研究室の原状回復(引っ越し)
裁判官を依願退職した後に明治大学法学部教授に就任し,以後30年にわたって利用してきた研究室なのだが,定年退職に伴い,原状回復して大学当局に返還することになった。
いずれこの日が来ることは分かったいたので,計画的に整理・処分しようと考えていた。しかし,東日本大震災や新型コロナの流行等のため予定通りというわけにはいかなかった。
それでも,定年退職の日までには綺麗に片づけなければならない。
私は(奴隷となる)弟子をつくらないという方針でやってきたので,後片付けも自分だけでやらなければならない。
自分でやれることはやり,そのあとは引越し業者に依頼することにした。数社との間で相見積もりをとった上で,日程の関係や当該事業者の車両運行状況に関する私自身の感想(←法定または表示による制限速度厳守という点に関する好感度)を重視して,「引越しのサカイ」という会社に依頼することにした。
他社は,より快適なサービスを提供することが分っているし,これまでの利用経験の中で不満足だったことがない。
しかし,最近,特に高速道路などにおいて制限速度(場所により.80キロ,100キロ,110キロまたは120キロ)を遵守して走行している私の自家用車を高速で追い越していく引越し業者その他のトラックなどの事業用車両の様子を見るにつけ,「ドライバーとしては制限速度を無視してでもどんどん先に行きたいのだろうな・・・」ということを十分に想像できる状況であったとしても,そのようにはせず,法定の制限速度または表示による制限速度を厳守するというコンプライアンスの精神を厳守しているという点において,「引越しのサカイ」という会社が卓越していることを評価したいと思った。
本日(2026年3月22日),研究室で当該事業者の担当者による荷造りと搬送の作業が行われ,これまで使用してきた研究室を原状回復することができた。
若い男性2名と作業補助の女性1名の合計3名で梱包作業開始。
あっという間に終ってしまった・・・
「さすがプロ!」と称賛するしかない。
そして,この引っ越し作業の終了によって,私の大学法学部教授としての人生の物理的な側面は全て終了となった。
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私が30年にわたりこの仕事を継続してこれたということは,(自分で言うのも何だが)驚くべきことだ。
この30年の間に,とても優れた若い人々と出遭うことができた。
その分だけ,同年齢の人々と比較して,(精神年齢としては)若さを維持できたのではないかと思う。これまでのゼミ生等の元学生諸氏には心から感謝している。
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昨日(2026年3月21日),満70歳の誕生日を迎えた。
明治大学の内規により,満70歳+10日ほどで定年退職となる。
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