感謝
法と情報研究会の第5回公開研究報告会を無事に終えることができた。
ご参集くださった方々には心から感謝申し上げる。
研究報告の後,花束を2つも頂戴した。とても嬉しい。
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法と情報研究会は,明治大学法学部の教員及び元教員を構成者(member)として,私が企画し,創始し,代表として運営してきた研究組織。
本質的には私が主宰する私的研究組織なのだが,明治大学法学部における情報法,サイバー法及び法情報学担当者の研究能力を更に高め,今後を担う良い人材を育成するという観点から,関連科目の担当教員に広く声をかけ,相互に協力しながら研究活動を継続してきた。
非公開の研究報告会として「話題提供会」という名称の小研究会を多数回開催すると同時に,公開の研究報告会も開催してきた。
法と情報雑誌は,法と情報研究会の研究活動を公表するための媒体となる学術雑誌であり,国立国会図書館に納本されている。
法と情報雑誌へのこれまでの寄稿者は,私以外には,丸橋透先生と小西知世先生。
私は,2026年3月31日で定年退職となる。その後についてあれこれ考えてきたが,今回,会員各氏(特に丸橋透先生及び金子敏哉先生)の協力によって第5回公開研究報告会及びその懇親会の準備が進められてきた経緯等に鑑み,そのような運営体制で今後も継続することにした。
会員からの十分な協力が得られないときは,研究組織として継続する意味がなくなるので,いったん解散した上で,別の構成者によって別の研究組織を企画し,創始するつもりでいた。
今回,会員からの十分な協力が得られたことには深く感謝する。
今後,私が蓄積してきた業績よりも多数のより優れた業績を公表する研究者が出現したときは,いつでも法と情報研究会の代表の立場を移転するつもりでいる。
私は,凡人の一員に過ぎない。凡人の一員に過ぎない私よりも優れた人材であれば,非常に容易に私の総業績を乗り越えることができるであろう。
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判事補当時の某任地において自動車運転免許を取得し,BMWを購入して運転するようになった。
法定または指定の速度制限を厳守して走行していた。現実には,速度制限を厳守すると逆に迷惑走行のようになってしまうため,制限速度を厳守して走行する自動車など滅多にいない。
当時,その様子を見て,「速度違反しない外車がいる」と評判になっていたらしい。私は全く知らなかった。
研究会の会場で,ある方と挨拶を交わした。その方とは初対面。その方は,私がその任地で勤務していた当時には中学生であり,そのように話題にしていたとのこと。
驚きだ!
世間は広いようで極めて狭い。
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元のゼミ生や大学院生等も多数参加してくれた。
いずれも社会人として大いに活躍していることを知り,とても嬉しく思った。
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懇親会の場では,私の後任となる佐野智也先生から挨拶があった。佐野先生は,今後,法と情報研究会の会員に加わることになる。
一般に,法情報学に関し,法情報の検索や法情報データベースの構築だけがその任務だと勝手に狭く思い込んでいる勉強不足の人々がかなり多数存在する。
しかし,それは,明らかに誤りだ。私の全業績を精読すれば,中学生以上の知能の持主である限り,誰でも容易にそのことを理解できる。
そもそも法情報の構造の解明,機能と作用の分類に関しては,私がパイオニア的な研究成果を出してきたとはいえ,まだまだ精錬されたものではないので,誰かが更に研究し,その研究成果を明らかにしなければならない。そのような検討が正確になされなければ,目的(政策等)と手段(法令等)との論理関係の整合性や仕組みとしての実効性・効率性・経済性・相当性などを計測できない。
加えて,私は,法令や判例のような典型的に法情報だと理解されている情報以外の情報に関しても,帰納法の観点と機能論の観点から,法情報としての位置づけを試み,その検討結果を明らかにしてきた。
このような作業を経なければ,法情報の真の効用が見えてこない。
佐野先生は,私がこれまでやってきたことと類似した視点から続々と極めて優れた研究成果を着々と公表されている。
明治大学の「法情報学」の未来はとても明るい。
2026年度の学生として在籍している明治大学学生の中で「とにかく勉強したい」と熱望している学生は,佐野先生の授業を受けるべきだと思う。
きっと,現代の情報社会を基盤として正しくものごとを考える力を得るきっかけと遭遇できることだろう。そして,それによって,GPTの安易な使用や濫用に起因する頭蓋骨内の空洞化を避けるための自分なりの方法論を得ることができることだろう。
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今後約2か月間にわたり,退職に伴う諸手続や研究室の原状回復などに忙殺されることになる。
それらが問題なく片付いたならば,(その時点における家庭内の状況次第ではあるけれども,もし可能であれば)2泊~3泊程度の国内旅行をしたいと思っている。
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