2017年4月 8日 (土曜日)

蜂蜜のボツリヌス

常識だと思っていたら,そうでもないらしい,事件報道があったのでちょっと調べてみた。ちゃんと警告が出ている。

 乳児ボツリヌス症
 iDWR: 2001年第46週(11月12日~16日)掲載
 http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k01_g3/k01_46/k01_46.html

しかし,問題はそれだけではないかもしれない。

私が思うには,騙されやすい高齢者の中にも同じ原因による死亡例がかなり多数あるのではないかと想像する。

たまに食べるくらいなら何も問題がないのだが,その手の口コミなどを信じて凝り固まっている高齢者の場合,毎日,かなり大量に摂取することがあるからだ。

当然,リスクが高まる。

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2017年4月 2日 (日曜日)

Rigor Mortis

下記の記事が出ている。

 How sloppy science creates worthless cures and wastes billions
 ars technica: April 1, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/04/how-sloppy-science-creates-worthless-cures-and-wastes-billions/

この記事にある書籍についてAmazonで調べてみたところ,日本国内ではまだ販売されておらず,予約注文の扱いになっていたので,早速予約した。

おそらく,予想したとおりの内容の書籍だろうと思う。大概のことは既に知っているので,新規の知見は得られないと思っているけれども,こういう書籍が刊行されるという事実に着目したい。

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2017年3月28日 (火曜日)

ソメイヨシノの起源

DNA解析による研究成果としては下記のものをWeb上で読むことができる。

 中村郁郎・土屋有沙・高橋弘子・真壁壮(千葉大学大学院園芸学研究科)
 ‘ソメイヨシノ’の起源を解明-‘ソメイヨシノ’が人為的に育種され、原木候補を示唆する証拠を発見した-
 日本育種学会2015年春季大会(127回)
 https://www.nacos.com/jsb/06/06PDF/127th_307.pdf

この論文が最新の知見を示すものと考えられる。

江戸時代には既に鼠の複雑な交配による新品種の作出が行われていたくらいなので,植物に関してはもっと複雑な交配が行われていた可能性が極めて高い。

この中村郁郎氏らの見解が出る前のものとしては,下記のものが代表的なものだったのではないかと思う。

 印南秀樹・寺内良平・宮下直彦
 DNAフィンガープリティングによる,ソメイヨシノ(Prunus yedoensis)の種内変異とその起源に関する研究
 遺伝学雑誌70巻・ 2号, p.185-196(1995-04)
 http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010522351

なお,一般向けに書かれたものとしては,下記のサイトの論説が参考になる。

 ソメイヨシノの起源について
 http://www2.odn.ne.jp/had26900/topics_&_items2/someiyoshino.htm

いずれにしても江戸時代の日本における交配起源説を支持するもので,私見としても,日本の桜品種のほぼ全てが交配品の子孫だろうと思っている。

サクラに限らず,現在みることのできる植物の非常に多くが江戸時代以降の交配による園芸品種の子孫なのであり,完全な野生種は極めて少ない。

なお,他の国には別の見解を信じている人々もある。しかし,英語や日本語の論文を正確に読むことのできない人々をなじっても仕方のないことなので,批判はしない。

そのようにして夢想の中で生き,そして,寿命が来たら平和に死ぬことができるのだとすれば,それはそれで幸福というものであろう。

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2017年3月19日 (日曜日)

人間の生体脳とコンピュータとの直結がいよいよ現実化?

下記の記事が出ている。

 The Entrepreneur with the $100 Million Plan to Link Brain to Computer
 MIT Technology Journal: March 16, 2017
 https://www.technologyreview.com/s/603771/the-entrepreneur-with-the-100-million-plan-to-link-brains-to-computers/

 As Moore’s law nears its physical limits, a new generation of brain-like computers comes of age in a Stanford lab
 Stanford News: March 13, 2017
 http://news.stanford.edu/2017/03/13/moores-law-ends-brain-like-computers-begin/

 Super humans who are sexier, stronger and smarter will arrive by 2029 as brains begin to fuse with machines, Google expert claims
 Daily Mail: 16 March, 2017
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4319436/Singularity-create-super-humans-Google-expert-claims.html

(余談)

人間の生体脳とコンピュータシステムとが直結すると,人間の生体脳は,IoTの中の「T」の一種となる。

すなわち,「モノ(things)」だ。

「人権」も「人間の尊厳」も全く関係のない世界がやってくることになる。

[追記:2017年3月27日]

関連記事を追加する。

 Analysis of meta-analyses identifies where sciences’ real problems lie
 ars technica: March 25, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/03/bias-in-science-small-samples-isolated-scientists-and-dodgy-individuals/

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2017年3月 9日 (木曜日)

オーストラリア大陸への人類の最初の移動は約5万年前に1つのグループのみによって行われた?

下記の記事が出ている。

 Australia was colonized by a single group 50,000 years ago
 ars technica: March 9, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/03/australia-was-colonized-by-a-single-group-50000-years-ago/

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2017年3月 6日 (月曜日)

夏井高人「アシモフの原則の終焉-ロボット法の可能性-」

下記の論説が刊行された。

 夏井高人
 アシモフの原則の終焉-ロボット法の可能性-
 法律論叢89巻4・5号175~212頁

目次構成は以下のとおり。

 1 はじめに
 2 ロボット法学
 3 考察・適用可能性
 3.1 損害賠償責任
 3.2 知的財産権
 3.3 契約
 3.4 刑事責任
 4 まとめ

※ 法律論叢は,明治大学法学部事務室(駿河台校舎)で購入することができる。

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2017年2月19日 (日曜日)

バイオテロリズム

下記のビデオ記事が出ている。

 Bio-terrorism could kill 30 million people in a year, says Bill Gates – video
 Guardian: 18 February, 2017
 https://www.theguardian.com/technology/video/2017/feb/18/bio-terrorism-could-kill-30-million-people-in-a-year-says-bill-gates-video

この問題については,既に「サイバー犯罪の研究」の中でも何度か触れてきたし,その危険性について警告してきた。しかし,その防止のためには,世界規模での医薬品企業に対する大幅な制約・規制を伴うことが不可避なので,どの政府も公式には何らの対処もしないし,今後も何もしないと思われる。

「世の中,錢や!」という価値観が支配的である以上,どうにもならない。

また,このバイオの問題は,サイバネティクス法としてのサイバー法の重要な構成要素となっている。このことも既に何度も力説してきたことだ。しかし,それを理解する法学研究者が非常に乏しいというのが現状のようだし,そのような状況は今後も変わらないだろう。

単純に,「これまで学んできたことの大部分は,実は何の根拠もない夢想または願望または期待のようなものに過ぎないのであり,法学としては無意味だった」と認め,過去に授与された学位や名誉や権威等を全部ゼロにリセットした上で,新たに基礎から勉強しなおすだけで済むことなのだけれども,それができない。

法学以外の分野においても,基本的には全部同じだ。

だから,人類は,悲惨な未来を避けることができない。

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2017年2月15日 (水曜日)

遺伝子治療が本格化

下記の記事が出ている。

 Genome-edited humans get green light from expert panel
 ars technica: February, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/02/science-experts-endorse-genetically-editing-humans/

軍事及び諜報活動においては平時の倫理基準など全く適用されない。

その結果,このような技術の開発により,兵士のサイボーグ化またはミュータント化が急速に進むことになると予測される。通常の人間は決して勝つことができないので,オリンピックの優勝者も全てそのようなサイボーグやミュータントによって占拠されることになり,普通の人間が存在する意味が喪失することになる。おそらく,政治家や官僚や裁判官や企業経営者もそのようなものとなることだろう。

「人間の尊厳」を議論することそれ自体がその意味を失ってしまった。

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2017年2月10日 (金曜日)

生体脳ハッキングが更に高度化?

下記の記事が出ている。

 The race to hack our brain, and save humanity could get a little more interesting next month
 News.com AU: January 27, 2017
 http://www.news.com.au/technology/science/evolution/the-race-to-hack-our-brain-and-save-humanity-could-get-a-little-more-interesting-next-month/news-story/b448ff9bc5be9f4e90a26d586c979040

 In not-too-distant future, brain hackers could steal your deepest secrets
 ars technica: February 1, 2017
 https://arstechnica.com/security/2017/01/in-not-too-distant-future-brain-hackers-could-steal-your-deepest-secrets/

そう遠くない将来,「自由意思は証明できない」という時代が確実にやってくる。

法哲学及び法解釈学は,根本的なところで全面入れ替えをしなければならない。

人類の過去の文化的・思想的な遺産が全て反故にされる時代が到来するのだ。

(余談的例題)

1 人間の自由意思を前提とする「創作」という概念抜きで著作法を維持することは可能か?

2 人間の自由意思を前提とする「発明」という概念抜きで特許法を維持することは可能か?

上記の余談的例題は,実は,AIとの関係では現実に目の前にある法解釈論の一部だ。

この例題をきちんと読んで考えればすぐに理解できるように,従来の通説が立脚していたほぼ全ての法哲学的基盤が消滅しつつあるということを正しく認識し理解することが大事だと考える。

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2017年1月28日 (土曜日)

ブタか? ヒトか?

下記の記事が出ている。

 Pig-human hybrid brings us closer to barnyard organ factories
 ars technica: January 28, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/01/pig-human-hybrid-brings-us-closer-to-barnyard-organ-factories/

この問題についてはずっと考えてきた。

私は雑種説だ。

しかし,産業界はそう思っていない。

例えば,サントリーは,バラ科植物にスミレ科植物の遺伝子を組み込んだ雑種について,雑種ではなくバラだと言い張り続けている。私は,バラではなくバラとスミレの雑種であり,バラとして販売することはできないと考えている。同様の例として,ランとツユクサの雑種もある。これらについては既に詳細な論文を書いて公表してある。

同じような問題は,上記の記事のブタとヒトの雑種でも起きることになるだろう。

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