2017年5月28日 (日曜日)

DNAベースのストレージ

下記の記事が出ている。

 Microsoft has a Plan to Add DNA Data Storage to its Cloud
 MIT Technology Review: May 22, 2017
 https://www.technologyreview.com/s/607880/microsoft-has-a-plan-to-add-dna-data-storage-to-its-cloud/

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2017年4月 2日 (日曜日)

Rigor Mortis

下記の記事が出ている。

 How sloppy science creates worthless cures and wastes billions
 ars technica: April 1, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/04/how-sloppy-science-creates-worthless-cures-and-wastes-billions/

この記事にある書籍についてAmazonで調べてみたところ,日本国内ではまだ販売されておらず,予約注文の扱いになっていたので,早速予約した。

おそらく,予想したとおりの内容の書籍だろうと思う。大概のことは既に知っているので,新規の知見は得られないと思っているけれども,こういう書籍が刊行されるという事実に着目したい。

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2017年3月28日 (火曜日)

ソメイヨシノの起源

DNA解析による研究成果としては下記のものをWeb上で読むことができる。

 中村郁郎・土屋有沙・高橋弘子・真壁壮(千葉大学大学院園芸学研究科)
 ‘ソメイヨシノ’の起源を解明-‘ソメイヨシノ’が人為的に育種され、原木候補を示唆する証拠を発見した-
 日本育種学会2015年春季大会(127回)
 https://www.nacos.com/jsb/06/06PDF/127th_307.pdf

この論文が最新の知見を示すものと考えられる。

江戸時代には既に鼠の複雑な交配による新品種の作出が行われていたくらいなので,植物に関してはもっと複雑な交配が行われていた可能性が極めて高い。

この中村郁郎氏らの見解が出る前のものとしては,下記のものが代表的なものだったのではないかと思う。

 印南秀樹・寺内良平・宮下直彦
 DNAフィンガープリティングによる,ソメイヨシノ(Prunus yedoensis)の種内変異とその起源に関する研究
 遺伝学雑誌70巻・ 2号, p.185-196(1995-04)
 http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010522351

なお,一般向けに書かれたものとしては,下記のサイトの論説が参考になる。

 ソメイヨシノの起源について
 http://www2.odn.ne.jp/had26900/topics_&_items2/someiyoshino.htm

いずれにしても江戸時代の日本における交配起源説を支持するもので,私見としても,日本の桜品種のほぼ全てが交配品の子孫だろうと思っている。

サクラに限らず,現在みることのできる植物の非常に多くが江戸時代以降の交配による園芸品種の子孫なのであり,完全な野生種は極めて少ない。

なお,他の国には別の見解を信じている人々もある。しかし,英語や日本語の論文を正確に読むことのできない人々をなじっても仕方のないことなので,批判はしない。

そのようにして夢想の中で生き,そして,寿命が来たら平和に死ぬことができるのだとすれば,それはそれで幸福というものであろう。

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2017年3月 9日 (木曜日)

オーストラリア大陸への人類の最初の移動は約5万年前に1つのグループのみによって行われた?

下記の記事が出ている。

 Australia was colonized by a single group 50,000 years ago
 ars technica: March 9, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/03/australia-was-colonized-by-a-single-group-50000-years-ago/

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2017年3月 7日 (火曜日)

米国:非正規に個人のDNAデータを蓄積している警察署があるとの批判

下記の記事が出ている。

 ‘Dozens’ of police departments maintain private DNA databases
 Naked Security: 8 March, 2017
 https://nakedsecurity.sophos.com/2017/03/06/dozens-of-police-departments-maintain-private-dna-databases/

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2017年2月15日 (水曜日)

遺伝子治療が本格化

下記の記事が出ている。

 Genome-edited humans get green light from expert panel
 ars technica: February, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/02/science-experts-endorse-genetically-editing-humans/

軍事及び諜報活動においては平時の倫理基準など全く適用されない。

その結果,このような技術の開発により,兵士のサイボーグ化またはミュータント化が急速に進むことになると予測される。通常の人間は決して勝つことができないので,オリンピックの優勝者も全てそのようなサイボーグやミュータントによって占拠されることになり,普通の人間が存在する意味が喪失することになる。おそらく,政治家や官僚や裁判官や企業経営者もそのようなものとなることだろう。

「人間の尊厳」を議論することそれ自体がその意味を失ってしまった。

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2017年1月29日 (日曜日)

三輪和宏・林かおり「ドイツとイタリアの生殖補助医療の制度」

国立国会図書館のサイトで,下記の論説が公開されている。

 三輪和宏(国立国会図書館調査及び立法考査局主任調査員 総合調査室)
 林かおり(国立国会図書館調査及び立法考査局 国会レファレンス課)
 ドイツとイタリアの生殖補助医療の制度
 レファレンス792号33~59頁(2017)
 http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10265298_po_079203.pdf?contentNo=1

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2017年1月28日 (土曜日)

ブタか? ヒトか?

下記の記事が出ている。

 Pig-human hybrid brings us closer to barnyard organ factories
 ars technica: January 28, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/01/pig-human-hybrid-brings-us-closer-to-barnyard-organ-factories/

この問題についてはずっと考えてきた。

私は雑種説だ。

しかし,産業界はそう思っていない。

例えば,サントリーは,バラ科植物にスミレ科植物の遺伝子を組み込んだ雑種について,雑種ではなくバラだと言い張り続けている。私は,バラではなくバラとスミレの雑種であり,バラとして販売することはできないと考えている。同様の例として,ランとツユクサの雑種もある。これらについては既に詳細な論文を書いて公表してある。

同じような問題は,上記の記事のブタとヒトの雑種でも起きることになるだろう。

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2016年12月12日 (月曜日)

ミイラ(過去の遺体)は過去の疫病の流行を教えてくれる?

下記の記事が出ている。

 Surprise virus in child mummy unravels thousands of years of disease history
 ars technica: December 12, 2016
 http://arstechnica.com/science/2016/12/surprise-virus-in-child-mummy-unravels-thousands-of-years-of-disease-history/

(余談)

眠っていたウイルスや微生物を現代社会に蘇らせることになることはあり得るのではなかろうか?

同じことは,地球以外の惑星や小惑星等からサンプルを持ち帰る研究や有史前の化石を分析する研究等についても言うことができる。

このような場合に,現代の医学は適切に対処することができないかもしれない。

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2016年12月 7日 (水曜日)

植物には記憶能力があるか?

下記の記事が出ている。

 Do plants learn like humans? Smart seedlings can be taught to adapt to their environment
 Daily Mail: 6 December, 2016
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4005956/Do-plants-learn-like-humans-Smart-seedlings-taught-adapt-world-them.html

「記憶」の定義の問題だろうと思う。

人間の記憶と同じようなものだけが「記憶」だと決めてかかると,最初から結論がさきどりされていることになるので,人間にしか記憶能力がないことになる。

しかし,動物にも記憶能力はある。

そこで動物を定義しようとすると,植物との境界が実は曖昧だということに気づくことができる。

そこで,動物に限定しないものとして「記憶」を生物の「機能」の一種として一般的にモデリングしてみると,植物にも記憶の能力があるという結論を導出し得る場合がある。

要するに,「人間至上主義(ヒューマニズム)」のような考え方を基盤とするか否かの問題だと思う。

そして,「どうして人間だけが別格なのか?」という問題に対する解は,哲学上または宗教上の立場によって異なるものなので,数理的な理論だけではどうしても決着をみることができないことが多い。

(余談)

似たような定義の問題は,「ロボット」にもある。

産業用ロボット(Robotics)だけに限定して考えれば,そういうものだけがロボットとなる。

しかし,本来の定義は異なる。

この問題は,要するに勉強量の不足に起因するものではあるけれども,しかし,無機質のものだけをロボットとして考えたいという「欲情」のようなものにとりつかれている人々を説得するのはなかなか難しい。この場合,単なる知性の問題ではなくなってしまうことがあるからだ。

けれども,有機質の人工生命体もまたロボット(サイバネティクス)の一種だ。

そのような前提で考えないと,政策論全体を見誤ってしまうことになる。

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