2023年3月 1日 (水曜日)

昆虫食拒絶騒動

いろいろと報道されている。

日本国においては,古くから,伝統的に,イナゴの佃煮を食べてきた。イナゴの佃煮を食する地域はかなり広い。

イナゴの佃煮は,エビの佃煮とほとんど同じ食感・風味・栄養のものと言ってよい。要するに,佃煮の一種だ。

農薬を使っている田圃で採取されたイナゴの場合には残留農薬の問題はあるが,養殖のエビではもっと汚染されているし,普通の海洋の汚染も無視して良いレベルだとは到底言えないので,個別の事象だけとらえて評論するのは間違っている。

ちなみに,イナゴの仲間とコオロギの仲間が同じバッタの仲間の昆虫の一種であることは言うまでもない。

地球全体の全生物と全生態系を念頭に置いて議論すべきことだと思う。

このような類のことを考える場合,本来は各人の自由であるべき主観的感情や個人的嗜好に過ぎないものをあたかも正義であるかのごとく他人に押し付けるような演繹法的な非難の類に終始するのではなく,逆に,全ての生物種を念頭に置き,網羅的な素材検討を踏まえた帰納法的思考に基づく論理抽出が必須だと思っている。

見た目の問題だけで言えば,昆虫の外見を嫌悪するかどうかは各人の自由なのだが,普通に食べている甲殻類の生きた姿を知れば卒倒してしまうことがあり得るのにそうならないとすれば,それも無知の一種であり得るのではないかと思う。
そもそも表層的な外見だけでものごとを判断することそれ自体が間違っている。
例えば,「とても綺麗な花を咲かせる植物には刺があったり毒があったりすることがある」ということも知るべきだと思う。
他方において,非常に多彩なタイプが存在する仮面ライダーの顔を不気味または怖いと感ずる人がいるかもしれないが,昆虫の顔面をモデルにしたと言われている頭部をもつ仮面ライダーのファンやマニアは全国にかなり多数存在する。
好みの問題は,各人の完全な自由の領域に属する。

なお,イナゴの佃煮を食べること含め,昆虫食を嫌悪することは,差別やいじめに直結することなので,禁忌と考えるべきだろう。

また,イナゴの佃煮の存在を知らない場合,そのことが,単なる無知・無教養の一種であるか,または,知性の貧困・食経験の貧困の一種であり得ることは,全く疑いのないところである。

例えば,貧困や差別的偏見のために多種多様な食を経験することができず,非常に偏った意見しか形成できないことは遺憾なことではある。
ただし,今後,日本国全体の貧困が進むと,そのような食経験の乏しさに起因する偏見や差別が助長される危険性はあり得る。

衣食足りて礼節を知る。

 

***

日本国において古くから利用されてきた昆虫食は,イナゴ佃煮だけではない。

例えば,蜂の子(スズメバチの幼虫)は美味とされており,熱狂的な愛好家がおり,観光土産品として缶詰などが売られてきた。

テキーラの中には瓶底に芋虫が沈められている種類のものがある。サボテンの仲間を食する昆虫の幼虫とのことで,珍味として知られている。

 

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2023年2月28日 (火曜日)

COVID-19の起源に関する諸説

下記の記事が出ている。

 Lab Leak Most Likely Caused Pandemic, Energy Dept. Says
 New York Times: February 26, 2023
 https://www.nytimes.com/2023/02/26/us/politics/china-lab-leak-coronavirus-pandemic.html

あくまでも一般論だが,現実には,遺伝子編集技術の応用により,様々な新型ウイルスや細菌を人工的に製造可能な状態となっている。

そのような新型ウイルスや細菌の中には穀類・野菜・家畜等の人間の食料源に感染するタイプのものも含まれる。それらの新型ウイルスや細菌は,相手国の食料生産に打撃を与え,抗戦能力を大幅に低減させることのできる生物化学兵器となり得る。

人類全滅の日が近いかもしれない。

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2023年2月 3日 (金曜日)

英国:蝶の仲間の昆虫種の約半分が絶滅の危機

下記の記事が出ている。

 Half of Britain’s butterfly species at risk of extinction
 The Times: February 03 2023
 https://www.thetimes.co.uk/article/half-of-britains-butterfly-species-at-risk-of-extinction-5d23h50nm

 

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2023年1月29日 (日曜日)

脳インターフェイス

下記の記事が出ている。

 脳インターフェイスで「分速62語」の新記録、自然な会話に近づく
 MIT Technology Review: 2023年1月27日
 https://www.technologyreview.jp/s/297458/an-als-patient-set-a-record-for-communicating-via-a-brain-implant-62-words-per-minute/

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2022年12月17日 (土曜日)

太古のウイルスを復活させる研究?

下記の記事が出ている。

 Russian research into prehistoric viruses sparks fears of new pandemic
 The Times: December 16, 2022
 https://www.thetimes.co.uk/article/russian-research-into-prehistoric-viruses-sparks-fears-of-new-pandemic-ftv9b86qk

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2022年12月 9日 (金曜日)

柿などの果実の奇形

除草剤が影響しているという可能性を排除してはならない。無論,人間の体内にある受精卵への影響も心配だ。

山羊に食べさせる除草が一番良い。

 

 

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2022年11月20日 (日曜日)

過失による加害的言論攻撃を自覚できない低レベル脳の者にはどう対処すべきか?

現代の不法行為理論や犯罪理論の大部分は,故意による行動を基本として設計されている。

しかし,故意により行動計画を設計し,正確に実行できるのは,ごくごく少数に属する極めて高度な知能の持ち主だけというのが真理だ。

本当は,過失またはほとんど過失の場合ばかりだ。

近代の理想主義的な人間観が真理を歪めてしまった最悪の例の1つだと言える。

過失の場合,(故意ではないので)当の本人に「罪の意識」のようなものがないのはむしろ当たり前のことだと言える。

今後の法哲学は,このことを踏まえ,近代的な人間観を全否定し,「誤認するのがデフォルト」という前提で基本理論を構築すべきだろう。

つまり,プラトンの理想との惜別が必要になる。

観念の過剰は廃棄されなければならない。

あくまでも一般論だが,以上のように考える。

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2022年10月25日 (火曜日)

黒海のロシア艦隊の活動によりイルカが大量死?

下記の記事が出ている。

 Sonar from Russian ships killing Black Sea dolphins
 October 25, 2022
 https://www.thetimes.co.uk/article/sonar-from-russian-ships-killing-black-sea-dolphins-dk5szxh05

ロシア軍がやっていることは,ウクライナの人々,文化,歴史の破壊だけではない。自然環境と野生動植物を抹殺し続けている。

そのような面における教育を受けている者がかなり乏しいので,誰もわからないまま,殺し,抹殺し,破壊し続けているのだろうと思う。

そのことの結果の恐ろしさもほとんど知らないので,平気で核兵器を使うことになるだろう。

無知は罪だ。

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2022年5月22日 (日曜日)

Twelve Monkeys

既に何度か書いたことではあるが・・・示唆的かつ現実的な映画だと思う。

 

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2022年5月12日 (木曜日)

環境犯罪

下記の記事が出ている。

 Ecology officials report 200 environmental crimes already committed by Russian invaders in Ukraine
 ukrinform: 11 May, 2022
 https://www.ukrinform.net/rubric-ato/3480886-ecology-officials-report-200-environmental-crimes-already-committed-in-ukraine-by-russian-invaders.html

[追記:2022年5月13日]

関連記事を追加する。

 Khortytsia’s wildlife area hit with Russian missile
 ukrinform: 12 May, 2022
 https://www.ukrinform.net/rubric-ato/3481764-khortytsias-wildlife-area-hit-with-russian-missile.html

[追記:2022年5月29日]

関連記事を追加する。

 Environmental damage Russians inflicted on Luhansk region stands at over $1B
 ukrinform: 29 May, 2022
 https://www.ukrinform.net/rubric-ato/3494794-environmental-damage-caused-by-russian-war-to-luhansk-region-stands-at-over-1b.html

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