2021年4月28日 (水曜日)

シューマン:交響曲第2番

シューマンの交響曲は,好き嫌いがあるかもしれない。

確かに,普通のロマン派の楽曲のように見える。

しかし,私は,例えば,プロコフィエフやショスタコービチのような現代の作曲家の作品を先取りするような部分を含む天才的な作品群の一部なのではないかと思う。天才過ぎるのと同時に,常識人過ぎたため,その精神的葛藤の中でちょっとおかしくなってしまったのかもしれない。

それはさておき,下記のサイトでジョージ・セルのルガノライブの第2番のことが書かれていたので,復刻盤を購入して聴いてみた。

結論として,素晴らしいの一言に尽きる。

 ハルくんの音楽日記:シューマン 交響曲第2番 名盤: ~苦難から歓喜へ~
 http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-e80592.html

他にも名演が多数あるのだろうと思う。ジョージ・セルのライブ演奏の録音が行われたのは1957年なので,無論,様々な制約があっただろうと思うし,それを少しでも克服するために行われたデジタル処理の結果として失われた部分があるかもしれない。

にもかわわらず名演だと思う。

幸か不幸か,私はオーディオマニアではない。雑音や騒音が混じっていようとどうであろうと,「何を表現しようとしていたのか?」を受容できるのであれば観賞することができ,その目的が現実に成功している演奏は名演なのだと思う。

特にライブは1回しかない。

全く同じ演奏者であっても,二度と同じ演奏をすることができない。

だから価値がある。

***

同じルガノライブのCDにはドビュッシーの「海」の演奏も収録されている。これも素晴らしい。

ちなみに,「海」の初版スコアの表紙には葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の一部(波の部分)が使用されていたそうだ。

とても素敵な装丁だと思う。

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2020年10月 7日 (水曜日)

OTC デリバティブ規則(EU) No 648/2012の参考訳をWeb公開

OTC デリバティブ規則(EU) No 648/2012の参考訳を法と情報雑誌3巻8号(2018年8月)に掲載して公表した。

ミスタイプや誤訳・訳漏れ等が残存している可能性はあるが,Web公開することにした。

 OTC デリバティブ規則(EU) No 648/2012 [参考訳]
 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/EU_OTC_Derivatives.pdf

ただし,この参考訳の冒頭部分に明記してあるとおり,翻訳の大前提となる法解釈等は現時点におけるものであり,今後の研究の進展に伴い,将来,何らかの改訂が加えられる可能性がある。後に誤記や誤訳等が発見された場合も同様である。それゆえ,この参考訳を利用する場合には,各自の責任において行い,かつ,必ず原文にあたって検討することを要する。無思慮にコピーして利用した場合の責任は,全てその利用者自身にある。

また,このファイルの内容を引用する場合には,「Web公開版」の参考訳である旨を明記する必要がある。

加えて,原典の所在を示すURLは,2018年8月当時のものである。

この参考訳は,以上のような意味での制約のある専門家向けの参考資料の一種であり,確定訳でも公式訳でもない。

法律上の制限に関しては,著作権法及び関連法令が定めるところに従うものとする。

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