2022年4月25日 (月曜日)

シベリアの自然火災が放置されている?

下記の記事が出ている。真偽は不明。

 Siberian wildfires burning unchecked because Russian military units which usually fight them are at war
 Independent: 24 April, 2022
 https://www.independent.co.uk/climate-change/siberian-wildfires-climate-crisis-russia-b2063988.html

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2021年11月21日 (日曜日)

EU:加工原料となる農作物の規制を更に強化か?

下記の記事が出ている。

 Explained: How the EU plans to ban products linked to deforestation
 Eurnews: 17 November, 2021
 https://www.euronews.com/2021/11/17/explained-how-the-eu-plans-to-ban-products-linked-to-deforestation

日本国の産業界も全く無関係ではない。

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2019年2月24日 (日曜日)

月刊考古学ジャーナル723号(2019年3月号):特集「平野の地形と遺跡立地」

三省堂の本店で購入し,早速読んでみた。とても勉強になった。

 月刊考古学ジャーナル723号(2019年3月号):特集「平野の地形と遺跡立地」
 http://hokuryukan-ns.co.jp/cms/books/%e8%80%83%e5%8f%a4%e5%ad%a6%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%83%ab%e3%80%802019%e5%b9%b43%e6%9c%88%e5%8f%b7/

特に巻頭言にある指摘は,考古学に携わる研究者だけではなく,ごく普通の国民全体にとって非常に重要な指摘であると思う。

現代の科学技術を総動員すれば,過去にはよくわからなかったことでも明瞭に識別可能な状態になってきていると思う。

企業活動にとっても,この分野への基礎的な投資が(長い目でみれば)大きな損失の回避確率の増加という意味でかなり有益な結果をもたらすことになるだろう。

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2019年1月27日 (日曜日)

季刊考古学146号:特集火山災害考古学の展開

昨日,三省堂の本店で見つけて購入し,早速全部読んだ。非常に勉強になった。

 季刊考古学146号:特集火山災害考古学の展開
 雄山閣(2019年1月25日発売)
 http://www.yuzankaku.co.jp/products/detail.php?product_id=8553

私は東北地方と関東地方のことしかわからないし,現在の住所地に居住するようになってから以降には主に北南東を中心に考えてきたのだが,先史時代だけではなく,歴史時代以降においても,古代から現代に至るまで,関東地方では壊滅的な大災害をもたらす火山噴火があった。その際に噴出された火砕流や火山灰の総量は,とんでもない分量になっていると推定される。

現在,関東地方の平地となっている部分は,火山噴火の際またはその直後に堆積したものだけではなく,その後の長い年月をかけて山地から水流と共に押し流されてきた火山生成物の蓄積によって形成されたもので,それよりも古い時代には,例えば,海であったり,大きな湖沼であったり,河川敷であったりしたところが多いと推定される。無論,地殻の上昇や沈降もある。

それゆえ,現在の地形だけみて防災計画をたてることは,ほとんど無意味な場合がある。

「温故知新」とは少し異なるが,古い時代のことを丁寧に調べることは,実は現在目の前にある事象の本質をより正確に理解するために非常に大事なものであることを常に痛感させられる。大概の人々は,表面的な装いだけを見て評価するのが世の常というものだ。

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2017年9月 7日 (木曜日)

Hurricane Irma

下記の記事が出ている。

 Hurricane Irma: Visual guide
 BBC: 6 September, 2017
 http://www.bbc.com/news/world-latin-america-41172545

「very cold」と書いてある。そのままだとすれば,かなりひどい豪雨被害が発生する危険性がある。

[追記:2017年9月8日]

関連記事を追加する。

 Tropical triple threat: Hurricanes Jose and Katia could join Irma striking land this weekend
 Washington Post: 7 September, 2017
 https://www.washingtonpost.com/news/capital-weather-gang/wp/2017/09/07/tropical-triple-threat-hurricanes-jose-and-katia-could-join-irma-in-striking-land-this-weekend/

[追記:2017年9月9日]

関連記事を追加する。

 Jose, nearing Category 5 status, threatens second blow to islands already hit by Irma
 Washingotn Post: September 9, 2017
 https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2017/09/08/hurricane-jose-threatens-a-second-blow-to-caribbean-islands-devastated-by-irma/

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2017年7月 1日 (土曜日)

米国:連邦政府は,気象変動に関するデータをインターネット上から削除している?

下記の記事が出ている。

The U.S. government is removing scientific data from the internet
ars technica: 1 July, 2017
https://arstechnica.com/video/2017/06/the-u-s-government-is-removing-scientific-data-from-the-internet/

EUではないのでオープンデータ政策との抵触という問題はない。また,連邦政府の政策の変更により,これまでの政策を推進し「ある結論」を誘導させるために必要だったデータがその役割を終えたとみることもできる。

私自身は「CO2温暖化説は誤りである」と主張し続けていた。理論的に成立しない。

気象変動は,もっと別の要因によって説明すべきなのだと考えている。

しかし,学問は自由だ。どのような意見も尊重されるべきだと考える。

それゆえ,それが「CO2温暖化説」を支持するためのデータであるとしても,それ自体としては尊重されるべきだと考える。

しかも,国費を投じて製造されたデータは,国民の共有物であるとも言えるので,そのようなものに対する国民のアクセスは保証されなければならない。

以上のような問題があるが,今後,削除されたデータに代わってどのようなデータが公表されるようになるのかについて非常に興味がある。

自然科学の分野の研究者は,「自分の研究が国家政策の一部であるかもしれない」ということを明確に認識すべきだろう思う。

[追記:2017年7月2日]

関連記事を追加する。

 EPA intends to form “red team” to debate climate science
 ars technica: July 1, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/06/epa-intends-to-form-red-team-to-debate-climate-science/

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2017年5月 1日 (月曜日)

大西洋で有毒藻類が大繁殖?

下記の記事が出ている。

 Toxic algae on the rise as our oceans warm
 ars technica: April 30, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/04/harmful-algal-blooms-occur-more-often-now-that-oceans-are-warming/

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2017年2月 7日 (火曜日)

インダス文明の盛衰は大規模気象変動と関係している?

下記の記事が出ている。

 Dramatic new discoveries illuminate the lost Indus civilization
 ars technnica: February 7, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/02/dramatic-new-discoveries-illuminate-the-lost-indus-civilization/

(余談)

いつも書くことだが,従来の歴史学の大半は,過去においても現在と同じ平均気温と平均湿度と同じ気候だったことを当然の前提にしている。

文学でも同じだ。現在と同じ花が咲き,鳥が囀っていたということを当然の前提としている。

しかし,考古学や古気象学の裏付けなしにそのような前提を採用することは間違っている。

自然環境は常に変化しており,将来どうなるかを予測することなど誰にもできない。

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2017年1月29日 (日曜日)

飛行機で旅をするとどれくらい電磁波を受けることになるか?

下記の記事が出ている。

 NASA study reveals how much radiation REALLY hits you when you travel by plane
 Daily Mail: 28 January, 2017
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4165792/NASA-study-shows-radiation-hits-plane.html

理論的には以前から言われていたことであり,常識に近い。

実証結果が示されたということに意味があるのだろう。

ちなみに,平均値だということには留意しなければならない。

太陽の状態や気象条件等の要素の組み合わせにより,時として,地表近くまで大きな影響が及ぶことがある。つまり,日々刻々と変化する現象だという理解が正しい。

平均値だけで考る能力しかない人々は,かなりレベルが低いと言わざるを得ない。

一定のあり得る範囲内(それでも相当幅の広い範囲内)で,事実を直視して適切に対応する能力を養うことが重要だと思う。そのためには,何よりも広く深い教養の蓄積が重要だ。

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2017年1月21日 (土曜日)

サイバー攻撃か自然災害の一種か?

下記の記事が出ている。

 Most cybersecurity experts are worried about Russian hackers. One says: Look, a squirrel!
 Washington Post: January 18, 2017
 https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2017/01/18/most-cybersecurity-experts-are-worried-about-russian-hackers-one-says-look-a-squirrel/?utm_term=.ba2aac221f28

二者択一的にではなく,その両方の可能性を考え,そして,その混合の場合も考えなければならない。

野生動物を飼い慣らして攻撃用の兵器とし,あるいは,行動パターンを遺伝子に組み込んだミュータントを飼育し,これを自然界に放って増えるのを待つという攻撃もあり得る。

既にそうなっているのではないかと思う。

このようなタイプの攻撃に対しては,条約など何の役にもたたない。

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