2019年6月12日 (水曜日)

環境刑法に関する指令2008/99/ECの参考訳をWeb公開

環境刑法に関する指令2008/99/ECの参考訳を作成し,2019年5月に法と情報雑誌4巻5号に掲載して公表した。

なにぶんにも全部私1人だけでやっていることなので,誤訳,誤記,訳漏れ等が残存している可能性はあるが,Web公開の必要があると判断したので,Web公開することにした。

 指令2008/99/EC
 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/EU%20Directive%202008%2099%20EC%20Translation%20ver%201.pdf

ただし,この参考訳の冒頭部分に明記してあるとおり,翻訳の大前提となる法解釈等は現時点におけるものであり,今後の研究の進展に伴い,将来,何らかの改訂が加えられる可能性がある。後に誤記や誤訳等が発見された場合も同様である。それゆえ,この参考訳を利用する場合には,各自の責任において行い,かつ,必ず原文にあたって検討することを要する。無思慮にコピーして利用した場合の責任は,全てその利用者自身にある。

また,このファイルの内容を引用する場合には,「Web公開版」の参考訳である旨を明記する必要がある。

この参考訳は,以上のような意味での制約のある専門家向けの参考資料の一種であり,確定訳でも公式訳でもない。

法律上の制限に関しては,著作権法及び関連法令が定めるところに従うものとする。

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2018年10月12日 (金曜日)

EU:遺伝子編集作物またはGMOをめぐる議論

下記の記事が出ている。

 German Scientific Advisory Body Calls for New EU Legislation on Gene Editing Technology
 National Law Review: October 2, 2018
 https://www.natlawreview.com/article/german-scientific-advisory-body-calls-new-eu-legislation-gene-editing-technology

 “A very disappointing outcome”? New GMO ruling from EU Court
 Oxford Student: 5 October, 2018
 https://www.oxfordstudent.com/2018/10/05/a-very-disappointing-outcome-new-gmo-ruling-from-eu-court/

 Over-regulating gene editing slows down innovation, Bayer says
 Euractive: September 24, 2018
 https://www.euractiv.com/section/agriculture-food/news/over-regulating-gene-editing-slows-down-innovation-bayer-says/

(余談)

いずれの場合でも,どの系統にも属さない新種の人工合成細胞塊であることが明らかであるので,種苗法の適用対象とならないというのが最も正しい解であり,既存の種または品種の改良種として系統付けられるとの見解を肯定し得る論拠は全く存在しない。少なくとも,従来の系統分類の基本的な考え方を基礎とする限り,系統図を描くことは,常に,完全に,不可能である。このことは,私の過去の論文の中で詳述したとおりである。

それゆえ,消費者保護当局は,その表示として,自然環境に対する影響及び身体に対する影響の有無を問わず,遺伝子編集物及び遺伝子組換え物に関し,従来の作物等とは無関係の「人工製造細胞塊」であることを大きく明示する政策を採用すべきである。

現実の規制当局の行動の有無を問わず,客観的には,「人工製造細胞塊」との表示がなければ,明々白々に景品表示法違反行為となる。

これによって利益をあげたいと考える事業者は,正々堂々と,「人工製造細胞塊」として製品を販売し,利益をあげればよい。

同様の理由により,既存の種または品種の改良種であるとして認められたものである限り,実際には従来の系統分類の基本的な考え方を基礎とする系統図の中に位置づけることのできない新種細胞塊(遺伝子編集物またはGMO)に関する新種登録及び品種特許は,直ちに,全て無効とされなければならない。

それらは,法的な意味における「品種」ではない。それらは,人工的に製造された有機体ロボット(自律的な有機体システム)の一種である。それゆえ,それらは,常に,人工的な製造物の一種として,製造物責任法の適用を受ける。

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2018年10月10日 (水曜日)

米国:農業のロボット化

下記の記事が出ている。

 America's first robot farm replaces humans with 'incredibly intelligent' machines
 Guardian: 9 October, 2018
 https://www.theguardian.com/us-news/2018/oct/08/robot-farm-iron-ox-california

この記事に書かれているものは,植物工場の完全自動化に関するものだ。植物工場のような均一化された環境の下では,確かにロボットの導入が容易だろうと思う。

問題は,生産物の市場競争力と廃棄物処理(工場外の環境保護)にある。

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