2023年2月22日 (水曜日)

ロシア:学徒動員?

下記の記事が出ている。

 Russia’s War Machine Tested by Rift Between Military, Wagner Group
 Wall Street Journal: February 21, 2023
 https://www.wsj.com/articles/russias-war-machine-tested-by-rift-between-military-wagner-group-7e83b016

 Russia orders mandatory military training for secondary school students
 Washington Times: January 29, 2023
 https://www.washingtontimes.com/news/2023/jan/29/russia-orders-mandatory-military-training-secondar/

 

 

 

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2023年2月19日 (日曜日)

AIはリテールを変化させる?

下記の記事が出ている。

 AI is Changing the Outlook of Retail
 February 17, 2023
 https://www.iotforall.com/ai-is-changing-the-outlook-of-retail

この記事で述べられている意見に賛成するかどうかは一応措くとして,AIと関連する技術が企業と消費者との関係を大きく変えつつあることは間違いないと思う。

問題は,日本国の消費者庁のような関連官庁が変化に対応できているかどうかよくわからないという点にある。

たぶん,支配層の中で「秀才」が優位な時代は終わった。形式的な論理学で終始する分野である限り,過去に存在する理論や定義を吸収して応用する能力はAIの方が優れている。人間の能力は相対的に非常に低いので,大抵の秀才はAI未満と評価され,捨てられることになる。

AIにはできないこと,それは,過去に存在しておらず,それゆえ学習しようのない理論を新たに生成する能力だ。そして,AIそれ自体が武装している場合や防衛システムを統御するAIシステムのような場合を除き,普通のAIは直接に武力を行使することがない。

それゆえ,支配層の中では「天才」または直接に軍隊レベルの武力を行使できる者しか生き残れない。

「秀才」を再生産し,「学歴」の信頼性を維持するための受験予備校のような社会システムは,明らかに,過去のものとなってしまった。

 

 

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2023年1月13日 (金曜日)

AI技術はエンドユーザレベルの情報セキュリティの方法論を変化させ始めている?

下記の記事が出ている。

 Artificial intelligence now a match for natural ignorance
 Sophos: January 10, 2023
 https://news.sophos.com/en-us/2023/01/10/artificial-intelligence-now-a-match-for-natural-ignorance/

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2023年1月 7日 (土曜日)

英国:教育機関に対するランサムウェア攻撃

下記の記事が出ている。

 UK Schools Hit by Mass Leak of Confidential Data
 infosecurity: January 6, 2023
 https://www.infosecurity-magazine.com/news/uk-schools-leak-confidential-data/

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2023年1月 2日 (月曜日)

Overfitting

下記の記事が出ている。

 学習データに最適化されすぎて本来の目的が達成できなくなる「過学習」と同様の現象はAIだけでなく社会全体で起こっているという主張
 GIGAZINE: 2023年1月1日
 https://gigazine.net/news/20230101-overfitting-machine-learning-goodharts-law/

ここで述べられていることは,それ自体としては普通に言われていることであり,必ずしも間違いではないのだが,根本的なところで本質を見逃しており,空虚な論説となっている。

「ある特定の系の中で収束する」という前提を捨てなければならない。

この前提を捨てると,全てが放散してしまうので,「解を得ることができない」または「解の正当性を検証できない」という状況が必ず発生する。

解のように見えるものは常に「単なる仮説」に過ぎないのだ。

これは,小学生でも理解できる常識の範囲内にあることだ。

それがわからないで小手先の技術や工学的理論を少し使えるだけなので,どうやっても失敗する。

***

一般に,過剰適応や過剰最適化が「悪」であることは,社会生活上では明らかだ。それしかできず,融通が利かない。応用力はゼロ。

例えば,大学受験予備校教育に過剰適応し,最適化された者は,既に廃人同様になっており,大学生活中に良い教授と出会って自らの生き方を根本的に修正することがない限り,大学の学業においても社会人になっても,全く使い物にならないことが多い。

それゆえ,司法試験等の高度な能力を要求する資格試験では,「予備校で勉強したことがない」及び「家庭教師から教えられたことがない」を受験要件にしたらよいと思う。

予想としては,自由人や遊び人のほうが一般的な自己習得能力が非常に高いという結果になるだろう。

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2022年11月29日 (火曜日)

Webサイトの文字量

下記の記事が出ている。

 大量の文字と派手な色が並ぶ日本のウェブサイトはなぜこれほどまでに「異質」なのか
 GIGAZIN: 2022年11月29日
 https://gigazine.net/news/20221129-peculiar-case-of-japanese-web-design/

分析結果には全く賛成できない。

文字を読み理解するための十分な能力をもつ者の当該国における比率を全く無視している。

文字を読み理解するための十分な能力をもつ者が相対的に少ない国では,大量の文字量を提供しても意味がなく,また,大量の文字量を生産できるエンジニアを確保することも難しい。

あくまでも一般論だが,知識や教養が決定的に不足している者が「異質」と感じることがあるかもしれない。そのような場合,自分自身がそのように感じること自体が「おかしい」と自覚し,自省し,猛勉強すべきだと思う。

***

厳密には記憶力と理解力(洞察力)も考慮に入れなければならない。

ブログ記事に対するコメントのポストを読んでいても,過去1ヶ月くらいの記事を全部読み,全部暗記し,ブログ記事内で参照しているニュース記事や論文等を全部読み,全部暗記し,総合的に理解した場合に得られる知見を前提にすれば,そのようなコメント内容を形成することなどあり得ないと思われるような内容のものがポストされることがある。
このブログの過去1ヶ月くらいの記事を全部読み,全部暗記し,ブログ記事内で参照しているニュース記事や論文等を全部読み,全部暗記し,総合的に理解することそれ自体は,標準的な知的能力をもつ者であれば誰でも容易にできることだろうと思う。無論,速読に伴う誤解はあり得るので,誤解に気づいたら考察過程と考察結果を修正する必要はあり得る。

参照・引用している英文記事等の内容を正確に読解することなく,タイトルだけで曲解した内容を前提にしている完全に論理崩壊(=思考崩壊)の状態にあるコメントも全くないわけではない。この種のものは単なる「言いがかり」の一種なので,正常な言論の中に含めて考えていない。

無論,公開許可することなく,直ちに削除している。

その投稿者を識別可能な者がそのコメントを読み,「こいつは白痴だ」と評価するようなリスキーな事態の発生を回避するためだ。そのような評価が間違っているとしても,社会的に抹殺されてしまう危険性がある。

私自身に関しては,馬鹿と思われようと異常と思われようと全く構わないので,このようにこのブログを運営している。しかし,コメントの投稿者がそのように自覚している可能性は極めて低い。

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2022年11月26日 (土曜日)

米国:学資ローン問題

下記の記事が出ている。日本国にとっても他人事ではない。

 What to know about the pause on student debt relief
 The Hill: November 26, 2022
 https://thehill.com/homenews/administration/3748554-what-to-know-about-the-pause-on-student-debt-relief/

私が子供の頃と比較すると,世間は随分と変化し続けてきたと思う。

ある時期には「学歴」が神聖視された。実質で判断する能力をもつ者が圧倒的に不足していたからだ。形式で判断するしかない。

現在では,学歴だけではどうにもならない。経済状況が許さないからだ。当該分野における能力をもともともっており,かつ,その能力を実質的に伸ばす可能性がなければ採用されない。その能力は学歴や学位とは無関係のものだ。経済状況が厳しいので,人事上の選別眼もかなり厳しくなる。かつてのバブルのような状態は二度と再来しない。

ただし,私が見ているところでは,「可能性」に賭ける能力と選別眼をもつ経営者や人事担当者は,相変わらず多くないようだ。それは,人事担当者の人事も学歴や肩書きなどによって形式的に実施されており,人事能力の客観的な測定と評価が行われることがないからにほかならない。また,現実問題として,地元有力者等と情実で結びついていたほうが客観的な人事を実行するよりもうまくいくという現実が存在したということも否定できないと思う。しかし,現実は更に厳しさを増している。

「情実よりも客観的な実質をとらなければならない」という(国際的な政治環境上及び経済環境上の)シビアさが増加しているのだ。

 

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2022年11月25日 (金曜日)

Googleの怠慢?

下記の記事が出ている。

 GoogleがVLCになりすましてマルウェアを配布するページの削除を拒否したとVideoLAN公式が告発
 Gigazine: 2022年11月25日
 https://gigazine.net/news/20221125-google-vlc-fake-page-refuses-take-down/

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2022年4月25日 (月曜日)

ロシアの洗脳教育

下記の記事が出ている。

 Lessons in patriotism used to justify Ukraine invasion to Russia’s children
 Guardian: 23 April, 2022
 https://www.theguardian.com/world/2022/apr/23/lessons-in-patriotism-used-to-justify-ukraine-invasion-to-russias-children

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2022年3月31日 (木曜日)

ジョージアの立場

下記の記事が出ている。

 「ジョージアの一部がロシアに占領」と報じて! 駐日ジョージア大使館が要望、「腑に落ちない思い」訴える
 J-CASTニュース:2022年3月30日
 https://www.j-cast.com/2022/03/30434185.html

日本国の大学において中央アジア~東欧に関して研究している「まともな研究者」の数は,著しく乏しい。国によっては皆無であることが決して珍しくない。それゆえ,ジョージア(旧称グルジア)を含め,それらの国に関する情報が伝わることも乏しく,それらの国の伝統や文化を知ることはもっと乏しい。

その原因は,「よくわかっている人」の間では明確に認識されていることで,極めて単純なことのだが,(東西冷戦の時代以来)それを口にすると,鉄パイプで殴り殺されたり,暗殺されるかもしれないという恐怖感があったし,現在でもあるので,誰も口にしようとしない。これが日本の学会の現状だ。とはいえ,その系統の「ある団体」に所属している学者の中には本来的には資質の良い人も含まれているので,「早く目を覚ませ」,「現実を見ろ」,「はした金に群がって奴隷になるな」と言いたい。

他方において,そのような系統の人々に支配されているとしか言いようのない法律系・政治系・経済径の専門出版社等にもかなり大きな責任がある。日本の学術全体をダメにした張本人であると断言できるかもしれない。

しかし,現在では,インターネットがある。日本国の出版社に縛られる義務はない。

私は,可能な限り原典に近いもの(難しいときは英訳)の資料をネット上で収集し,自力で勉強を重ねてきた。だから,(工作員のような)誰かから洗脳されることがなく,誰かの(工作員的な歪んだ)学説に支配されることもない。その代り,しばしば孤立することになる。
孤立を恐れていては学問にならない。
ただし,現実には,工作員となるためまたは単純に飯のために学者になる者はいくらでもいるけれども,孤立を怖れず学問に打ち込む者はかなり希少だ。

私は,ジョージア大使館の意見に全面的に賛成する。

 http://www.japan.mfa.gov.ge/default.aspx?sec_id=425&lang=9&NewsID=152203

ロシアは,(ジョージアの領土とウクライナの領土を含め)これまで侵略戦争によって事実上支配している地域から無条件で即時撤退すべきである。

「古代脳」のような発想に基づくロシアの帝国主義的な植民地支配の時代は終わりにしなければならない。

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