2017年2月15日 (水曜日)

遺伝子治療が本格化

下記の記事が出ている。

 Genome-edited humans get green light from expert panel
 ars technica: February, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/02/science-experts-endorse-genetically-editing-humans/

軍事及び諜報活動においては平時の倫理基準など全く適用されない。

その結果,このような技術の開発により,兵士のサイボーグ化またはミュータント化が急速に進むことになると予測される。通常の人間は決して勝つことができないので,オリンピックの優勝者も全てそのようなサイボーグやミュータントによって占拠されることになり,普通の人間が存在する意味が喪失することになる。おそらく,政治家や官僚や裁判官や企業経営者もそのようなものとなることだろう。

「人間の尊厳」を議論することそれ自体がその意味を失ってしまった。

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2017年1月29日 (日曜日)

三輪和宏・林かおり「ドイツとイタリアの生殖補助医療の制度」

国立国会図書館のサイトで,下記の論説が公開されている。

 三輪和宏(国立国会図書館調査及び立法考査局主任調査員 総合調査室)
 林かおり(国立国会図書館調査及び立法考査局 国会レファレンス課)
 ドイツとイタリアの生殖補助医療の制度
 レファレンス792号33~59頁(2017)
 http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10265298_po_079203.pdf?contentNo=1

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2017年1月28日 (土曜日)

ブタか? ヒトか?

下記の記事が出ている。

 Pig-human hybrid brings us closer to barnyard organ factories
 ars technica: January 28, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/01/pig-human-hybrid-brings-us-closer-to-barnyard-organ-factories/

この問題についてはずっと考えてきた。

私は雑種説だ。

しかし,産業界はそう思っていない。

例えば,サントリーは,バラ科植物にスミレ科植物の遺伝子を組み込んだ雑種について,雑種ではなくバラだと言い張り続けている。私は,バラではなくバラとスミレの雑種であり,バラとして販売することはできないと考えている。同様の例として,ランとツユクサの雑種もある。これらについては既に詳細な論文を書いて公表してある。

同じような問題は,上記の記事のブタとヒトの雑種でも起きることになるだろう。

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2016年12月12日 (月曜日)

ミイラ(過去の遺体)は過去の疫病の流行を教えてくれる?

下記の記事が出ている。

 Surprise virus in child mummy unravels thousands of years of disease history
 ars technica: December 12, 2016
 http://arstechnica.com/science/2016/12/surprise-virus-in-child-mummy-unravels-thousands-of-years-of-disease-history/

(余談)

眠っていたウイルスや微生物を現代社会に蘇らせることになることはあり得るのではなかろうか?

同じことは,地球以外の惑星や小惑星等からサンプルを持ち帰る研究や有史前の化石を分析する研究等についても言うことができる。

このような場合に,現代の医学は適切に対処することができないかもしれない。

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2016年12月 7日 (水曜日)

植物には記憶能力があるか?

下記の記事が出ている。

 Do plants learn like humans? Smart seedlings can be taught to adapt to their environment
 Daily Mail: 6 December, 2016
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4005956/Do-plants-learn-like-humans-Smart-seedlings-taught-adapt-world-them.html

「記憶」の定義の問題だろうと思う。

人間の記憶と同じようなものだけが「記憶」だと決めてかかると,最初から結論がさきどりされていることになるので,人間にしか記憶能力がないことになる。

しかし,動物にも記憶能力はある。

そこで動物を定義しようとすると,植物との境界が実は曖昧だということに気づくことができる。

そこで,動物に限定しないものとして「記憶」を生物の「機能」の一種として一般的にモデリングしてみると,植物にも記憶の能力があるという結論を導出し得る場合がある。

要するに,「人間至上主義(ヒューマニズム)」のような考え方を基盤とするか否かの問題だと思う。

そして,「どうして人間だけが別格なのか?」という問題に対する解は,哲学上または宗教上の立場によって異なるものなので,数理的な理論だけではどうしても決着をみることができないことが多い。

(余談)

似たような定義の問題は,「ロボット」にもある。

産業用ロボット(Robotics)だけに限定して考えれば,そういうものだけがロボットとなる。

しかし,本来の定義は異なる。

この問題は,要するに勉強量の不足に起因するものではあるけれども,しかし,無機質のものだけをロボットとして考えたいという「欲情」のようなものにとりつかれている人々を説得するのはなかなか難しい。この場合,単なる知性の問題ではなくなってしまうことがあるからだ。

けれども,有機質の人工生命体もまたロボット(サイバネティクス)の一種だ。

そのような前提で考えないと,政策論全体を見誤ってしまうことになる。

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2016年12月 2日 (金曜日)

ウイルス工学

下記の記事が出ている。

 Virus engineered to rely on artificial amino acids, used as vaccine
 ars technica: December 2, 2016
 http://arstechnica.com/science/2016/12/virus-engineered-to-rely-on-artificial-amino-acids-used-as-vaccine/

理論的にはともかくとして,工場における製造過程でエラーが発生する確率を一切無視している点については,これを看過してはならないと考える。

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「synthetic biology」または「biohybrid systems」

下記の記事が出ている。

 The Army's looking into putting bacteria into its electronics
 ars technica: December 2, 2016
 http://arstechnica.com/science/2016/12/the-armys-looking-into-putting-bacteria-into-its-electronics/

いよいよ現実に既存の法哲学及び法解釈学の体系全体が崩壊するときが来たようだ。

そのような前提で新たな理論を考え続けてきたし,そのように発言してきた。

しかし,誰からも理解されない・・・というよりは,誰も認めたくないのだろう。

けれども,嫌でも認めざるを得ない時代が到来したということでもある。

では,「何をどのように考えなければならないのか?」については,「サイバー犯罪の研究(九・完)」の「まとめ」の部分で結論だけ示した。また,過日開催された情報ネットワーク法学会の研究大会における講演でも説明した。来年2月頃にはもう少し詳しく説明した論説を公表する予定。

(余談)

人間に対して作用する法規範が適用可能な範囲に限定した場合,今後の財産法の領域においては,「集合動産」という理解によって全て説明するという一元的な理解が最も簡明であると考える。

この点に関しては,これまで4回連載し,まだ未完の「艸-財産権としての植物」の中で述べてきたとおりだ。

動産の集合体を代表するためのシンボルとしては,古典的な法概念の中では「法人」という枠組みを用いることになる。ただし,人的要素を全く除外した「法人」を観念することができるかどうかによって,法学研究者としての今後の命運が決定的に定まる。この点については,来年2月に刊行予定の論説の中でも具体的な法解釈例を示しながら説明した。

ちなみに,いわゆる「デジタルパーソン」等の概念は全く不要だ。法解釈学上での利用可能性という観点からは空虚なものとして評価せざるを得ず,法概念として用いることができない。強いて言えば,「法人(legal person)」の異名(synonym)として分類整理すれば足りるだろう(一般評論のレベルで「digital person」との語を用いる表現の自由を否定する趣旨ではない。)。

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2016年12月 1日 (木曜日)

宗教は脳に対して麻薬と同じ効果を発生させるとの研究結果?

下記の記事が出ている。

 Religion can have same effect on the brain as taking drugs, study finds
 Independent: 30 November, 2016
 http://www.independent.co.uk/news/science/religious-effect-brain-drugs-mormon-utah-reward-centre-nucleus-accumbens-a7446301.html

 Scientists Find Religion Triggers Same Area of Brain as Sex, Drugs and Love
 Big Think: November 30, 2016
 http://bigthink.com/paul-ratner/your-brain-on-god-scientists-find-that-religious-ecstasy-affects-same-part-of-brain-as-sex-drugs-and-love

脳科学の進展により,人間の思考や心理のようなものが化学反応の一種に過ぎないということがかなり明瞭に判明しつつある。それと同時に,同じ化学反応が別の心理現象として認識されてきたとしても,それらが「名寄せ」のようにして再分類・統合されるプロセスが進行している。

法学の分野では,法医学,犯罪心理学,犯罪学,刑事政策学等が根本的なところで見直しを迫られている。

特定の思想やイデオロギー等によって従来の理論を固執しようとしても,科学の前には全く役にたたない。

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2016年11月29日 (火曜日)

オーストラリア産のあるラン科植物種について

オーストラリアは南半球にあるので,日本とは季節が逆になっている。日本の冬はオーストラリアでは夏だ。

そのため,冬の寒い時期に工夫しながら育てないとオーストラリア産のランを育てることができない。反面において,北半球のランは日本の冬の間は休眠していることが多いので,その栽培の手間が省ける分だけの時間的余裕を利用して南半球のランを育てるというメリットもある。

そのようにして,オーストラリア産のあるラン科植物を長年にわたり継続して栽培してきた。どの図鑑に書いてあるものとも少し異なるので雑種であるか新種であるかもしれないとも考えてきた。

しかし,長年継続して栽培してきた苦労が実ったというべきか,ある知見を得ることができた。

それは,栽培環境によって外部的な形質を異なるものとして生育し,あたかも別種のような外形となるものがあるという知見だ。

これは,環境の相違によってその地域に存在しているポリネータ(花粉を媒介する昆虫)が異なるため,環境要素の相違に応じて異なる形状の茎,葉,花となるように変化させる遺伝子のセットが存在し得るということを意味している。

この仮説を得るためには,普通の農学部の学生や研究者では無理だと考える。少なくとも5~10年程度継続して栽培することが必要であり,しかも積極的に増殖して,人工的に構成した異なる環境で比較栽培実験を繰り返す必要があるからだ。ところが,大学院の学生の修業年限は非常に短く,同一の研究テーマについて大学教授の好奇心を強く維持し続けることはもっと難しい。だから,大学からは真に正しい知見が出てこない。出てくるとすれば,真面目に栽培を継続している愛好家の栽培棚からだけだと思う。

私が得た知見は,更に実証的な論証を加えれば自然科学系の論文として公表することもできるものだろうと思う。しかし,私は,法学者だ。

法学者の観点からすれば,そのように環境要素の相違に応じて姿を変える生物が存在するとすれば,「遺伝子の多様性」の理論が適用されるべきではない生物が存在することになるので(外形的形質が遺伝子の相違によって決定されるわけではないため。),環境法及び環境政策に対して深刻な反省を求めることとなり得る。異なるスキームを設定する必要があるのだ。

実は,このような環境要素によって生存形態を変化させるという特質は,人間ではごく普通のことだ。人間は,周囲の様子をみながら常に態度を変化させている。

生物の本質についてそのようなものだとの見解をベースとすると,そもそも「人間とは何か」あるいは「人間の尊厳」に関する法哲学的考察の物理的な基礎に根本的な修正が加えられるべきことにもなるであろう。なぜなら,そのように変化させることは,人間に固有の本質の一種ではないことになるからだ。

現時点では,状況や環境の相違に応じて自律的に姿を変化させるマルウェアも存在するから,実は,生物ではないコンピュータ・プログラムの世界でも同じことがあるということを認識することができる。

かくして,サイバネティクスの研究を更に先に進めている。

現時点では,実証研究を軽視して既存の知識だけにすがるような人々が多いために私の知見が顧みられることは滅多にないが,かなり自信はある。

更に研究を進めようと思う。

(余談)

一般に,学術研究は,努力だけでは十分な成果を出せないことがある。

神が微笑みを与えてくれることを要することがあるからだ。

私は,そのような不思議な雰囲気を感じるときは,それを信じて更に研究を重ねることにしている。

それによって人間である他の学者等に馬鹿にされることがあるとしても,彼らは神ではない。

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2016年11月10日 (木曜日)

人類は他の生物よりも知能が優れていると断定できるか?

下記の記事が出ている。

 We've got human intelligence all wrong
 BBC: 9 Novenver, 2016
 http://www.bbc.com/future/story/20161108-weve-got-human-intelligence-all-wrong

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