海水温の上昇については,人為的な原因として,大都市におけるヒートアイランド現象と原発からの大量の温排水の排出が極めて大きいので無視してはならない。

けれども,非常に多くの場合,海底火山等からの巨大な排熱を無視した計算やシミュレーションがなされているので,これについても冷静かつ公平な考察が求められる。地殻変動により排出される熱量は極めて莫大なものだ。

他方で,火山噴出物による太陽光線遮断効果及びオゾン層破壊効果(=紫外線の増加,発がん物質の自然内生成等)は絶望的なまでに巨大だ。

そういう事実を直視しないと偽学説に騙されることになる。

(余談)

これまで北極海の氷が減少するという現象が発生していたことの一因として,ロシアが原子力砕氷船を派遣して盛んに砕氷を行い,北極海航路を拓こうとしたことがあるのではないかと考えられる。

北極海では一切の船舶の航行を禁止したら良いのではないかと思う。

(余談2)

氷河期の形成プロセスについては諸説あり,相互に矛盾していることもある。

その中で,一定の条件を満たすと一気に非常に広い範囲で凍結現象が発生するという理論があり,これは物理学の通常の考え方にむしろ適合した考え方ではないかと思っている。

寒冷化し始めると世界中が短期間で凍結状態になる可能性を否定できないので,観測体制を強化する必要があるのではないかと思う。

カラフルでお手軽なCO2温暖化の衣は脱ぎ捨てて,分厚い防寒コートを準備すべき段階に入ったかもしれないからだ。

[追記:2013年9月20日]

関連記事を追加する。

 Arctic melt season over, leaving behind more ice than recent years
 ars technica: September 19, 2013
 http://arstechnica.com/science/2013/09/arctic-melt-season-over-leaving-behind-more-ice-than-recent-years/

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