2023年9月28日 (木曜日)

EU:偽情報に関する実務準則の署名者会合における声明

下記のとおり公表されている。

 Press statement of Vice-President Jourova on the meeting with the Code of Practice on Disinformation Signatories
 European Commission Press Corner: 26 September, 2023
 https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/speech_23_4645

2024年2月14日から適用される規則(EU)2022/2065(デジタルサービス法)に定めているオンラインプラットフォームのプロバイダ等の法律上の義務と関連するもので,同規則の適用前とはいえ,同規則が世界規模で既に大きな意味をもち始めているということを理解することができる。

それにしても,この実務準則(2022 Strengthened Code of Practice on Disinformation)の署名者(加入者)リストの中に日本企業の名が見当たらないというのは,どういうことなのだろうか?

日本国のIT産業は,とうの昔に世界市場から敗退しているということなのだろうか?

あるいは,日本国のIT産業は,偽情報の生成及び拡散に積極的に加担しているということなのだろうか?

 

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2023年9月27日 (水曜日)

ShadowSyndicate?

下記の記事が出ている。

 Researchers Uncover RaaS Affiliate Distributing Multiple Ransomware Strains
 DARKReading: September 27, 2023
 https://www.darkreading.com/attacks-breaches/researchers-uncover-raas-affiliate-distributing-multiple-ransomware-strains

 

 

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2023年9月26日 (火曜日)

合成偽音声による模倣的行為

事案によるが,刑法に定める業務妨害罪で対処可能な事案が少なくないと考えられる。

ただし,正当な理由なく他者の経済的利益や社会的名誉を奪う場合またはそれらの利益を毀損するような場合,(AIと称する音声や画像の人工合成の仕組みを利用する場合を含め)「ものまね」の行為が一般的に違法行為であるという認識を十分に普及させないと,反感をかうかもしれない。

なお,冗談や悪ふざけのような行為であり,(犯罪構成要件の一部である故意に関して最高裁判例のような見解や検察庁の実務上の見解ではなくもっと厳格な法解釈論上の立場をとった上で)業務妨害罪の故意の該当性を認めない見解に立脚するとしても,事案により,刑法に定める侮辱罪や名誉棄損罪を構成することはあり得る。

***

既存の映画作品等について,正当な理由なく,日本人の俳優による音声部分を合成音声に置き換える行為,または,正当な理由なく,外国語による音声部分のふき替え(アフレコ)の音声を合成音声に置き換える行為は,著作権法に定める同一性保持権または翻案権の侵害行為を構成し得る。

文字情報としての映画作品の字幕等に関しても,正当な理由なく置き換える行為は,著作権法に定める同一性保持権または翻案権の侵害行為を構成し得る。

 

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EvilBamboo(Evil Eye)

下記の記事が出ている。

 China-Linked EvilBamboo Targets Mobiles
 infosecurity: 25 September, 2023
 https://www.infosecurity-magazine.com/news/china-evilbamboo-targets-mobiles/

 

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2023年9月25日 (月曜日)

Ivan Kovgan

下記の記事が出ている。

 Top Russian Officer Among Troops Killed During Azerbaijan's Attack On Nagorno-Karabakh
 Radio Free Europe: September 21, 2023
 https://www.rferl.org/a/top-russia-navy-officer-killed-azerbaijan-nagorno-karabakh/32602846.html

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コンピュータプログラムによって生成されるコンテンツの権利帰属

非常に古い問題だ。若い世代は,勉強していないのでそれを知らないだけだ。

また,かつて,(古い世代であれば誰でも知っていることなので,あえてどの会社のことかは言わないが)文書作成ソフトを使用して文書を作成すると,そのソフトの利用者が「自分が著作者だ」と信じていても,その文書の中に当該ソフトを提供している会社が著作権を保有している旨の記載または文言が埋め込まれていたというようなことがしばしばあり,議論となった。

現在の若い世代は知らないかもしれない。

しかし,当該AIアプリまたはAIサービスのみによって解読可能なように暗号化された方式で,当該AIアプリまたはAIサービスを提供している会社が著作権を保有している旨の記載が埋め込まれている可能性が極めて高いので,抽象的な議論をしていても無意味であり,むしろ,そのような隠れたコードが存在しないかどうか探索したほうが早いのではないかと思う。

また,消費者保護の観点からすると,自動生成物の権利帰属について素早く知ることのできないAIシステムは,それだけで違法となる可能性があるので,この観点からの検討も重要だ。現実には,「自動生成物の権利は全部自社のものである」という利用約款となっていることが多いかもしれない。

しかし,若い世代は,経験が乏しいため,そのような極めて簡単なことに考えが及ばない。

要するに,総じて,この手の話題は,過去において既に議論されたことばかりのような気がする。

 

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2023年9月23日 (土曜日)

ポルトガルに対するサイバー攻撃

下記の記事が出ている。

 Portuguese company detects 961 pro-Russian cyber attacks in Western Europe
 Euractive: 2023年9月22日
 https://www.euractiv.com/section/politics/news/portuguese-company-detects-961-pro-russian-cyber-attacks-in-western-europe/

 

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2023年9月22日 (金曜日)

組織内部で虫食う・・・

下記の記事が出ている。

 US Government IT Staffer Arrested on Espionage Charges
 infosecurity: 22 September, 2023
 https://www.infosecurity-magazine.com/news/us-government-it-staffer-espionage/

日本国の組織内にも類似例が多数存在していると推定される。

 

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2023年9月21日 (木曜日)

国際刑事裁判所に対するサイバー攻撃?

下記の記事が出ている。

 International Criminal Court Reveals Security Breach
 infosecurity: 20 September, 2023
 https://www.infosecurity-magazine.com/news/international-criminal-court/

 

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2023年9月20日 (水曜日)

8BASE

下記の記事が出ている。

 Who’s Behind the 8Base Ransomware Website?
 Krebs on Security: September 18, 2023
 https://krebsonsecurity.com/2023/09/whos-behind-the-8base-ransomware-website/

 

 

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