2023年3月16日 (木曜日)

料金設定は自由か?

自由だ。

高くても安くても自由だ。

顧客と意思の合致があれば契約は成立する。

だからこそ,需要と供給という素朴な原理を基礎とする経済学が成立する。

しかし,「他社よりも安い」という触れ込み及びこれに類する商業宣伝広告により顧客誘引した場合には,事案により,詐欺罪が成立することがあり得るし,あるいは,企業経営陣としての誠実義務違反により損害賠償責任を負うことがあり得る。

だから,企業経営者は,何も約束してはならないのだ。

 

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2023年3月13日 (月曜日)

英国:Data Protection and Digital Information (DPDI) Bill

下記の記事が出ている。

 UK's New Privacy Bill Could Mean More Work for Firms
 infosecurity: 10 March, 2023
 https://www.infosecurity-magazine.com/news/uks-new-privacy-bill-more-work-for/

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2023年3月 9日 (木曜日)

EU一般裁判所:Yevgeny Prigozhinの母を制裁対象者リストの中に含めることには十分な根拠がないとの判断

下記の記事が出ている。

 Wagner Group Founder’s Mother Wins Challenge to E.U. Sanctions
 Time: March 8, 2023
 https://time.com/6260979/wagner-founder-mother-sanctions/

 

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2023年3月 7日 (火曜日)

シフのクラヴィコード演奏によるバッハ作品集

シフのクラヴィコード演奏によるバッハ作品集のCD(ECM UCCE-2100/1)を聴いた。

多数の曲が収録されており,どの曲の演奏も素晴らしいのだが,私の完全に主観的(唯我独尊的)評価の下で最も納得したのはシンフォニアBWV 787-801の演奏だった。
クラヴィコードは,10本の指全部で弦を弾くことのできる鍵盤付き大型リュートともいうべき楽器。このCDの演奏を聴いていると,まるでギターかリュートの演奏を収録したCDじゃないかというような錯覚に陥る。

バッハは,とんでもなく優れた天才リュート奏者を知っていたのに違いない。だから,このような曲を書ける。

ただし,シフが最も精力を傾けて演奏・録音したのは半音階的幻想曲とフーガBWV903だろうと思う。この曲は,リュート曲の延長という世界から既に飛び出してしまっている。

若い頃のシフは,イケメンということもあって大人気のピアニストだった。現在のシフの外貌は普通の老人なのだが,内面は著しく進化している。長年にわたる研究と実践の積み重ねによるものだろう。

同種のCDは既に何枚かもっているのだが,素晴らしいCDコレクションを追加できた。

 

 

 

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2023年3月 6日 (月曜日)

ENISA:国内サイバーセキュリティ戦略の統治枠組みに関する調査報告書

下記のとおり公表されている。

 A Governance Framework for National Cybersecurity Strategies
 ENISA: February 28, 2023
 https://www.enisa.europa.eu/publications/a-governance-framework-for-national-cybersecurity-strategies

 Building Effective Governance Frameworks for the Implementation of National Cybersecurity Strategies
 ENISA: February 28, 2023
 https://www.enisa.europa.eu/publications/building-effective-governance-frameworks-for-the-implementation-of-national-cybersecurity-strategies

 

 

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2023年3月 4日 (土曜日)

米国:新たなサイバーセキュリティ戦略

下記の記事が出ている。

 Highlights from the New U.S. Cybersecurity Strategy
 Krebs on Security: March 2, 2023
 https://krebsonsecurity.com/2023/03/highlights-from-the-new-u-s-cybersecurity-strategy/

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2023年3月 3日 (金曜日)

民生委員不足

いろいろと報道されている。

現代の一般的なライフスタイルに適合していない,または,極度に相反しているため,トラブルが少なくなく,そのこともなり手不足の原因になっているのではないかと考えられる。

90歳以上でも現役で誰よりも多くの仕事を実行できる人もいれば,かなり若年で夭逝する人もいる。
この種の問題に関して平均値は全く無意味であり,それゆえ,後期高齢者という概念もそれ自体として荒唐無稽だと言える。
全て個別に対応すべきであり,固定的な平均年齢で標準化された処理することには全く適していない。

また,プライバシー侵害などの弊害が常に心配されるのだが,そのための実効性のある国家制度的セーフガードが存在しない。

結局のところ,現行の民生委員制度は,それ時代として相当に時代遅れの制度なので,どうにか維持しようと考えることを完全に断念し,制度それ自体を全面廃止した上で,全く別の方法を考えたほうが良い。

 

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2023年3月 1日 (水曜日)

昆虫食拒絶騒動

いろいろと報道されている。

日本国においては,古くから,伝統的に,イナゴの佃煮を食べてきた。イナゴの佃煮を食する地域はかなり広い。

イナゴの佃煮は,エビの佃煮とほとんど同じ食感・風味・栄養のものと言ってよい。要するに,佃煮の一種だ。

農薬を使っている田圃で採取されたイナゴの場合には残留農薬の問題はあるが,養殖のエビではもっと汚染されているし,普通の海洋の汚染も無視して良いレベルだとは到底言えないので,個別の事象だけとらえて評論するのは間違っている。

ちなみに,イナゴの仲間とコオロギの仲間が同じバッタの仲間の昆虫の一種であることは言うまでもない。

地球全体の全生物と全生態系を念頭に置いて議論すべきことだと思う。

このような類のことを考える場合,本来は各人の自由であるべき主観的感情や個人的嗜好に過ぎないものをあたかも正義であるかのごとく他人に押し付けるような演繹法的な非難の類に終始するのではなく,逆に,全ての生物種を念頭に置き,網羅的な素材検討を踏まえた帰納法的思考に基づく論理抽出が必須だと思っている。

見た目の問題だけで言えば,昆虫の外見を嫌悪するかどうかは各人の自由なのだが,普通に食べている甲殻類の生きた姿を知れば卒倒してしまうことがあり得るのにそうならないとすれば,それも無知の一種であり得るのではないかと思う。
そもそも表層的な外見だけでものごとを判断することそれ自体が間違っている。
例えば,「とても綺麗な花を咲かせる植物には刺があったり毒があったりすることがある」ということも知るべきだと思う。
他方において,非常に多彩なタイプが存在する仮面ライダーの顔を不気味または怖いと感ずる人がいるかもしれないが,昆虫の顔面をモデルにしたと言われている頭部をもつ仮面ライダーのファンやマニアは全国にかなり多数存在する。
好みの問題は,各人の完全な自由の領域に属する。

なお,イナゴの佃煮を食べること含め,昆虫食を嫌悪することは,差別やいじめに直結することなので,禁忌と考えるべきだろう。

また,イナゴの佃煮の存在を知らない場合,そのことが,単なる無知・無教養の一種であるか,または,知性の貧困・食経験の貧困の一種であり得ることは,全く疑いのないところである。

例えば,貧困や差別的偏見のために多種多様な食を経験することができず,非常に偏った意見しか形成できないことは遺憾なことではある。
ただし,今後,日本国全体の貧困が進むと,そのような食経験の乏しさに起因する偏見や差別が助長される危険性はあり得る。

衣食足りて礼節を知る。

 

***

日本国において古くから利用されてきた昆虫食は,イナゴ佃煮だけではない。

例えば,蜂の子(スズメバチの幼虫)は美味とされており,熱狂的な愛好家がおり,観光土産品として缶詰などが売られてきた。

テキーラの中には瓶底に芋虫が沈められている種類のものがある。サボテンの仲間を食する昆虫の幼虫とのことで,珍味として知られている。

 

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2023年2月28日 (火曜日)

COVID-19の起源に関する諸説

下記の記事が出ている。

 Lab Leak Most Likely Caused Pandemic, Energy Dept. Says
 New York Times: February 26, 2023
 https://www.nytimes.com/2023/02/26/us/politics/china-lab-leak-coronavirus-pandemic.html

あくまでも一般論だが,現実には,遺伝子編集技術の応用により,様々な新型ウイルスや細菌を人工的に製造可能な状態となっている。

そのような新型ウイルスや細菌の中には穀類・野菜・家畜等の人間の食料源に感染するタイプのものも含まれる。それらの新型ウイルスや細菌は,相手国の食料生産に打撃を与え,抗戦能力を大幅に低減させることのできる生物化学兵器となり得る。

人類全滅の日が近いかもしれない。

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2023年2月25日 (土曜日)

米国:Consolidated Appropriations Act of 2023

下記の記事が出ている。

 New Protections for Food Benefits Stolen by Skimmers
 Krebs on Security: February 17, 2023
 https://krebsonsecurity.com/2023/02/new-protections-for-food-benefits-stolen-by-skimmers/

 

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