2018年5月 5日 (土曜日)

Cambridge Analyticaだけではない

下記の記事が出ている。

 Tales of the scary data lifecycle: Cambridge Analytica and Emerdata
 ZDNet: May 4, 2018
 https://www.zdnet.com/article/tales-of-the-scary-data-lifecycle-cambridge-analytica-and-emerdata/

[追記:2018年5月8日]

関連記事を追加する。

 Information watchdog seeks Cambridge Analytica data
 BBC: 7 May, 2018
 http://www.bbc.com/news/technology-44003853

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2018年4月24日 (火曜日)

Facebookは,利用者の思考の一部を盗み,商売目的で濫用する?

下記の記事が出ている。

 Facebook explored unpicking personalities to target ads
 BBC: 23 April, 2018
 http://www.bbc.com/news/technology-43869911

私が「やめたほうが良い」と助言しても誰も聞かないだろうが・・・要するに,世界規模で奴隷化が進行中だと言える。

GDPRは,プロファイリングを含め,個人データの自動処理による自動的な判定を拒否する権利を定めている。ここで言う「個人データ」とは,個人識別符号だけのことを指すのではなく,理論的には,それらを連携させることによって個人を識別可能とし得る全ての要素のことを指すから,純理論的には全ての種類の情報のことを指す。それゆえ,個人識別符号を基軸として考える個人データ保護の基本的な考え方は,180度転換されなければならない(この点については,「情報社会の素描(2・完)」の中で詳論した)。さて,どういうことになることやら・・・

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2018年4月21日 (土曜日)

GDPRの適用(施行)まであと約1か月

下記の記事が出ている。

 GDPR: Are you ready for the EU's huge data privacy shake-up?
 BBC: 20 April, 2018
 http://www.bbc.com/news/technology-43657546

(余談)

昨年,GDPR参考訳の改訂版を作成した。その前文の部分はKDDI総研のサイトで公表されている。

しかし,自分でも満足できない部分や見落とし部分等があったので,その後,約1年をかけ,関連するEUの法令を網羅的に調べ,考えてきた。

その結果を踏まえ,目下,GDPR参考訳の再訂版を作成中で,その作業はほぼ最終段階に入っている。

この再訂版は,可能な限り完全な訳であり,かつ,普通の翻訳に近いスタイルのものを目指すという方針で全体を見直したものだ。

5月前半中には法と情報雑誌上で公表できるだろうと思う。

それに合わせて5月中に法と情報研究会の公開研究報告会を開催しようとかと準備していたのだが,諸般の事情により,6月30日開催に予定を変更することとなった。

  http://cyberlaw.la.coocan.jp/index2.html

GDPRの適用(施行)の1か月後の時期の開催となったため,GDPRとは関係のないテーマで研究報告しようかとも考えたが,なお思案中。

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2018年4月14日 (土曜日)

Telegram対ロシア政府

下記の記事が出ている。

 “Privacy is not for sale,” Telegram founder says after being banned in Russia
 ars technica: April 14, 2018
 https://arstechnica.com/information-technology/2018/04/privacy-is-not-for-sale-telegram-founder-says-after-being-banned-in-russia/

 After court battle, Russia finally bans Telegram app
 ZDNet: April 13, 2018
 https://www.zdnet.com/article/russia-starts-blocking-telegram-encrypted-chat-app/

[追記:2018年4月14日]

関連記事を追加する。

 Russia to block Telegram app over encryption
 BBC: 13 April, 2018
 http://www.bbc.com/news/technology-43752337

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2018年4月 9日 (月曜日)

韓国:研究者らが殺人ロボットの開発をボイコット

下記の記事が出ている。

 South Korean university boycotted over 'killer robots'
 BBC: 5 April, 2018
 http://www.bbc.com/news/technology-43653648

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2018年4月 1日 (日曜日)

Machine learningのプライバシー問題

下記の記事が出ている。

 Can we teach Machine Learning privacy?
 ZDNet: March 31, 2018
 http://www.zdnet.com/article/can-we-teach-machine-learning-privacy/

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2018年3月28日 (水曜日)

Facebookの利用者は顧客ではなくFacebookのための商売道具であるとの見解

下記の記事が出ている。

 What lies beneath: The things Facebook knows go beyond user data
 ars technica: March 28, 2018
 https://arstechnica.com/information-technology/2018/03/your-facebook-data-archive-wont-really-show-everything-facebook-knows-about-you/

ビジネスモデルそれ自体が,国際的な人権条約,各国の個人データ保護法令及び消費者保護法令に根幹から反するものだという認識をもつことが大事だと思う。

このような場合,「イノベーション」なるものは,人類の敵だ。

Facebookは,潔く,自ら解散すべきだと思う。

日本国においても同様のビジネスモデルに基づく企業が存在する場合,たぶん潔く解散することはないだろうから,関連法令を適用し,強制的に解散させるのが妥当と考える。

[追記:2018年3月29日]

関連記事を追加する。

 Tim Cook says Apple’s customers are not its product, unlike Facebook
 ars technica: March 29, 2018
 https://arstechnica.com/tech-policy/2018/03/tim-cook-says-apples-customers-are-not-its-products-unlike-facebook/

 Can Social Media Be Saved?
 New York Times: March 28, 2018
 https://www.nytimes.com/2018/03/28/technology/social-media-privacy.html

 Sheryl Sandberg: Facebook business chief leans out of spotlight in scandal
 Guardian: 29 March, 2018
 https://www.theguardian.com/technology/2018/mar/29/sheryl-sandberg-facebook-cambridge-analytica

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2018年3月25日 (日曜日)

#deletefacebook

下記の記事が出ている。

 Facebook’s week of shame: the Cambridge Analytica fallout
 Guardian: 24 March, 2018
 https://www.theguardian.com/technology/2018/mar/24/facebook-week-of-shame-data-breach-observer-revelations-zuckerberg-silence

 Elon Muskが自分とSpaceXとTeslaのFacebookページを#deletefacebookに賛同して削除
 TechCrunch: 2018年3月24日
 https://jp.techcrunch.com/2018/03/24/2018-03-23-elon-musk-deletes-own-spacex-and-tesla-facebook-pages-after-deletefacebook/

(余談)

現時点で,「#deletefacebook」は,リトマス紙のような役割を果たすことになっているのではないかと思う。

まともな企業や研究者であれば,そもそもFacebookを使わないのだが,もし使っているとしても,「#deletefacebook」に賛同することになるのではないかと思う。

[追記:2018年3月26日]

関連記事を追加する。

 Facebook accused of massive fraud in new lawsuit filed by Cook County
 ars technica: March 26, 2018
 https://arstechnica.com/tech-policy/2018/03/cook-county-illinois-sues-facebook-and-cambridge-analytica-over-data-breach/

[追記:2018年3月27日]

関連記事を追加する。

 Facebook logs SMS texts and calls, users find as they delete accounts
 Guardian: 26 March, 2018
 https://www.theguardian.com/technology/2018/mar/25/facebook-logs-texts-and-calls-users-find-as-they-delete-accounts-cambridge-analytica

[追記:2018年3月28日]

関連記事を追加する。

 Zuckerberg's refusal to testify before UK MPs 'absolutely astonishing'
 Guardian: 27 March, 2018
 https://www.theguardian.com/technology/2018/mar/27/facebook-mark-zuckerberg-declines-to-appear-before-uk-fake-news-inquiry-mps

 The new technology that aspires to #DeleteFacebook for good
 Washington Post: March 23, 2018
 https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2018/03/23/the-new-technology-that-aspires-to-deletefacebook-for-good/

[追記:2018年3月29日]

関連記事を追加する。

 Cambridge Analytica’s secret coding sauce allegedly leaked
 Naked Security: 28 March, 2018
 https://nakedsecurity.sophos.com/2018/03/28/cambridge-analyticas-secret-coding-sauce-allegedly-leaked/

 FTC goes after Facebook
 Naked Security: 28 March, 2018
 https://nakedsecurity.sophos.com/2018/03/28/ftc-goes-after-facebook/

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2018年3月21日 (水曜日)

ブロックチェーン技術は,秘密投票を確保するための手段となり得るとの見解

下記の記事が出ている。

 Finding a job or saving democracy: Blockchain to the rescue?
 ZDNet: March 20, 2018
 http://www.zdnet.com/article/blockchain-to-the-rescue/

私は,あまり賛成できない。

仮に賛成の立場をとるとした場合であっても,マンマシンインタフェイス部分では(ブロックチェーン技術の強度とは無関係の)ごく普通の脆弱性が存在しているという問題を解決できない限り,あまり意味がないかもしれない。

このことは,ブロックチェーン技術を用いたいわゆる仮想取引の場合でも,その交換所に相当するシステムには,(ブロックチェーン技術の強度とは無関係の)ごく普通の脆弱性が存在しているということを考えると,理解しやすいだろう。

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2018年3月16日 (金曜日)

AI Profiling

下記の記事が出ている。

 Women must act now, or male-designed robots will take over our lives
 Guardian: 13 March, 2018
 https://www.theguardian.com/commentisfree/2018/mar/13/women-robots-ai-male-artificial-intelligence-automation

この記事では主に男女の性差による自動的な差別の問題が指摘されている。

しかし,AI Profilingは、男女の性差以外の全ての種類の差別を自動的かつ高速に助長・促進する危険性が高い。

そのような結果になることについて概括的・未必的な故意が常に肯定され得るので,そのようなシステムの開発者は,いずれ,法的責任を免れない立場に置かれることになるだろう。

特に,データ保護指令95/46/ECにも規則(EC) No 45/2001にもGDPRにもある(プロファイリングを含め)人間の人格的側面に関する自動的な判定(Automated individual decision-making)を拒否する権利,そのような判定がある場合に人間の関与を要求する権利の適用が現時点でも活発に議論されているけれども,今後,ますますもってこの関係の議論が盛んになることだろう。当然のことだと思う。

他方で,AI Profilingは,英米法におけるプライバシーの合理的な期待の範囲を急激に狭め消滅させつつある。合理的な期待が成立しないところにはプライバシーはない。それゆえ,英米法系のプライバシー関連研究者もその観点からの議論を盛んに行っている。

同様に,投資という側面における利益追求のみを考え,社会における公正の観点を欠く株主もまた,会社法の定める有限責任とは全く別に一般的な不法行為法に基づく損害賠償責任を負うことになる時代が必ずやってくる。商法学者は,そのような時代の到来を想定した上で,人類社会全体の公正に反するものである限り,それが根本理論の一部を構成するものであっても,それを放棄し,新たな理論構築をすべきだと思う。

このような規範が,縦割りの特別法的なものではなく,EUの情報関連法令全体における横断的なプロトコルの一種になっているという構造解析は,「情報社会の素描-EUの関連法令を中心として-(1)」の中で,総論として,明確に述べたことだが,今月末に刊行予定の「情報社会の素描-EUの関連法令を中心として-(2・完)」の中では,更に各論的に,「個人データ」の概念に関する発想の転換の必要性があることの論証を試みた。

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