北海道・石狩市の海岸で漂着したネズミイルカの死体発見
下記の記事が出ている。
SNH12003 [漂着] 石狩市(日本海) ネズミイルカ
ストランディングネットワーク北海道: 2012年2月7日
http://snh.seesaa.net/article/250926611.html
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» SNH12003 [漂着] 石狩市(日本海) ネズミイルカ [ストランディングネットワーク北海道]
以下のストランディングがありました。 整理番号:SNH12003 発見日時:2012年2月7日9時00分 受報日時:2012年2月7日10時17分 場所:石狩市石狩浜海水浴場から西へ約300m 緯度経度: 43-14-47.57N 141-20-47.37E/[現地] 状況・経緯:[死亡・ミイラ・白骨化]発見者がビーチコ…... [続きを読む]
興味を持っていただきありがとうございます。
北海道では年間50から90件の鯨類の漂着があります。私どものホームページで速報しております。ただ、常磐で震災前に起こったようなライブマスストランディングは北海道では今のところ経験がありません。
全国のストランディング情報は日本鯨類研究所が収集しています。およそ年間300件の報告があります。 http://www.icrwhale.org/stranding0212.html
震災以来、ストランディングに興味を持っていただく方が増えて、大変ありがたく思っております。ただ、生きている個体はいずれ死ぬわけで、また死んだ個体は海流等で一定の確率で打ち上がりますので、震災とストランディングとの関係については慎重に考える必要があろうかと思います。
生きた個体が打ち上がる現象について、地震発生メカニズムと関連するストーリーを作ることは可能だと思いますが、おそらく、死んだ個体が打ち上がる現象について、地震と関係したストーリーを作ることは困難かと思っています。
投稿: ストランディングネットワーク北海道 | 2012年2月 8日 (水) 12時24分
コメントありがとうございます。
クジラのストランディングと地震との関係については,私もよくわかりません。わからないので,情報を集め,メモをつくり,その個人用のメモを一般公開しているような感じです。
欧州(英国・アイルランドなど)では,PCBによる海洋汚染や海流の冷温化現象などがストランディングの原因として研究されているようですが,地震よりも可能性が高いような感じがします。日本近海ですと,PCBだけではなくカドミウムやクロム等による汚染も心配ですし,最近ではこれにセシウムが加わりました。
米国での大量死等については,本当に不思議というか謎です。
ニュージーランドに関しては,数よいうよりもアカボウクジラなどの特定の種類のクジラの打ち上げに着目しています。もしかすると,海底での地殻変動等が影響を与えているかもしれないと思うことがあります。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 夏井高人 | 2012年2月 9日 (木) 16時29分
はじめまして。
先日、こちらのサイトにたどり着きました。
現在許可無くリンクし私のブログでこちらからの情報を引用させていただいております。
私は、個人的に日本と世界の地震について情報を収集し、出来ることをして多くの方の防災に貢献出来るブログを作成しているところです。
地震だけでなく、これから雪崩のごとくやってくる異常気象、大陸再編大移動、異常な太陽活動に伴う大停電、人類の免疫低下問題もろもろを今から無用な心配やパニックを防ぎ、多くの人の正しい認識と静観で、大難を出来れば無難、無効、減災するべく、無い頭を振っています。
夏井さまは感じることが出来る科学者で学者さまと勝手に嬉しく出会わせていただきました。
これからも夏井様のブログから引用をさせていただくことがあると思います。事後承諾で大変申し訳ありませんがご許可いただけたらと思います。
また、look on calmly拙ブログをお読みいただけまして、なにかお感じいただけるものがありましたなら、ご教示ご教鞭をいただけましたら幸甚の限りです。
http://blog.goo.ne.jp/look_on-calmly-earthquake
宜しくお願いいたします。
投稿: look on calmly :静観する と申します。 | 2012年2月10日 (金) 23時27分
静観するさん
コメントありがとうございます。
公正な慣行に従った引用や参照は自由ですので,特に許諾は必要ありません。私は,「他人のものを自分のものとする行為」でなければ,特に怒ったりしないほうです。
それはさておき,地球上で発生する現象を動かしている要素は極めて複雑多岐であるため,観念的は単純な物理法則の適用・応用によって説明可能なようにみえても,現実にはそんなに簡単ではないことが普通だろうと思います。
世の「秀才」の多くは,本当は「凡庸」であることが珍しくなく,「○○の一つ覚え」のようにして自分が理解可能な法則だけで全ての現象を説明しようと試みます。だから失敗するんですが,もともとその程度の脳機能上のキャパしかないので,そのような状況から脱却することは物理的に不可能です。神の目からみれば不幸なことなのですが,人間社会の中ではむしろ幸福なことかもしれません。なぜなら「疑問」をもつことがないからです。
諦念が必要です。
事実それ自体を冷静に観察し続け,その中から自分の頭で考えて「法則」を見つけ出そうと努力できるかどうか,そのことそれ自体が実は一つの能力なのだと思っています。かつ,そのような能力は,神に選ばれた者にしか備わっていない能力なのだろうと思います。つまり,そのような能力は,教育や努力によっては決して獲得することができません。生まれながらのものであり,後天的には獲得できない能力なのです。
もし自分「そのような能力がある」と考えるのであれば,たとえ社会の中で孤立してもプライドをもって人生を進むということを考えるしかないのだろうと思います。
それがいやなら,「そのようには考えない」という選択をすべきだということなのでしょう。
投稿: 夏井高人 | 2012年2月12日 (日) 06時34分