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2012年3月18日 (日)

「余震」という言葉を禁止用語にしよう

これまで同じことは何度も書いた。

「余震」は,次第に地殻変動がおさまるのではないかという期待を抱かせるのでよくない。

一般に,地震は,「点」として発生するのではなく,「面」として(より正確には巨大な3次元の構造体において)発生する現象だ。そして,それは,短くても数年,長ければ何千年・何万年にもわたる継続的な地殻変動の一部に過ぎない。だから,どれかひとつを「本震」としそれ以外を「余震」とする区別など最初からできるわけがないし,本震と余震とをわけることは明らかに非科学的な態度だ。

現在生じている大きな地震は,もしかすると今後何百年にもわたって継続的に発生する巨大な地殻変動の前座または予兆のような序の口段階のものかもしれない。もしそうであるとすれば,ますますもって去年の3月11日に発生した地震が「本震」であろうはずがない。

いかなる科学者であろうとも未来を透視することはできないのだから,どの地震が「本震」だと判定することなどできるはずがないのだ。

弊害が多すぎるので,「余震」という言葉それ自体を使用禁止とすべきだと思う。

また,テレビや新聞は,国民に対して根拠のない期待を抱かせるようなことをしてはならない。今後もっと大きな地震や津波が来るかもしれないという前提で報道をすべきだろう。報道関係者も人の子なので,そのような期待をもつのは当然のことだろう。この私だって,そう期待したい。しかし,個人的な期待を公的な報道に反映してはならないのだ。視聴者の判断を誤らせることになる。

加えて,国の政策決定権を握っている人々は,もっとそうでなければならない。「東京,京都,大阪などの大都市が完璧に壊滅して地上から消え去ってしまうかもしれない」ということを前提に,今後の国家運営を考える必要がある。

*************************************

私は,「地震」という現象について,「点」として理解するのではなく,「クラスター」の一部として理解すべきだという立場を採っている。

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