2019年4月28日 (日曜日)

Autonomous

Auto+nomosの合成語であるとされている。

意味的には,他からの干渉を受けることなく独立して判断する存在のことを指す。

他からの干渉を受けないということは,人間の干渉も受けないということを意味する。

例えば,人間は,野生動物を殺傷することは可能であるけれども,彼らの判断それ自体に干渉することはできないので,野生動物もAutonomousの一種である。

ところで,完全に自律型のロボットもAutonomousの一種である。

現行のISOの定義による産業用ロボット(Robotics)は,人間が管理・制御可能な対象であることを当然の前提としているので,Autonomousではない。

もし,何らかの人工生成物(機械装置,人工生命体,サイボーグ,アンドロイド等)が完全に自律的であるという場合,それらは,人間の管理・制御不可能な存在でなければ,概念矛盾となる。

この場合における「管理・制御」の手段には「法」も含まれるので,完全なAutonomousである人間以外の対象に対しては,人間の社会における法による統治または法治主義の適用可能性も客観的に存在しない。

以上から,あくまでも論理的には,完全に自律的なロボットは,人間の干渉(管理・制御)を受け付けない存在であるがゆえに,いわゆるロボット法の分野において「人間の関与の確保」を考究することは全く無意味なことである。

そうではなく,人間が管理・制御できない対象に対して,人間が劣勢となり,それらによって滅ぼされないようにするためにはどうすべきかを考えるのがロボット学の本体的な部分でなければならない。

人間が管理・制御可能な対象であることを前提とする限り,いわゆる「ロボット法」は,学術的には,全く無価値である。

[追記:2019年4月29日]

日本国の多数の学術団体等を現在でも支配しているのは政治的イデオロギーとしての唯物史観の人々である。

一般に,唯物史観の論者は,いわゆる「ロボット法」の研究においても「人間が支配可能」という観念を捨てることができない。それを捨てると,「唯物史観において人類社会の完成形態とされている共産主義社会が到来する前にロボットによる社会が完成してしまい,共産主義社会が永久に到来しないということがあり得る」という論理を認めることになり,唯物史観の論理それ自体を完全に自己否定せざるを得なくなるからだ。

それゆえ,このことは,当該業界に通じていない人が「誰が唯物史観の持ち主であるか」を知るためのリトマス紙の役割を果たすことがある。

私自身は,唯物史観が誤りであると考えているし,多数の論文を通じてそのような論証を重ねてきた。過去の政治学基礎理論の中で正しいのは「実力説」及び「国庫説」のみである。

ロボットまたは産業用ロボットの構築に関しても積極的ではないし,賛成もしていない。

しかし,日本国の国富の増加のためにどうしても必要だというのであれば,日本国の産業界及び政府関連官庁は,(理論的には人間が管理・制御不可能なものである)「完全に自律的なロボット」の構築をめざすのではなく,あくまでも,(人間によって設計された基本的な枠組みの中でのみ動作する)「産業用ロボット」の構築だけを目指すべきであるし,そのように宣言すべきである。

そのような宣言は,産業界だけではなく,唯物史観の人々にとっても受入れ可能なものであろう。

 

 

 

 

 

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2019年1月16日 (水曜日)

masculinity

下記の記事が出ている。

 Psychologists defend claim of “destructive aspects” to masculinity
 ars technica: January 16, 2019
 https://arstechnica.com/science/2019/01/psychologists-defend-linking-masculinity-to-violence-sexism-homophobia/

一般に,生物種としての本質と法的理念とはしばしば相反する。そのバランスをとる調和点は,当該時点における自然環境及び社会・政治環境によって決定される。

それは,固定的なものではない。

つまり,このようなタイプの問題は,精神医学を含む学術上の確定可能な問題ではなく,単なる偶然的な結果によって左右され続けるものに過ぎないかもしれない。

自然環境の大規模な変化は,全ての理念を吹き飛ばしてしまうことがある。理念は,天体の運行,地球の地殻変動,それらと密接な関係をもつ気象変動に勝つことなど絶対にできない。

それゆえ,学術としては,ある理念が国家的強制力をもって通用する範囲及びそのメカニズムを探究することに限定するほうが生産的である。

そのような場合に,「状況」というパラメータが非常に重要となる。

状況が変われば,全ての価値観が逆転することもあり得るし,現に,人類の歴史上,そういうことがしばしばあった。

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2018年12月 6日 (木曜日)

英国:DNAデータベースに対するサイバー攻撃

下記の記事が出ている。

 Brits' DNA data sent to military base after 'foreign' hack attacks – report
 Register: 6 December, 2018
 https://www.theregister.co.uk/2018/12/06/foreign_hackers_trying_to_steal_brits_dna/

あくまでも理屈の問題としては,特定のタイプのDNAをもった人々だけをターゲットとする遺伝子兵器は成立可能ではないかと思う。

それゆえ,今後,遺伝子関連の研究施設に対する攻撃が激化する可能性を否定できない。

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2018年10月16日 (火曜日)

Genetic Gold Rush?

下記の記事が出ている。

 Genetic Gold Rush: Ancestry DNA Databases Spell End Of Anonymity
 Media Line: October 15, 2018
 http://www.themedialine.org/news/genetic-gold-rush-ancestry-dna-databases-spell-end-of-anonymity/

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2018年10月12日 (金曜日)

EU:遺伝子編集作物またはGMOをめぐる議論

下記の記事が出ている。

 German Scientific Advisory Body Calls for New EU Legislation on Gene Editing Technology
 National Law Review: October 2, 2018
 https://www.natlawreview.com/article/german-scientific-advisory-body-calls-new-eu-legislation-gene-editing-technology

 “A very disappointing outcome”? New GMO ruling from EU Court
 Oxford Student: 5 October, 2018
 https://www.oxfordstudent.com/2018/10/05/a-very-disappointing-outcome-new-gmo-ruling-from-eu-court/

 Over-regulating gene editing slows down innovation, Bayer says
 Euractive: September 24, 2018
 https://www.euractiv.com/section/agriculture-food/news/over-regulating-gene-editing-slows-down-innovation-bayer-says/

(余談)

いずれの場合でも,どの系統にも属さない新種の人工合成細胞塊であることが明らかであるので,種苗法の適用対象とならないというのが最も正しい解であり,既存の種または品種の改良種として系統付けられるとの見解を肯定し得る論拠は全く存在しない。少なくとも,従来の系統分類の基本的な考え方を基礎とする限り,系統図を描くことは,常に,完全に,不可能である。このことは,私の過去の論文の中で詳述したとおりである。

それゆえ,消費者保護当局は,その表示として,自然環境に対する影響及び身体に対する影響の有無を問わず,遺伝子編集物及び遺伝子組換え物に関し,従来の作物等とは無関係の「人工製造細胞塊」であることを大きく明示する政策を採用すべきである。

現実の規制当局の行動の有無を問わず,客観的には,「人工製造細胞塊」との表示がなければ,明々白々に景品表示法違反行為となる。

これによって利益をあげたいと考える事業者は,正々堂々と,「人工製造細胞塊」として製品を販売し,利益をあげればよい。

同様の理由により,既存の種または品種の改良種であるとして認められたものである限り,実際には従来の系統分類の基本的な考え方を基礎とする系統図の中に位置づけることのできない新種細胞塊(遺伝子編集物またはGMO)に関する新種登録及び品種特許は,直ちに,全て無効とされなければならない。

それらは,法的な意味における「品種」ではない。それらは,人工的に製造された有機体ロボット(自律的な有機体システム)の一種である。それゆえ,それらは,常に,人工的な製造物の一種として,製造物責任法の適用を受ける。

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2018年6月19日 (火曜日)

ミステリークレイフィッシュ

下記の記事が出ている。

 クローンを作って激増したザリガニ、秘密は染色体
 National Geographic: 2018年2月9日
 http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/c/020800073/

私は,遺伝子組換えにより製造された人工生命体の一種だという説に1票を投じたい。

これまで研究してきたところによれば,既に自然界にはかなりの数の遺伝子組換え生物が散布されてしまっている。

地球のノーマルな自然史とは異なる系統に属する生物なので,どういう結果が生ずるかは全く分からないのだが,良い結果を産むとは考えられない。

ちなみに,このミステリークレイフィッシュは日本中でごく普通に販売されているので,既に手遅れの段階になっていると考えられる。本日も,ある八百屋の脇で販売されていることを現認してきた。

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2018年5月30日 (水曜日)

人工知能技術(AI)は,警察を助ける?

下記の記事が出ている。

 Police trial AI software to help process mobile phone evidence
 Guardian: 27 May, 2018
 https://www.theguardian.com/uk-news/2018/may/27/police-trial-ai-software-to-help-process-mobile-phone-evidence

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2018年5月29日 (火曜日)

False start

下記の記事が出ている。

 Tech Tent: Can facial recognition fit with a fair society?
 BBC: 25 May, 208
 http://www.bbc.com/news/technology-44250952

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2018年5月17日 (木曜日)

記憶の移転は可能か?

下記の記事が出ている。

 Researchers claim to have transferred a memory between two sea slugs
 ars technica: May 17, 2018
 https://arstechnica.com/science/2018/05/researchers-claim-to-have-transferred-a-memory-between-two-sea-slugs/

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2018年5月12日 (土曜日)

Hepatitis B

下記の記事が出ている。

 Genghis Khan’s Mongol horde probably had rampant Hepatitis B
 ars technica: May 12, 2018
 https://arstechnica.com/science/2018/05/genghis-khans-mongol-horde-probably-had-rampant-hepatitis-b/

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