2021年10月15日 (金曜日)

mutual assistance

以前は,慣例に従い,「mutual assistance」を「共助」と訳した。

現在ではやめてしまっている。

「共助」は,「共同で助ける」というニュアンスをもつ語だ。

しかし,「mutual assistance」は,「共同」で行われるものではない。

「mutual assistance」は,国際条約等を根拠として,互恵的に,一方から補助の要請があれば,その要請を受理して実行するということを意味する。その受理は単独行為であり,要請の実行も単独行為なので,共同の要素を含まない。

また,補助の要請が一方の国の機関から行われるだけであり,その要請を受けた国の側からは1回も要請が行われたことがなく,今後も行われる見込みが全くないような場合であっても,立派に「mutual assistance」である。要するに,法的根拠となっている法律文書が(あくまでも仮定的なものとして)互恵的な効果を与えているというのに過ぎない。

このように,共同の要素を含まないのに,共同行為または合同行為のようなニュアンスをもつ「共助」という訳語を用いることは著しく不適切である。

それゆえ,現在では,「mutual assistance」を「相互補助」と訳すようにしている。

 

 

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2021年7月 7日 (水曜日)

EU:Regulation (EU) 2021/696

下記の規則が採択され,適用(施行)されている。

 Regulation (EU) 2021/696
 https://eur-lex.europa.eu/eli/reg/2021/696/oj

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2020年10月19日 (月曜日)

規則(EU) 2016/1624の参考訳をWeb公開

規則(EU) 2016/1624の参考訳を法と情報雑誌2巻6号(2017年6月)に掲載して公表した。

ミスタイプや誤訳・訳漏れ等が残存している可能性はあるが,Web公開することにした。

 規則(EU) 2016/1624 [参考訳]
 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/EU_Regulation_2016_1624.pdf

ただし,この参考訳の冒頭部分に明記してあるとおり,翻訳の大前提となる法解釈等は現時点におけるものであり,今後の研究の進展に伴い,将来,何らかの改訂が加えられる可能性がある。後に誤記や誤訳等が発見された場合も同様である。それゆえ,この参考訳を利用する場合には,各自の責任において行い,かつ,必ず原文にあたって検討することを要する。無思慮にコピーして利用した場合の責任は,全てその利用者自身にある。

また,このファイルの内容を引用する場合には,「Web公開版」の参考訳である旨を明記する必要がある。

加えて,原典の所在を示すURLは,2017年6月当時のものである。

この参考訳は,以上のような意味での制約のある専門家向けの参考資料の一種であり,確定訳でも公式訳でもない。

法律上の制限に関しては,著作権法及び関連法令が定めるところに従うものとする。

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2020年10月10日 (土曜日)

INSPIRE指令2007/2/ECの参考訳をWeb公開

INSPIRE指令2007/2/ECの参考訳を法と情報雑誌2巻9号(2017年9月)に掲載して公表した。

ミスタイプや誤訳・訳漏れ等が残存している可能性はあるが,Web公開することにした。

 INSPIRE指令2007/2/EC [参考訳]
 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/EU_Inspire_Directive.pdf

ただし,この参考訳の冒頭部分に明記してあるとおり,翻訳の大前提となる法解釈等は現時点におけるものであり,今後の研究の進展に伴い,将来,何らかの改訂が加えられる可能性がある。後に誤記や誤訳等が発見された場合も同様である。それゆえ,この参考訳を利用する場合には,各自の責任において行い,かつ,必ず原文にあたって検討することを要する。無思慮にコピーして利用した場合の責任は,全てその利用者自身にある。

また,このファイルの内容を引用する場合には,「Web公開版」の参考訳である旨を明記する必要がある。

加えて,原典の所在を示すURLは,2017年9月当時のものである。

この参考訳は,以上のような意味での制約のある専門家向けの参考資料の一種であり,確定訳でも公式訳でもない。

法律上の制限に関しては,著作権法及び関連法令が定めるところに従うものとする。

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2019年1月24日 (木曜日)

EU:Cybersecurity Actの現況

下記の欧州議会のサイトで審議予定が公表されている。

https://oeil.secure.europarl.europa.eu/oeil/popups/ficheprocedure.do?lang=en&reference=2017/0225(OLP)

機関間合意が成立したとのことであり,欧州議会の第1読回を結了して最終的な採択まで至るのは,2019年3月中またはそれ以前になるのではないかと思われる。

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2016年12月25日 (日曜日)

米国:DNCのハッキングにはロシア製のマルウェアが使用されていた?

下記の記事が出ている。

 'DNC hackers' used mobile malware to track Ukrainian artillery – researchers
 Register: 22 December, 2016
 http://www.theregister.co.uk/2016/12/22/android_malware_tracked_ukrainian_artillery/

 The group that hacked the DNC infiltrated Ukrainian artillery units
 CIO: December 22, 2016
 http://www.cio.com/article/3153023/security/the-group-that-hacked-the-dnc-infiltrated-ukrainian-artillery-units.html

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2016年7月30日 (土曜日)

「最後の審判」はあるか?

下記の記事が出ている。

 Will the world end tonight? Conspiracy theorists predict doomsday caused by 'second coming of Jesus Christ' and a magnetic polar flip
 Daily Mail: 29 July, 2016
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3714837/Will-world-end-tonight-Conspiracy-theorists-predict-doomsday-caused-second-coming-Jesus-Christ-coincides-magnetic-polar-flip.html

(余談)

別のシナリオとして,地球の自律的な冷却機能として,火山活動が地球全体で活発になり,大規模な噴煙の噴出と滞留によって太陽光を遮り,全凍結状態が発生するという考え方もある。

この場合,もともと太陽光の届かない深海底に棲息する生物の中のごく一部だけが生き残ることになる。

(余談2)

地球周辺の磁場の変化に関して,人類が数千年にわたって金属資源を採掘し続けてきた影響は全くないと言い切ることができるのだろうか?

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2016年6月12日 (日曜日)

人類が火星に移住した場合,生存し続けることは可能か?

下記の記事が出ている。

 Low gravity and high radiation: Would humans remain human on Mars?
 ars technica: June 11, 2016
 http://arstechnica.com/science/2016/06/low-gravity-and-high-radiation-would-humans-remain-human-on-mars/

私は,生存不可能だろうと思っている。

地球人類は,地球上で生存し続けるしかない。それは,地球環境に適応する組み合わせの遺伝子構造をもった種だけが選択された結果に他ならない。異なる環境下では必ず死滅する。

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2016年3月15日 (火曜日)

倉本一宏『蘇我氏-古代豪族の興亡』

下記の書籍を読んだ。

 倉本一宏
 蘇我氏-古代豪族の興亡
 中公新書(2015/12/20)
 ISBN-13: 978-4121023537

ちょっと深みに欠け,主観的な感情移入が激しすぎるのではないかと思った。

読み物としては面白いし文章も巧みなので,ベストセラーになる理由は非常によくわかる。さすがだと思う。

しかし,学術書ではない。

(余談)

本書とは無関係な素人の感想に過ぎないが,蘇我氏の宗家ではなく分家のような氏族は別の氏族名を有していたかもしれない。

藤原氏については,葛城または葛井との関係を示唆する文献が既に多数ある。

さて,蘇我と葛城とは全く無関係なのだろうか?

『新撰姓氏録』の備考欄にある伝承を丁寧に読み,その伝承の真偽をひとまず置いて形式的な基準に従い名寄せをしていくと,様々な疑問が生じてくる。

仮に伝承それ自体が捏造だったとしても,少なくとも『新撰姓氏録』を編纂した時点ではそのように捏造することに大きな政治的・社会的な意味があったからこそそうしたので,そういう観点から分析し直してみる必要性は極めて大きいと考える。

歴史学から情報学への転換が求められているということなのだろう。

(余談2)

こちらのほうも読んでみた。

 吉村武彦
 蘇我氏の古代
 岩波新書(2015/12/18)
 ISBN-13: 978-4004315766

本書の著者が同じ大学の教授なので身びいきじゃないかと誤解されると困るのでちょっと躊躇してしまったのだけれども,事実として,こちらのほうはれっきとした学術書だと言える。

どちらか一方を読むというのなら,こちらのほうがお勧めと言える。

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2015年12月28日 (月曜日)

エイリアンは実在する?

下記の記事が出ている。

 Aliens, bunny-killing rovers, and a Moon base: What all is NASA “hiding”?
 ars technica: December 27, 2015
 http://arstechnica.com/science/2015/12/aliens-bunny-killing-rovers-and-a-moon-base-what-all-is-nasa-hiding/

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