2018年9月19日 (水曜日)

米国:Jason Prechtel v. FCC

下記の記事が出ている。

 Judge: FCC can’t hide records that may explain net neutrality comment fraud
 ars technica: September 19, 2018
 https://arstechnica.com/tech-policy/2018/09/judge-fcc-cant-hide-records-that-may-explain-net-neutrality-comment-fraud/

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2018年9月18日 (火曜日)

カナダ:自律的に自己成長するロボットに関して製造物責任法等の既存の法令を適用することは難しいとの見解

下記の記事が出ている。

 It’s hard to sue a robot: product liability considerations and AI in Canada
 Canadian Lawyer: September 17, 2018
 https://www.canadianlawyermag.com/author/lisa-r-lifshitz/its-hard-to-sue-a-robot-product-liability-considerations-and-ai-in-canada-16207/

自律的な存在であるロボット(robots)は、ISO及びJISによって制御可能であることが義務づけられている産業用ロボット(robotics)とは異なり,本質的に人間による制御ができない。逆に,人間が制御できない存在でなければ,自律型(autonomous)であるとは言えない。

だからこそ,その研究・開発・設計・原料の提供・製造(有機体ロボットに関しては増殖)・販売をした関係者の全部について,無限定の連帯責任として損害賠償責任を負わせる必要があるというのが私見だ。

この点に関しては,このブログだけではなく,論文や関連参考訳の解説部分等で既に詳論してきたとおりだ。

なお,EUの関連政策文書を読むと,司法裁判所の判例法を踏まえ,製造者ではない運用者(サービスプロバイダ)には製造物責任法令が適用されないとしており,この点に関して製造物責任指令の改正はなさそうだ。

しかし,EU及びその構成国の法制において,サービスプロバイダは,損害賠償責任を全く負わないのではなく,当然のことながら,民法上の債務不履行責任または不法行為責任を負う。この場合,被害者は,一般原則に従い,過失の立証責任を負う。

製造物責任法制の眼目は「過失の立証責任の転換」にあるので,当然と言えば当然の帰結かもしれない。

部分的にちょっとかじっただけで専門家面をしている(偉そうな)人々が相当異なる意見を書いたりしているのを見かけることがあるが,失笑を禁じ得ない。

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2018年9月17日 (月曜日)

AIはソーシャルメディアを変化させ,民主主義を危機に晒すものか?

下記の記事が出ている。

 Artificial intelligence is transforming social media. Can American democracy survive?
 Washington Post: September 5, 2018
 https://www.washingtonpost.com/news/democracy-post/wp/2018/09/05/artificial-intelligence-is-transforming-social-media-can-american-democracy-survive

(余談)

「言葉」に対する信頼が喪失した状況では,旧約聖書にある「バベルの塔」と同じような混乱と社会の崩壊が生じ得ると考えられる。

その「信頼」は,あるメッセージが生きた人間のものかどうか判然としない状態が恒常的になるだけで,かなり広範に損なわれることになるであろう。その信頼を回復することは非常に難しい。

解決策としては,言語活動におけるAIの応用(特に商業利用)を禁止することが考えられるが,基本的に無理なことなので,結局,防止策はない。

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2018年9月15日 (土曜日)

サイバー攻撃が次の金融危機のトリガーとなるリスクが高まっている?

下記の記事が出ている。

 How a Cyber Attack Could Cause the Next Financial Crisis
 Harvard Business Review: September 14, 2018
 https://hbr.org/2018/09/how-a-cyber-attack-could-cause-the-next-financial-crisis

 A cyberattack could trigger the next financial crisis, new report says
 CNBC: 13 September, 2018
 https://www.cnbc.com/2018/09/13/a-cyberattack-could-trigger-the-next-financial-crisis.html

(余談)

EUでは,既にその可能性を認識しており,その対策として,大量の関連法令が制定・改正され,大量の政策文書が公表されている。

ところが,このような関連文書をしらみつぶしに精読しようとする法学者がいない。仕方がないので,この分野に関しても,「私がやるしかないか・・・」と思い,可能な範囲でコツコツと勉強を続け,参考訳を作成して提供し続けているのだが・・・その効果があるかどうかは全くわからない。

それにしても,ごく少数の例外を除き,現実にはソースコード,仕様書,設計図等を全く読めない弁護士や裁判官ばかりなので,在来の司法制度の運命は既に尽きている可能性が高い。

私のような極めて凡庸な人間でも長年の努力の蓄積により達成できていることをどうしてやろうとしないのか,理解に苦しむ。

例えば,法学者がソースコードを読めない場合,現時点では社会生活の実質の大部分が既にそうなってしまっているコンピュータによる自動処理と関連する様々な法令の意味するところを理解することも不可能ではないかと思う。具体的な訴訟事件等において,本当はどちらが勝者でどちらが敗者なのかを正しく評価することもできない。そして,在来のソフトウェア技術におけるソースコードを理解できないのであれば,それとは異なるメカニズムに依拠するタイプのAI技術との相違を正常に理解することもできない。ガイドラインのようなものの原案を書くとしても,既存の(実は既に陳腐化しており,次の10年間のためには全く役にたたないものとなっている)ビジネス上のプラクティスのみを想定する以外に手がないことになる。

簡単に言えば,現代社会においては,一般に,理系と文系の区別は,単に無意味であるというだけではなく,かなり有害である。

科目の細分化,及び,それに基づく極めて限定された些末な分野しか理解できない非力な研究者の育成(学位の授与)を禁止または抑制することが日本国政府においても急務となっている。

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2018年9月12日 (水曜日)

EU:国防における人工知能技術(AI)の応用に関する議論

下記の記事が出ている。

 Autonomous weapons, AI are future of defence but require ethical debate, says expert
 Euractive: September 10, 2018
 https://www.euractiv.com/section/defence-and-security/interview/autonomous-weapons-ai-are-future-of-defence-but-require-ethical-debate-says-expert/

[追記:2018年9月16日]

関連記事を追加する。

 AI has already been weaponised – and it shows why we should ban 'killer robots'
 Phys.org: September 7, 2018
 https://phys.org/news/2018-09-ai-weaponised-killer-robots.html

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2018年9月10日 (月曜日)

Viagogo

下記の記事が出ている。

 Google under pressure to refuse Viagogo advertising
 Guardian: 10 September, 2018
 https://www.theguardian.com/money/2018/sep/10/google-under-pressure-to-refuse-viagogo-advertising

 Viagogo fraud claim ludicrous, says Ed Sheeran's promoter
 BBC: 7 September, 2018
 https://www.bbc.com/news/business-45449408

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2018年9月 8日 (土曜日)

EU:AI Ethical Guidelines策定作業の動向

下記の記事が出ている。

 EU commences work on AI Ethical Guidelines
 Freshfields Bruckhaus Deringer LLP: 4 September, 2018
 http://digital.freshfields.com/post/102f1ek/eu-commences-work-on-ai-ethical-guidelines

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2018年9月 7日 (金曜日)

Franken-algorithms

下記の記事が出ている。

 Franken-algorithms: the deadly consequences of unpredictable code
 Guardian: 30 August, 2018
 https://www.theguardian.com/technology/2018/aug/29/coding-algorithms-frankenalgos-program-danger

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2018年9月 6日 (木曜日)

中国:ネット中毒の防止のため,利用者の実名登録を強化?

下記の記事が出ている。

 State data to be used to limit child gamers in China
 BBC: 6 September, 2018
 https://www.bbc.com/news/technology-45432863

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2018年9月 5日 (水曜日)

米国:カリフォルニア州の Consumer Privacy Act of 2018

下記の記事が出ている。

 California Consumer Privacy Act - GDPR 2.0?
 Lexology: September 4, 2018
 https://www.lexology.com/library/detail.aspx?g=20d70785-8cc5-497e-8d14-81e06fe2b9e5

 Implications of the California Consumer Privacy Act of 2018
 Help Nets Security: September 5, 2018
 https://www.helpnetsecurity.com/2018/09/05/ccpa-implications/

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