2017年8月17日 (木曜日)

威力が大きすぎて実戦で使用することのできない核兵器?

下記の記事が出ている。

 The monster atomic bomb that was too big to use
 BBC: 16 August, 2017
 http://www.bbc.com/future/story/20170816-the-monster-atomic-bomb-that-was-too-big-to-use

現実に使用されれば,その報復としての核攻撃も同等以上のものになるだろうから,結局,地球上で生き残ることのできる者が誰1人いないという結果になる。

それゆえ,このような核兵器の保有国は,実際には使用せず,威嚇のための報復用兵器として維持管理している。

しかし,それを制御するシステムが誰か(または人工知能システム)によってハックされた場合,自己抑制の期待は消滅することになる。その結果,現時点における人類は,いつ滅亡しても全く不思議ではないような状況の下にあると言える。

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2017年8月14日 (月曜日)

人工知能裁判官(AI judges)が人間の裁判官を駆逐する?

下記の記事が出ている。

 Do we still need human judges in the age of Artificial Intelligence?
 Transformation: 9 August, 2017
 https://www.opendemocracy.net/transformation/ziyaad-bhorat/do-we-still-need-human-judges-in-age-of-artificial-intelligence

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イスラエルの殺人専用ドローン(無人航空機)が地域紛争に投入される?

下記の記事が出ている。

 Israeli Suicide-drone Maker Carried Out Live Demo on Armenian Army Targets, Complaint Says
 Haaretz: August 14, 2017
 http://www.haaretz.com/israel-news/1.806579

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2017年8月13日 (日曜日)

Marise Cremona (Ed.), New Technologies and EU Law

下記の新刊書が届いたので,早速,全体をざっと読み,特に読みたいと思った章を少し丁寧に読んだ。

 Marise Cremona (Ed.)
 New Technologies and EU Law
 Oxford University Press (2017)
 ISBN-13: 978-0198807216

いずれも優れた論文ばかり7本を収録した書籍で,読む価値がある。

特に,同書の123~173頁には,初代EDPSを務めたPeter Hustinx氏の「EU Data Protection Law: The Review of Directive 95/46/EC and the General Data Protection Regulation」が収録されている。現時点で最もわかりやすい概説だと思う。そして,非常に示唆に富む。

お勧めの1冊と言える。

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2017年8月12日 (土曜日)

殺人専用ドローン(無人航空機)

下記の記事が出ている。

 US firm reveals gun-toting drone that can fire in mid-air
 BBC: 11 August, 2017
 http://www.bbc.com/news/technology-40901393

いずれこういうものが大量に安価に製造され,戦場においてではなく,普通の都市において,政界もしくは財界の要人またはその他の団体の要人を殺害するために使用されるようになるのではないかと考えられる。

戦場だけに限定して考える場合でも,一般に,1人の人間の兵士を育て,訓練し,実戦に投入するまでには相当の期間と予算を要するが,この種の殺人専用ロボットは,要するに,工場をフル稼働するだけでいくらでも製造することができるので,人間の軍隊よりも常に多数の兵士(ロボット)を継続的に供給可能になるということも考えなければならない。特に,リモコン操縦型のロボット兵士ではなく,人工知能(AI)技術によって自動的に攻撃相手を識別し,自律的な判断に基づいて攻撃を実行するようなタイプの殺人専用ロボットの場合には,そうであると言える。

[追記:2017年8月14日]

関連記事を追加する。

 Controlling the killer robots
 International Plotics and Society: 14 August, 2017
 http://www.ips-journal.eu/opinion/article/show/controlling-the-killer-robots-2223/

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2017年8月 9日 (水曜日)

米国:軍の基地エリアでは消費者向けドローン(無人航空機)を撃墜または破壊へ

下記の記事が出ている。

 US military to shoot down consumer drones
 BBC: 8 August, 2017
 http://www.bbc.com/news/technology-40860806

無人航空機だけではなく,地上走行型のものや船舶型のものなど,全てのロボットについて同様の措置が講じられるものと推測される。

軍としては当然の対応ではないかと思う。

いずれ,民間飛行場その他の重要インフラ周辺でも同様の規制が行われることになると予測される。特に人間が操縦するのではない自律型のロボットに対しては,法規範による統御が及ばないので,物理的な破壊によって対応するしかない。この場合,人間に対して適用される法規範は,ロボットの破壊行為による当該ロボットの所有者等からの損害賠償請求に関して,常に免責となるような正当化事由を定めるために存在することになるだろう。

ここでいうロボットの中には,外見上生きた人間とそっくりのものを含め得るし,また,機械装置だけではなく,有機体のものや混合体のものも含め得る。

外見上生きた人間とそっくりのロボットの場合(特に有機体ロボットやサイボーグの場合),古典的な刑法学上の錯誤論がにぎやかになりそうなので,この点に関する何らかの法規範が制定されることになるだろう。

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2017年8月 8日 (火曜日)

英国:自動走行自動車ガイドライン

下記の記事が出ている。

 Self-driving cars vs hackers: Can these eight rules stop security breaches?
 ZDNet: August 7, 2017
 http://www.zdnet.com/article/self-driving-cars-vs-hackers-can-these-eight-rules-stop-security-breaches/

英国政府のガイドラインは,下記のところにある。

 Principles of cyber security for connected and automated vehicles
 https://www.gov.uk/government/publications/principles-of-cyber-security-for-connected-and-automated-vehicles

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GPSジャミング対策

下記の記事が出ている。

 Radio navigation set to make global return as GPS backup, because cyber
 ars technica: August 8, 2017
 https://arstechnica.com/gadgets/2017/08/radio-navigation-set-to-make-global-return-as-gps-backup-because-cyber/

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2017年8月 7日 (月曜日)

音楽演奏家は人工知能(AI)システムのアルゴリズムの奴隷と化すのか?

下記の記事が出ている。

 AI and music: will we be slaves to the algorithm?
 Guardian: 6 August, 2017
 https://www.theguardian.com/technology/2017/aug/06/artificial-intelligence-and-will-we-be-slaves-to-the-algorithm

現在でも既に,人間が作曲したものだと信じて演奏しているけれども真実は当該作曲家なる者がコンピュータで自動的に生成された「作品」をチョイスしているだけのものを演奏している演奏家が多数存在しているのではないかと思う。

そのような場合,その「作曲家」なる者の創作性をどこに見出すべきかについては議論があり得る。写真家が生成したわけではない被写体(特に自然の風景,他人の容姿等)について,写真家が構図を決める場合の「創作性」の議論と類似する論点なのだが,私は,基本的に,このような場合について創作性を認めていない。このような場合,著作権法上の創作性とは全く別の観点から何らかの知的財産権法制を構築すべきものであり,著作権だけにこだわり続けるのは,「バカの壁」(養老孟司)の一種,または,単なる利権構造の一種ではないかと思う。強いて言えば,著作権法との関係では,自分が生成したものではない対象を加工・編集して何か別のものを作成する場合のフェアユースの適用の問題はあり得るが,その場合でも,本質的に「何か異なるものだ」という前提で,著作権法の問題とは別に考察したほうが生産性が高いことは確実で,その意味で,著作権法の分野における現時点での行き詰まりを打開するには,このようなタイプの問題について,著作権法によるコントロールを断念すること,更には,このようなタイプの問題について,知的財産権または情報財というアプローチを断念すること以外に方法がないと確信している。総体として,現在のこの分野における法体系は,ほぼ全面的な機能不全の崖の縁に立たされている。

それはさておき,非常に近い近未来において,ありとあらゆる音の組み合わせが自動計算され予めデータベースに登録されてしまうことはあり得る。人々は,それを検索して利用することは可能かもしれないが,それを発見したわけでも創作したわけでもない,そのような時代が到来し得る。これは,「既に全て用意されてしまっており,人間が用意すべきものもアルゴリズムが用意すべきものも既に何もない」という状況が出現することを意味するので,その限りにおいて,「アルゴリズムの奴隷」というわけではない。

また,人間よりもよりアトラクティブに演奏するロボット(機械装置,人工合成有機体,または,電子的な存在等)が登場することは,ほぼ確実と思われる。その限りで,音楽演奏家が就業する場が消滅するという意味で,「アルゴリズムの奴隷」になることもないと考えられる。奴隷になりたくても奴隷にさえしてもらえない時代が到来するかもしれないのだ。

しかしながら,音楽の愛好家は「純粋に音楽を求めるだけではない」という場合があることにも留意すべきだろう。つまり,音楽それ自体を愛するというよりも,音楽によって人々に自分をアピールする当該個人に興味をもつ人々が多数存在する。タレント性とは,そのようなものを意味する。この場合には,何らかのセックスアピールやカリスマ性あるいは神秘性のようなものが重視されるが,基本的には,何らかの意味での遺伝子による性的興奮のメカニズムが作用していることはほぼ確実と言える。

かくして,人間に残された職業は,そのような要素を含むものだけにどんどん限定されることになるであろう。

基本的に,教育や訓練または反復練習によって獲得可能な知識や技能は,人間よりも自律型ロボットのほうがずっと効果的かつ効率的かつ即時に習得してしまうので,人間がやるべきことではなくなってしまうことだろうと思う。

これからの世界は,「失業者しか存在しない世界」になるかもしれない。その場合,常に指摘していることではあるが,購買力が消滅してしまうので,企業が製品やサービスを製造しても,市場が全く存在しないという状況が出現する。

それゆえ,今後の経済学は,「市場というものが一切存在しない環境」及び「価値の交換が存在し得ない状況」を前提に構築されなければならないことともなる。要するに,マルクス主義の経済学を含め,アダムスミスの意味での「価値」を基本原理として前提とするものである限り,これまで存在してきた経済学上の学説は,全て壊滅する。企業の経営や投資も全く成立しなくなる。

全く別の視点でものごとを考えなければならなくなるのだ。

(余談)

若い世代の研究者はどうにか生き残りたいだろうから,私見をちょっとだけ述べる。

既存の理論を覚え,理解することは大事なことだ。最低限,それができなければ全くお話しにならない。

その前提で,既存の理論で説明しようとする前に,事実を直視することが大事だと思う。

経済学の領域では,ある学説で説明するだけで自己満足していても意味がないので,学説は学説としてひとまずおき,経済現象といわれている人間の営みを直視することが大事だろうと思う。その営みが既存の理論で説明可能であればそれでよい。しかし,少しでも疑問があるときは,既存の理論の有効性の範囲外の事象がそこに存在しているかもしれないので,自分で理屈を構築するしかない。

統計的手法を用いる場合でも全く同じで,コンピュータのデータやパラメータをいじくって楽しんでいるだけなら幼稚園児でもできる。

このことは,実際に存在する生物をひたすら直接に観察し続けるファーブルやダーウィンのような研究者になるべきだということを意味している。

彼らは,既存の理論(特に聖書の教え)をひとまずおき,目の前にある事象は何なのかということそれ自体に興味をもち,好奇心を燃やし続けた。だからこそ,それまで誰も気づかなかったような様々な法則が存在し得ることに気づくことができたのだ。

法学でも同じで,理論や学説を覚え,理解することは大事なことだ。それなしには,全くお話しにならない。

しかし,実在する内外の法令それ自体を精読し,また,現実に存在する事件の事実関係を徹底的に調べることなしには,砂上楼閣の上で夢をみながら転寝をしているのと何も変わらない。

現実に生起する事象それ自体を徹底的に調査し,蓄積し続けることなしには,法則を正しく見極めることなどできるはずがない。

単なる教条主義は禁忌としなければならない。

本来,「学問の自由」とは,そういうことを意味する。

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2017年8月 6日 (日曜日)

AppleのTouch ID

下記の記事が出ている。

 Apple has reportedly given up trying to put Touch ID in the iPhone 8 display
 Techradar: August 5, 2017
 http://www.techradar.com/news/apple-has-reportedly-given-up-trying-to-put-touch-id-in-the-iphone-8-display

 iPhone 8: everything we know from Apple's big software leak
 Guardian: 4 August, 2017
 https://www.theguardian.com/technology/2017/aug/04/iphone-8-apple-leaked-software-everything-we-know-d22-all-screen-design-pro-smartcam

(余談)

随分と高性能化しつつあるものだと感心することが多い。

しかし,一般に,高度な認証技術は,クラウドを介して,何らかのかたちで,国家または国際機関による識別情報の収集に寄与し続けていることにもなる。

仮にシステム上そうなっていない場合であっても,結果的に同じになることもある。

例えば,スマートフォン等で知人や友人の写真を撮影したがる者が,「実はスパイである」ということがあり得る。

一般国民の間では,そういうことは滅多にないかもしれない。しかし,政府要人の関係者,財界の要人の関係者,労働団体や政治団体の幹部の関係者,先端技術の開発者の関係者等の中にはそういう者が含まれている可能性があると考えるほうが妥当だ。

スマートフォンで写真を撮影したとたんに,当該被写体となった者の生体認証のための基礎情報が直ちにどこかに転送されるようになっているかもしれないし,また,生体認証と関係のない何らかの機密情報を電子的に奪うために記念撮影をしているようなフリをする場合もあり得ることだろう。

嫌な世の中になったものだと思う。

そういうこともあるので,あらぬ疑いをもたれることを避けるため,私は,スマートフォンを一切持っていない。私が実際に持っているのは,ドコモのガラケーだけだ。そのガラケーのサポートが終了したら,何ももたないことにしようと考えている。その結果,私と連絡をつけることのできる人は,ますますもって少なくなるが,それはそれで,私の平穏な老後のための重要な要素の1つを提供することになるだろうと考えている。

もし大学を定年で退職した後にも生きていたならば,世間との関係を断ち,田舎の偏屈爺として人生を終えることにしようと思っている。

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