2017年3月19日 (日曜日)

人間の生体脳とコンピュータとの直結がいよいよ現実化?

下記の記事が出ている。

 The Entrepreneur with the $100 Million Plan to Link Brain to Computer
 MIT Technology Journal: March 16, 2017
 https://www.technologyreview.com/s/603771/the-entrepreneur-with-the-100-million-plan-to-link-brains-to-computers/

 As Moore’s law nears its physical limits, a new generation of brain-like computers comes of age in a Stanford lab
 Stanford News: March 13, 2017
 http://news.stanford.edu/2017/03/13/moores-law-ends-brain-like-computers-begin/

 Super humans who are sexier, stronger and smarter will arrive by 2029 as brains begin to fuse with machines, Google expert claims
 Daily Mail: 16 March, 2017
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4319436/Singularity-create-super-humans-Google-expert-claims.html

(余談)

人間の生体脳とコンピュータシステムとが直結すると,人間の生体脳は,IoTの中の「T」の一種となる。

すなわち,「モノ(things)」だ。

「人権」も「人間の尊厳」も全く関係のない世界がやってくることになる。

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2017年3月 9日 (木曜日)

オーストラリア大陸への人類の最初の移動は約5万年前に1つのグループのみによって行われた?

下記の記事が出ている。

 Australia was colonized by a single group 50,000 years ago
 ars technica: March 9, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/03/australia-was-colonized-by-a-single-group-50000-years-ago/

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2017年3月 6日 (月曜日)

夏井高人「アシモフの原則の終焉-ロボット法の可能性-」

下記の論説が刊行された。

 夏井高人
 アシモフの原則の終焉-ロボット法の可能性-
 法律論叢89巻4・5号175~212頁

目次構成は以下のとおり。

 1 はじめに
 2 ロボット法学
 3 考察・適用可能性
 3.1 損害賠償責任
 3.2 知的財産権
 3.3 契約
 3.4 刑事責任
 4 まとめ

※ 法律論叢は,明治大学法学部事務室(駿河台校舎)で購入することができる。

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2017年2月19日 (日曜日)

バイオテロリズム

下記のビデオ記事が出ている。

 Bio-terrorism could kill 30 million people in a year, says Bill Gates – video
 Guardian: 18 February, 2017
 https://www.theguardian.com/technology/video/2017/feb/18/bio-terrorism-could-kill-30-million-people-in-a-year-says-bill-gates-video

この問題については,既に「サイバー犯罪の研究」の中でも何度か触れてきたし,その危険性について警告してきた。しかし,その防止のためには,世界規模での医薬品企業に対する大幅な制約・規制を伴うことが不可避なので,どの政府も公式には何らの対処もしないし,今後も何もしないと思われる。

「世の中,錢や!」という価値観が支配的である以上,どうにもならない。

また,このバイオの問題は,サイバネティクス法としてのサイバー法の重要な構成要素となっている。このことも既に何度も力説してきたことだ。しかし,それを理解する法学研究者が非常に乏しいというのが現状のようだし,そのような状況は今後も変わらないだろう。

単純に,「これまで学んできたことの大部分は,実は何の根拠もない夢想または願望または期待のようなものに過ぎないのであり,法学としては無意味だった」と認め,過去に授与された学位や名誉や権威等を全部ゼロにリセットした上で,新たに基礎から勉強しなおすだけで済むことなのだけれども,それができない。

法学以外の分野においても,基本的には全部同じだ。

だから,人類は,悲惨な未来を避けることができない。

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2017年2月15日 (水曜日)

遺伝子治療が本格化

下記の記事が出ている。

 Genome-edited humans get green light from expert panel
 ars technica: February, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/02/science-experts-endorse-genetically-editing-humans/

軍事及び諜報活動においては平時の倫理基準など全く適用されない。

その結果,このような技術の開発により,兵士のサイボーグ化またはミュータント化が急速に進むことになると予測される。通常の人間は決して勝つことができないので,オリンピックの優勝者も全てそのようなサイボーグやミュータントによって占拠されることになり,普通の人間が存在する意味が喪失することになる。おそらく,政治家や官僚や裁判官や企業経営者もそのようなものとなることだろう。

「人間の尊厳」を議論することそれ自体がその意味を失ってしまった。

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2017年2月10日 (金曜日)

生体脳ハッキングが更に高度化?

下記の記事が出ている。

 The race to hack our brain, and save humanity could get a little more interesting next month
 News.com AU: January 27, 2017
 http://www.news.com.au/technology/science/evolution/the-race-to-hack-our-brain-and-save-humanity-could-get-a-little-more-interesting-next-month/news-story/b448ff9bc5be9f4e90a26d586c979040

 In not-too-distant future, brain hackers could steal your deepest secrets
 ars technica: February 1, 2017
 https://arstechnica.com/security/2017/01/in-not-too-distant-future-brain-hackers-could-steal-your-deepest-secrets/

そう遠くない将来,「自由意思は証明できない」という時代が確実にやってくる。

法哲学及び法解釈学は,根本的なところで全面入れ替えをしなければならない。

人類の過去の文化的・思想的な遺産が全て反故にされる時代が到来するのだ。

(余談的例題)

1 人間の自由意思を前提とする「創作」という概念抜きで著作法を維持することは可能か?

2 人間の自由意思を前提とする「発明」という概念抜きで特許法を維持することは可能か?

上記の余談的例題は,実は,AIとの関係では現実に目の前にある法解釈論の一部だ。

この例題をきちんと読んで考えればすぐに理解できるように,従来の通説が立脚していたほぼ全ての法哲学的基盤が消滅しつつあるということを正しく認識し理解することが大事だと考える。

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2017年1月28日 (土曜日)

ブタか? ヒトか?

下記の記事が出ている。

 Pig-human hybrid brings us closer to barnyard organ factories
 ars technica: January 28, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/01/pig-human-hybrid-brings-us-closer-to-barnyard-organ-factories/

この問題についてはずっと考えてきた。

私は雑種説だ。

しかし,産業界はそう思っていない。

例えば,サントリーは,バラ科植物にスミレ科植物の遺伝子を組み込んだ雑種について,雑種ではなくバラだと言い張り続けている。私は,バラではなくバラとスミレの雑種であり,バラとして販売することはできないと考えている。同様の例として,ランとツユクサの雑種もある。これらについては既に詳細な論文を書いて公表してある。

同じような問題は,上記の記事のブタとヒトの雑種でも起きることになるだろう。

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2017年1月21日 (土曜日)

サイバー攻撃か自然災害の一種か?

下記の記事が出ている。

 Most cybersecurity experts are worried about Russian hackers. One says: Look, a squirrel!
 Washington Post: January 18, 2017
 https://www.washingtonpost.com/news/the-switch/wp/2017/01/18/most-cybersecurity-experts-are-worried-about-russian-hackers-one-says-look-a-squirrel/?utm_term=.ba2aac221f28

二者択一的にではなく,その両方の可能性を考え,そして,その混合の場合も考えなければならない。

野生動物を飼い慣らして攻撃用の兵器とし,あるいは,行動パターンを遺伝子に組み込んだミュータントを飼育し,これを自然界に放って増えるのを待つという攻撃もあり得る。

既にそうなっているのではないかと思う。

このようなタイプの攻撃に対しては,条約など何の役にもたたない。

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2017年1月19日 (木曜日)

Macに新たなスパイウェア-最先端のバイオ技術を奪い取るためのもの?

下記の記事が出ている。

 New Mac Malware Uses Ancient Code to Spy on Biotech Firms
 infoSecurity: 18 January, 2017
 https://www.infosecurity-magazine.com/news/new-mac-malware-uses-ancient-code/

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2017年1月13日 (金曜日)

大麻成分の薬効に関する科学論文がめじろ押し?

下記の記事が出ている。

 Massive scientific report on marijuana confirms medical benefits
 ars technica: January 13, 2017
 http://arstechnica.com/science/2017/01/massive-scientific-report-on-marijuana-confirms-medical-benefits/

世界の趨勢としては,医師による処方のような一定の管理の下で合法化されるようになることが確実ではないかと思う。

どんな医薬品にも必ず副作用がある。全く無害の医薬品は1種も存在しない。要するに,どうやれば合理的な管理が可能かを考えることが大事なのだと思う。

なお,長年にわたり検討を重ねてきたが,結局,もともと石油化学製品である人工繊維に対する脅威を法的に排除するという特定の大企業だけを保護するという特殊な産業政策が根底にあったのだろうと思う。現実に,大麻草の栽培禁止によって,農民が自前で繊維を得るための手段が失われてしまったし,大麻繊維の栽培・販売によって生計をたてていた農家の多くが滅び去った。

より抽象化して考えると,現代の産業社会は,人々の自活能力(=サバイバル能力)を極限まで衰退させるという政策の上に成り立っている。

しかし,化石燃料ではない再生可能な原料によって社会を再構築しようとするのであれば,大麻草に限らず,古来使われ,改良を重ねられてきた植物資源の利用を本気で考えるべきだろうと思う。

地下資源である原油や石炭が枯渇すれば,どっちみち,現在あるような化学工業は物理的に消滅することになる。

石油は,様々な重要な化学物質を生成する上でも非常に重要な資源となっているので,それを大量生産品である消費財の原料として用いることをやめる時期に来ているのだと思う。

衣類の素材は,植物の繊維や羊毛等によってまかなわれるような社会にすべきだろう。

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