2018年1月17日 (水曜日)

アイスランドのJonatan

下記の記事が出ている。

 DNA from an escaped slave who ended up in Iceland ID’d in his descendants
 ars technica: January 17, 2018
 https://arstechnica.com/science/2018/01/researchers-piece-together-a-200-year-old-genome-using-descendents-dna/

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2018年1月16日 (火曜日)

夏井高人「医疾令の本草」

明治大学法学部の紀要である法律論叢に下記の論文が掲載された。

 夏井高人
 医疾令の本草
 法律論叢90巻2・3号317~369頁(2018年1月)

この論文を書くために3年ほどの時間をかけた。しかし,この程度のものしか書けなかった。自分の実力のなさを嘆く。

この論文の目次構成は,以下のとおり。

***

1 はじめに
2 医疾令施行当時に利用可能な本草書
 2.1 本草書の存在
 2.2 『本草集注』に収録されている主要な草の類
3 木簡史料との照合
4 医疾令施行当時に生きた植物として実在可能な本草
 4.1 植物種の同定
 4.2 植物種の同定からの示唆
5 正倉院保存資料の検討
 5.1 「種々薬帳」に記載された本草名
 5.2 現代における調査結果
6 考察
 6.1 薬用ではない植物
 6.2 中国からの輸入書籍の写本と推定すべき木簡
 6.2.1 木簡①について
 6.2.2 木簡②について
 6.2.3 木簡③について
 6.2.4 木簡④について
 6.2.5 木簡⑤について
 6.3 荷札と推定される木簡の評価
7 まとめに代えて-検討結果による示唆

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2018年1月 5日 (金曜日)

EU:昆虫由来製品に関する規則2017/2468及び規則2017/2469

下記の記事が出ている。

 EU to authorize insect-derived products as novel foods
 Feedstuffs: January 4, 2018
 http://www.feedstuffs.com/news/eu-authorize-insect-derived-products-novel-foods

規則の原文は,下記のところにある。

 http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=CELEX:32017R2468

 http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=CELEX:32017R2469

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2017年12月31日 (日曜日)

lethal virus

下記の記事が出ている。

 US lifts ban on lethal virus experiments despite security risks
 BBC: 20 December, 2017
 http://www.bbc.com/news/world-us-canada-42426548

 A Federal Ban on Making Lethal Viruses Is Lifted
 New York Times: December 19, 2017
 https://www.nytimes.com/2017/12/19/health/lethal-viruses-nih.html

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2017年12月 4日 (月曜日)

大規模畜産経営は重大な岐路に立っている?

下記の記事が出ている。

 Big Ag + Big Pharma = Big Problems
 ars technica: December 4, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/12/big-ag-big-pharma-big-problems/

抗生物質の使用制限に服するとすれば,大規模経営は無理だ。しかし,消費者の健康には大いに寄与することになる。大量供給ができなくなるので,過食による肥満も減少する。

抗生物質の使用制限を無視するとすれば,耐性菌の更なる進化によるスーパーバグの登場により,畜産界全体が壊滅してしまうことを避けられない。その間,消費者の健康は,残留抗生物質によって蝕まれ続け,平均寿命が短くなり,ガンの発生が増加するかもしれない。

要するに,大量生産により製造した製品を大量に販売して超リッチになるという経済モデルを捨てるべき時がきたということになるのだろう。

しかし,それを捨てることができないというのも人間なので,結局,人類は,このような側面においても絶滅寸前であると言える。

(余談)

WHO等の文書において懸念されているのは,家畜に寄生する病原菌の中に超スーパーバグが出現し,世界規模でほぼ全滅的な畜産業の崩壊が発生する危険性だけではない。

食肉の中に残留する抗生物質の影響により,人間に寄生する病原菌の中にも超スーパーバグが出現することが懸念されているのである。

それゆえ,現実に世界規模の畜産業崩壊が発生する時点では,同時に,人類全体がそのような運命に直面しているということにもなる。

しかし,それでもなお,人類は,欲望を捨てることができないだろう。

そこで,脳に特殊な電磁波を照射することにより,現実には何も食べていなくても美味しい肉類をたらふく食べたたのと同じような気持ちにさせるというような錯覚を強制的に惹起させて,多数の者の欲望を充足させる方法が開発されるようになるかもしれない。

人間の欲望のほぼ全ては,脳内の作用によるものであるので,脳内の信号処理を人為的に操作すれば,性欲や名誉欲や金銭欲や権力欲等を含め,ほぼ全ての種類の欲望を脳的に充足させることができるのである。

その意味では,人類は,涅槃に達するための現実の手段を手にしつつあるとも言い得る。

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2017年12月 3日 (日曜日)

人間のクズ

私は,ときどき,「人間のクズ」という表現を用いることがある。

「クズ」とは,「屑」のことではない。「葛」のことである。

「葛」は,マメ科の植物であり,非常に強健なのだが,他の樹木にからまって生きているツル性の植物で,からまる相手がいないと地面を這うしかなく,昆虫等の小動物の餌食となってたちまち衰退してしまう奇妙な植物だ。

「葛」の学名は,「Pueraria montana (Loureiro) Merrill」である。

しかし,実際には,亜種や変種のようなものが多数あるので,一群の複合体(complex)として理解するのが妥当そうだ。

私見によれば,古代からの選抜・栽培による様々な品種の複合体であり,野生種が生存しているわけではないと考えるのが最も妥当である。

いずれにしても,もし自分が植物であるのだとすれば,枯れかかった他の巨木にしがみついて生きるのではなく,仮に見栄えが悪かろうと良かろうとそんなことはお構いなしに,自力で直立する植物でありたいものだと思う。

(余談)

山野に生えている植物の全てが野生種だという前提に立つ限り,現在の段階における生物多様性の概念は,基本的に誤っているのだろうと思う。

本当は,何千年もの歴史の中で人類が選抜・栽培した人工的な多様な品種がどうにかこうにか生き残っている場合が多いと考えるほうが妥当な場合が多い。

これは,遺伝子ベースの研究にも大きな影響を与える。

なぜならば,遺伝子ベースの研究においても,山野に生えている植物の全てが野生種であるという架空の前提を絶対のものとした上で,平均的な突然変化率を想定して遺伝子上の分岐点を想定しているからだ。

しかし,真実はきっと異なる。

自然界に野生で存在しているように見える植物のかなり多くのものが,実は,古代において(選抜及び交配により)開発された人工的な品種の生き残りなのだろうと思う。

だから,品種の分化が著しいのだ。

(余談)

「クズ」の語源には諸説あり,神話的な地名起源説が比較的有力なのではないかと思う。

しかし,私は,非常に疑問に思っている。たぶん,後世のこじつけの一種なのであろう。

ところで,「葛」の中国語の音の中に「クズ」はない。

しかし,「葛」の漢音を「カツ」と誤読した音写のようなものが長い間に「クズ」に転じたものと推定することは可能だ。

諸葛亮(孔明)の「葛」の現代中国音も「カツ」ではないが,日本では,古来,「カツ」と読まれてきた。それに似た音が古音として存在していたのかもしれない。

また,漢音の古音が「グドゥ」のような音であったかもしれないとも考えられる。もしそうであるとすれば,その場合でも,「グドゥ」→「グズ」→「クズ」への変化が容易に発生し得る。

この点に関する専門家によって丁寧な検証が行われるべきだろう。

一般に,従来は日本語起源と思われてきた植物名(和名)の中には,輸入した本草書等の中国名からの音写のようなものが起源になっていると仮定すると,かなりすんなりと説明できてきしまうものが多数あることに気づいた。

[このブログ内の関連記事]

 消費者庁:太田胃酸などの葛の花由来イソフラボンを機能性関与成分とする機能性表示食品の販売事業者16社に対する景品表示法に基づく措置命令
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-e20f.html

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2017年12月 2日 (土曜日)

完全に新たなDNA的な化学物質の人工合成

下記の記事が出ている。

 Life, but not as we know it
 ars technica: December 2, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/12/life-but-not-as-we-know-it/

(余談)

いずれ任意のアミノ酸配列を自由自在に組み合わせた化学物質を量産できる時代が来る。法的には生命と製造物との区別が全くなくなることになる(EUの製造物責任法では現在でも既に一次農水産品を製造物としているが,人工的に製造されるDNA製品がこれに含まれるか否かは不明)。

そして,特定の遺伝子型をもつ人々だけに寄生する特殊な微細生物を人工的に製造するこrとも可能となる。

世界各国で同時に同じような研究が開始されることだろうし,それぞれの国が仮想敵国の支配階層に特有の遺伝子型を想定してそのようなタイプの遺伝子型をもつ者に寄生する微細人工生物を生物兵器として製造し合うことになるだろうから,結局,全てのタイプの人類に寄生する人工微細生物が揃うという結果になり,最終的には,それらによって人類が滅びることになるかもしれない。それは,かなり近い将来のことであり得る。

学術上のカテゴリの問題としては,このような人工微細生物もサイバネティクスの一種なので,論理的な意味におけるロボット(オートマトン)の一種だ。しかし,産業用ロボットや人工知能研究の関係者の中でイノベーションにより起業しリッチになることを主要な目的として研究開発に従事するような人々にとっては,人工生命体をロボットの一種として扱うことには(研究開発のイメージ低下を招き,集金可能性の低下を招く危険性があるため)忌避的だ。このことから,逆に,生命体もサイバネティクスであることを積極的に承認するかどうかを,「単なる金の亡者に過ぎない者であるかどうか」を明確に識別するためのリトマス紙または踏み絵として用いることができることを理解することができる。

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2017年10月 2日 (月曜日)

DNA解析が進んだ結果,人類史が更に書き替えられるかもしれないことに・・・?

下記の記事が出ている。

 DNA from old skeleton suggests humanity’s been here longer than we thought
 ars technica: October 1, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/10/dna-from-old-skeleton-suggests-humanitys-been-here-longer-than-we-thought/

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2017年8月17日 (木曜日)

Candida auris

下記の記事が出ている。

 Deadly drug-resistant fungus sparks outbreaks in UK—and it’s stalking US
 ars technica: August 17, 2017
 https://arstechnica.com/science/2017/08/deadly-drug-resistant-fungus-sparks-outbreaks-in-uk-and-its-stalking-us/

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2017年7月31日 (月曜日)

エミリー・アンテス(西田美緒子訳) 『サイボーグ化する動物たち-ペットのクローンから昆虫のドローンまで』

下記の書籍を読んだ。

 エミリー・アンテス(西田美緒子訳)
 サイボーグ化する動物たち-ペットのクローンから昆虫のドローンまで
 白揚社(2016/8/30)
 ISBN-13: 978-4826901901

この分野における最近の概況をまとめたもので,全体像を理解するには良い書籍だと思う。

ただし,現時点における関連技術とその応用は更に進んでおり,既に人類が管理しきれないレベルに達していると考えられる。

また,理論的には,人間とそれ以外の動物,無機的な機械装置と有機体生物,単体と混合物(サイボーグ等を含む。)とを分けて考えることの愚かしさを如実に示す書籍であるとも言える。

これら全ては連続しており,サイバネティクスの一種として理解するのが正しい。

その意味で,「AIは制御可能」との妄言をいまだに吐いて平気でいる人々の知能のレベルまたは虚言癖のレベルを更に明確化する書籍の1冊であるとも言える。

真の意味で「Autonomous」である限り,人間が操作(操縦)することができない可能性を常にもっていると考えるのが正しいし,真の意味で「AI」である限り,人間の知能をはるかに超える可能性を常にもっていると考えるのが正しい。

また,実験室の中では管理可能であっても,それが人間やその他の生物に移植された場合,あるいは,自然界に放たれた場合にどのような結果が生ずるかを予め知ることができないのが普通であり,無論,完全な管理などできないということを理解すべきである。移植されたサイバネティクスが自己増殖能力をもっている場合には,(突然変異の可能性も含め)ますますもってそうである。

そして,最後に生き残るのがどのサイバネティクスであるかは・・・適者生存法則によって決定される。人間の理性によって決定されるのではない。

(余談)

この手の問題を考える場合に,興味深い示唆を与えるものとして,学生に対しては,井上ひさし『吉里吉里人』を読むように勧めている。しかし,その長さに圧倒され,読もうとしない学生が少なくない。それでは最初から負けてしまっているのと同じことなのだが,これも御時世というものなのだろう。

しかし,どんなに長い長編小説であっても,さっさと読み,要点をつかむ力がなければ,卒業後に生き残ることは難しい。だからと言って,ネット上の評論等だけから安直に知識を得ることばかり考えているようでは,ますますもって生存確率が低下することになる。少なくとも,Googleはネット上のコンテンツを全て網羅的に知っているので,ネット上のコンテンツだけに頼る者は常にGoogleのAIマシンに負けることになるという結論になる。

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