« 2025年11月 | トップページ | 2026年1月 »

2025年12月26日 (金曜日)

人間の知能は言語能力だけか?

下記の記事が出ている。

 昨今のAIブームは「言語能力こそが知能である」という誤解に基づいているという主張
 GIGAZINE: 2025年11月28日
 https://gigazine.net/news/20251128-ai-bubble-llm-fundamental-mistake/

***

この記事でいうところの言語能力とは,要するに,符号処理能力のことを指すと考えられる。

しかし,(ダーウィンの進化論否定主義の者は何万人も存在するけれども全て無視した上で,類人猿の段階を含め)文字を知る以前の段階の人類の祖先は,符号なしで外界を認識・理解していた。

現在の猿の仲間も同じく,符号なしで外界を理解し,高度な思考を行っている。

要するに,もともと,知能の本質は,符号処理ではない可能性がある。

他方において,現在の人類の中で天才またはそれに近い人々が符号によって思考しているかどうかは分からない。

例えば,画像として把握し,「一瞬にして全てを理解する」というようなことがあり得る。その場合,符号処理は1ビットも行われていない。

***

以上のことは,象形文字の一種である漢字(繁体字)の文化圏に含まれている国々の人々にとっては容易に理解され得ることかもしれない。

逆に,アルファベットのような記号しか存在しない国々の人々にとっては難しいことかもしれない。

***

以上のような立論が正しいとした場合,現在の(符号処理なしでは成立しない)LLMの本質に関し,再考すべき段階に至っていると考えられる。

何にしろ,真の天才は,学習なしに,一瞬にして真理を把握してしまうのかもしれないのだ。

より正確に言えば,ステレオタイプに過ぎない過去の符号をどれだけ学習してもその応用(=実質的には既存のステレオタイプの一種)しか得られないのに,真の天才は,全く異なるものを生み出すので,そもそも学習が無意味なのかもしれない。

更に正確に言えば,真の天才は,単なる秀才の一員に過ぎない者のステレオタイプである表現物集合を全部葬るという目的のためにのみ,そのための手段として,既存のものを学ぶのかもしれない。

・・・と考えると,なかなか難しい。

 

| | コメント (0)

2025年12月25日 (木曜日)

生成AIに頼ると思考における多様性が衰退する?

下記の記事が出ている。

 画像生成AIと画像認識AIの生成ループを実行すると最終的にどんな指示でも「12種類のスタイル」に収束してしまうことが判明
 GIGAZINE: 2025年12月25日
 https://gigazine.net/news/20251225-ai-image-generators/

***

当然のことが述べられていると考える。しかも,美術の分野に限らず,経営判断のような場面でも同じことが起きる。

LLMは,要するに巨大な海賊船のようなものであり,他人がつくった産物を奪い,違法に模倣するということを繰り返すことによって成立している本質的に違法な存在なのだが,そもそも,世間に存在している表現物等の多様性には限界がある。それは,人間の表現において,既に模倣が繰り返されていることによる。

簡単に言えば,学習対象となる情報の段階で既に陳腐でステレオタイプ的なものしか存在しないので,そのようなものをどれだけ多数学習しても多様性や独創性が生ずることはない。

生成AIとは,そのようなつまらない玩具に過ぎない。独創性など全くない。

それゆえ,経営判断の分野で生成AIを使用しても,利用者である企業が他の企業に対して優位を得るということが決してあり得ないことが最初から予定されている。

例外として非常に優れた美術作品等は著作権によって守られているので,それを学習した結果を許諾なく模倣すれば違法な二次利用になる。

経営判断の場合も同じであり,他には知られておらず,優位性をもたらし得る企業経営上のノウハウ等は営業秘密として保護されている。そのようなノウハウ等を許諾なしに学習することは,単なるスパイ行為に過ぎず,違法行為となる。

***

これまで何度も述べたことではあるが,軍事用の機械制御目的のAI開発等の例外を除き,生成AIまたはLLM開発に投資しても財産を失うだけとなることだろう。

 

| | コメント (0)

2025年12月24日 (水曜日)

国が保有する個人データの民間利用

国等が保有する国民の個人データを民間企業等が利用できるようにすることが善であるか悪であるかという根本的な問題はあり得るが,それよりも重要なことは,「どのタイプの個人データの利用を禁止すべきか」という線引きではないかと思う。

例えば,無条件で民間企業等の利用を認めた場合,個人の病歴,診療歴,血液検査や脳波検査等の精密検査の結果,通常の健康診断の結果,遺伝子情報,学校における成績,各種資格試験の受験回数及び不合格回数,各種資格試験の成績,前科,交通違反等による反則金納付歴,少年法による保護措置歴,滞納処分歴,社会保険の納付歴・不納付歴,各種行政処分歴,行政機関への通報,行政機関への苦情申出,公務員としての懲戒歴,元外国人の帰化と関連する情報等の情報が全て民間企業の手に渡ることになる。

日本在住の外国人に関しても,日本国民の場合と基本的に同じ。
しかも,外国人の日本国街における違法行為歴情報や当該外国人が特定の国の諜報関連の人間または犯罪組織と関連する人間であることの情報等を日本国が保有している場合もあり得ることを正確に理解する必要がある。

個人データを匿名化または仮名化したような場合でも,最新のコンピュータ技術を駆使すれば,特定の個人を識別可能な状態に容易に復元可能な世界になっているので,「匿名化または仮名化していれば大丈夫」という理屈は,ほとんど無意味化している。

特定の国民が国等に納付した税や社会保険関係の納付額が民間企業に提供されれば,民間企業の経営者や従業者の中には犯罪組織や外国政府の手先も当然に含まれているので,当該納付額等の情報が提供されてしまった者の中で高額の納付者が,例えば,強盗等の優先的なターゲットとなってしまうことが避けられない。その結果として,高額所得者を中心として,強盗によって殺される人が続出することになるだろう。
そのような場合に備え,国は,常に100%賠償できるよう基金を準備しておく必要があるし,国が個人情報を提供したことによって強盗犯等が被害者の所在地及び財産状況を把握することになったときは国の無過失の損害賠償責任を定める条項を個人情報保護法の中に追加する必要性がある。

日本人だと信じられていた者が外国人であることが判明した場合,帰化した者が元は国籍を有していた国名等の情報が民間企業に渡されるような場合においては,(民間企業の中にはヘイトクライムの犯罪者である企業も十分に存在し得るので)当該の者の生命・安全に深刻な脅威が発生し得ることも当然に予想される。

特定の者が外国政府のための諜報活動に従事していることを内容とする情報や日本国外における犯罪等の違法行為歴が明らかになってしまった場合,内閣総理大臣を含め,主要な国務大臣や関連公務員に対する報復のための暗殺行為が実行される可能性はある。

自然科学の調査研究(例:遺伝子治療等)のために日本国民の遺伝子情報を研究機関や製薬会社等に手渡した場合,日本国の研究機関や製薬会社等の中で特定の外国と全く関係のないところはほぼ存在しないので,そのような遺伝子情報が外国の製薬会社,軍または諜報機関等の手に渡る可能性は著しく高い。そもそも(当該組織の長及び上級職員に対するものを含め)適正に十分なセキュリティクリアランスを実施することが可能なだけの体制をもっている研究機関等は滅多になく,また,情報セキュリティを確保するための十分な予算と人的資源をもつ組織は非常に少ない。

以上のような危惧は,誰でも容易に考えつくことができるものだ。

それゆえ,線引きが重要になる。

そして,全ての危惧や脅威を適正に評価した上で,正確に線引きをしてみると,国が保有する個人データの中で民間企業に渡すことのできるタイプの個人データがほとんどないということに気づくことができる。

強いて言えば,政府から刊行された白書等の中で既に公表されている統計上の数値くらいなら提供できると言い得るのみではないかと考えられる。

ちなみに,統計のために集約化された数値データであっても,例えば,統計上において区分されている自治体等の地理的場所の該当者が非常に少ない場合,数値だけで構成されるデータであっても完全に顕名性のある(=個人識別可能な程度に特定され得る)個人データとして機能することがあり得ることは,周知のとおりだ。要するに,個人識別可能であるか否かは,文脈,TPO,状況等の要素を含め,諸々の要素の総合的な評価の中で結果として発生することだ。

個人データは,それ自体が客観的に常に識別可能または識別不可能という属性価をもつようなタイプの構造をもつデータではない。そうではなく,ある状況の下において,何らかのデータに対してそのような属性評価が可能であるか否かということが本質的に重要だということを理解しなければならない。

要は,実体説を基礎として考えるのではなく,関係説を基礎として考えるべきだということに尽きる。

その意味において,これまで公表されている個人情報保護法の注釈書等の多くは,根本的なところで無理解と誤謬が存在している。

 

| | コメント (0)

2025年におけるランサムウェアのトレンド

下記の記事が出ている。

 Top Ransomware Trends of 2025
 infosecurity: 23 December, 2025
 https://www.infosecurity-magazine.com/news/top-ransomware-trends-of-2025/

 

| | コメント (0)

2025年12月22日 (月曜日)

法と情報雑誌71号

法と情報雑誌71号を作成し,Web上で公表した。

 法と情報雑誌71号
 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/LawandInformationMag_No71.pdf

この号には規則(EU)2019/1150[参考訳]が含まれている。

| | コメント (0)

2025年12月20日 (土曜日)

UAT-9686

下記のとおり広報されている。

 Reports About Cyberattacks Against Cisco Secure Email Gateway And Cisco Secure Email and Web Manager
 CISCO: 2025 December 17
 https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-sma-attack-N9bf4

 

[追記:2025年12月21日]

関連記事を追加する。

 Cisco VPNs, Email Services Hit in Separate Threat Campaigns
 DARK Reading: December 20, 2025
 https://www.darkreading.com/endpoint-security/cisco-vpns-email-services-threat-campaigns

 

| | コメント (0)

2025年12月19日 (金曜日)

生成AIを使用する従業員は職業上のスキルが劣化する?

下記の記事が出ている。

 AIは使い方によっては労働者のスキルを低下させる…「人間の思考プロセスは非効率だが、非常に健全」
 Buassiness Insider: Dec 19, 2025
 https://www.businessinsider.jp/article/2512-ai-making-workers-feel-smarter-but-worse-at-their-jobs/

当たり前のことだ。論証を要しない自明のことに属する。

***

一般に,人間の受精卵は,遺伝子の命令に従い,何億年にもわたる生命の進化を子宮内で再現しつつ人間の形をした胎児の状態になるまで成長する。そのような遺伝子の命令に従った地球上の生命の歴史の再現なしには人間の胎児の段階まで到達できない。

出産により母体から出た新生児は,まだ人間ではない。それは,人間の萌芽に過ぎない。新生児は,身体の様々な動作や活動を通じてやっと人類のレベルまで成長する。この段階では,例えば,四つ足動物のような「はいはい」の動作を十分に繰り返すことが次の段階の身体的成長及び知能の活性化のために大きな役割を果たしていると考えられる。そして,そのような準備段階において何か問題が生じた場合,後発的に学習できる要素とそうではない要素とがある。

より大きく成長しても,基礎的なことが身についていないと専門的な知識や技能を習得したり使ったりすることができない。

それゆえ,私は,大学の講義の中で,基礎的な力の構築を持続することの重要性を力説してきた。

そのような基礎的な力を得るためは,可能な限り豊かな一般教養の蓄積を必要とするが,これは,符号としての情報の暗記(=単なる記録)とは全く異なるもので,要するに,一般教養の蓄積とは,「世界の理解」そのものであるとも言える。

生成AIを使用していなくても,丸暗記を基本とする受験勉強しかしていない者は,やはり,一般教養がないし,考える能力もない。

そのような者は,一時的な符合の記憶のためだけに大事な知能のリソースを浪費し続けているのだと言える。

過去において,非常に有能な学者や優れた芸術家等は,世間からみれは「変人」,「世捨て人」または「単なる遊び人」にしか見えないことがしばしばあるが,それは,そのこと(=習得時間の最適化または短縮のためにではなく,十分に知的影響を吸収するための彷徨の時期を経過すべき必要性)による。

最適化のみを基礎とするタイプの「単なる秀才」は,有能な学者にも優れた芸術家にもなれない。

 

| | コメント (0)

2025年12月17日 (水曜日)

AIチャットの傍受

下記の記事が出ている。

 800万人超のユーザーのAIチャットがChromeとEdgeの拡張機能で傍受されて営利目的で販売されていることが発覚
 GIGAZINE: 2025年12月17日
 https://gigazine.net/news/20251217-ai-conversations-sold/

***

要するに,AIビジネスで金儲けしようとする者を信用してはならない。

***

AIと関連しないものを含め,VPNを安全だと安易に理解することはやめるべきだと常に思っている。これまでも既に多数の脆弱性が報告されている。

 

| | コメント (0)

2025年12月16日 (火曜日)

中国のロボット産業

中国には非常に多数のロボット関連企業が存在していると報道されている。基本的には活況であることを示唆する報道となっている。

しかし,明らかに過当競争状態にあると言える。
これに対し,実質的にみて過剰な競争関係が実質的には存在しないのだとすれば,それらの非常に多数あるとして報道されているロボット関連企業が見せかけだけの「張り子企業」であるということを示していることになる。そのような見せかけだけの企業に対する投資は,全てを失う原因となり得る。

過当競争状態にあるか否かを一応措いた上で,中国全体において必要なロボット関連企業数は,(軍事部門を除くと)せいぜい100社程度だと考えられる。
それを超える企業は全て余剰であるか実質的には既に破綻している企業だと推定してよい。

その結果,AI及びロボットと関連する世界レベルの経済上の深刻なパニックは,中国発となる可能性が極めて高い。

 

| | コメント (0)

2025年12月15日 (月曜日)

AIエージェントがAIエージェントを自動生成するようになると

AIエージェントがAIエージェントを自動生成するようになると,これまで雇用されていた人間の従業者が大量に解雇されることになり,深刻な社会不安が発生する。
当該AIエージェントのサービスを提供している企業の経営者とその家族が襲撃され殺されるというようなことも頻発することになるだろう。主要な部分の開発者や開発リーダーとその家族もなぶり殺しになるということが想定される。世界中失業者だらけになると,誰も経営者や開発者を守ってくれないどころか,殺人者の側に回る可能性が高い。
かくして,『北斗の拳』の世界が現実化することになる。

このような差し迫った現実的な問題があることはさておき,そのようなAIエージェントによるAIエージェントの自動生成が一般化すると,トラフィックの許容性を超過する通信量の激増が発生し,情報ネットワーク全体が一挙に崩壊する危険性はある。このことは,既にかなり多数の専門機関等から指摘されていることだ。
比喩的に言えば,日本国の道路は,何万台もの高級スポーツカーが日常的に時速300kmくらいで走行できるような物理的許容性及び法的許容性をもっていない。
また,情報通信に限定すると,AIエージェントを常時稼動させている巨大企業だけが通信回線の許容量の大部分を事実上独占支配し続けることになるので,自明のことながら,独占禁止法違反または関連法令違反の状態が発生する。そのように思わないのは,当該AIエージェントのサービスを提供する巨大企業の人間だけだ。独占企業なので,感性と推論能力が完全に狂ってしまっているものと推定される。
しかし,日本国の関係当局は何もしない。適正に権限を行使する前提となる十分な能力が欠落しているためと推測される。

他方において,そのようなAIエージェントが真に高性能なものであり,大幅に普及した場合,当該AIエージェントのサービスを提供している企業が倒産し,サービスそれ自体が消滅するリスクを考える必要性がある。
真に高性能なAIエージェントが存在する場合,(中国の企業を含め)世界中の企業が「学習」という名前の模倣行為または海賊行為を「適法行為である」として全面的に実行することになるので,どの企業のサービスもほぼ同じ内容と性能と精度のものとなる。その結果,そのサービスを利用するユーザが得られる便益も競合他社が得られるものと同じものに平準化されることになる。換言すると,AIエージェントは,他者との関係において差別化するためのツールまたは競争上の優位にたつためのツールとしては利用できないサービス(=直ちに陳腐化し相対的優位のないサービス)になってしまう。

どの企業のサービスを利用しても内容的にも結果的にも同じというのであれば,高額の料金を支払ってまで利用する者はいなくなる。結果的に(中国の企業を含め)低額または無料でサービスを提供する企業または国家組織だけが生き残るということになりそうだ。

世界中の投資家は,どのみち悲惨なものとなるしかないそのような未来を想定した上で,「自殺しなければならなくなるような未来」を回避するための賢明で堅実な判断を求められる場面に直面していると言える。

***

一般論として,現実経済によって支えられていない仮想の財に対する投資は,常にゼロにリセットされるリスクに晒され続けている。

6発の弾丸を装填できるピストルに6発の弾丸が装填されていることを大概の者が知らない状況の下において,1発の弾丸しか装填されていないだろうと勝手に思い込んだ6人の者がロシアンルーレットのゲームを(マゾヒズム的に)味わっているような構図がそこにはある。
そのような場合,最初の1発で確実に死が訪れるので,5名だけが残る。しかし,ロシアンルーレット中毒患者のようになってしまっている者は,残りの5発は装填されていないだろうと思い,暇つぶしのために,同じゲームをやってみるかもしれない。その場合,6分の5の確率で弾丸が発射されることになるのだが,悪ければ1名目で,遅くとも2名目で確実に次の死者が出る。そして・・・

***

 企業のCEOまでAIで置き換えてしまおうという野望をもつAI関連の企業や開発組織は多数存在する。
そのような野望をもつ者は,「企業のCEOがAIになっても,その企業の株主や債権者だけは生き残る」という空虚な前提に立った上で,更に,「当該AI関連の企業や開発組織のトップ自身がそのような株主や債権者になれば,当該企業のCEOになるための熾烈な競争を迂回して自分が大多数の企業の支配者になり,その国の大統領や首相等も奴隷として使役できる独裁者になれる」ということを夢想している可能性はある。

そのような場合,当該の者は,潜在的な国家反逆者である。

また,そのような者に対して巨額の資金を融資する銀行や投資家等は,自分自身がAIによって置き換えられ,または,未来の独裁者の奴隷となり,結局,自殺する以外に道がないような存在になってしまうということを想定できない愚か者であることになる。

権力簒奪者またはその予備軍は,事前に,適切に対処されなければならない。

以上のような事柄に全く気づかない政治家が圧倒的多数だと思われるが,気づくだけの十分な知力が欠落しているのだろうと想像される。

 

| | コメント (0)

2025年12月11日 (木曜日)

データを利用する能力

AIが主流になっても,データを利用する主体は人間である。

その人間の利用能力が欠けている場合または十分ではない場合,奴隷となる。
そのような奴隷であるかどうかは,貧富の差とは関係がない。知力・知識・経験が十分ではない場合,AI開発に投資して金儲けをもくろんでいる億万長者層も含まれる。
学歴や職歴のような空虚な虚飾のための道具に過ぎない単なる「符号」を買うことによってみせかけの栄華を誇る者が多数存在するけれども,そのような者は,既に奴隷である。

データを利用する能力は,当該データの処理系の外にある要素を多分に含んでいるかどうかによって,当該処理系に対する優位度が異なる。

当該処理系の内部にあるデータの形式的意味しか理解できない人間は,その処理系よりもずっと劣った知力しかもたない。

私は,若い人々がそのような悲惨な状況に陥らないようにするため,常に,「一冊でも多くの古典を読み,考え,理解するということを繰り返し,蓄積することによって基礎的な教養を高めること」を推奨している。

しかし,一般的には,(ずるいことであっても違法なことであっても)可能な限り少ない努力で可能な限り最大の結果を得るという悪しき意味での最適化の考え方に洗脳されている者が多すぎて,どうにもならない。高度に最適化された大学受験指導のための方法論やツールは,その権化のようなものだと思っている。
このことは,AIの応用によって更に促進されることになるだろう。要するに,手の施しようがないレベルまで人格崩壊したゾンビのような若者が更に多数増産されるようになる。
私は,そのような者に関しては,「勝手に滅びろ」と心の中で呟くのみ。

とはいえ,例外的に,私が黙っていてもどんどん勉強して独自の領域を開拓し続ける若手の研究者は(少数ではあっても)存在する。

そのような人材は,独自の境地を開拓し続けている。
それゆえ,既に陳腐化して腐敗し始めているレガシーな学説や取扱いしかできないゾンビのような存在でありながら自己認識としては「主流である」と信じてその虚妄の世界から抜け出ることなく,無論,現実を直視することもない人々や,某国の手先となって日本国の発展を阻止しようと日々妨害活動に従事している人々からは,憎むべき存在であり得るかもしれない。

しかし,そうであるがゆえに,私自身の見解と一致していなくても,あるいは,一致していないからこそ,私は,そのような独自の境地を開拓し続けている優れた人材を直接または間接に支援してきたし,これからもそうする。

以上に述べたことは,非常に優れたトップクラスの企業では既に常識に属することとなっている。そうでなければ生き残れないからだ。
ただし,企業秘密に属する要素を含むことがあり得るので,その詳細が広く知られることはない。

 

| | コメント (0)

2025年12月 8日 (月曜日)

AIエージェント

『情報社会の素描』で示したとおり,戦時と平時は共存している。

利用者にとって便利なAIエージェントは,その利用者及び第三者の秘密情報を食い物にするスパイの仕組みであり得る。

当該AIエージェントが特定の国の国家組織または当該国の国家支配下にある企業から提供されている場合,当該国の諜報活動のためのツールであり得る。

世界各国の情報セキュリティ担当部署は,AIエージェントのふるまいを精密に検出し,適格なAIエージェントを瞬時にして管轄権のあるネットワークの中から物理的に消去してしまうような技術の開発及びそのようにした場合に(国防,国家安全保障及び公共の安全のための措置であることを根拠として)国家補償をしない法制の整備を急ぐべきだと考える。

加えて,世界各国の公安当局は,(大株主や大口投資家を含め)AIエージェントの開発・運用を実質的に支配している者が誰であるのか慎重に調査・検討すべきだと思う。

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2025年12月 7日 (日曜日)

AI引用?

GPT関連において一般に「AI引用」とされている自動処理の大半は,各国の公正な引用習慣を全く遵守しておらず,単なる海賊行為である。

被引用文書または被引用データの保有者の個別の事前の同意がある場合には違法性が阻却される。
しかし,そのような場合,今度は,違法なステルスマーケティングのリスクが生ずるので,そのリスクを消滅させるための自動的な処理が導入されていなければ違法な処理となる。

そのようなリスクを消滅させるための自動的な処理の例としては,「学習されることに同意した事業者のための商業宣伝広告」等の目立つ表示をすることなどが考えられる。
これは,AIビジネスを黒字転換させるために行われていることの一部である以上,消費者や一般市民を欺瞞的な行為から守るための当然の安全確保の一種だ。

以上は,初歩的な基礎事項の一部。そのような重要な点に全く触れることなく「AI引用」を推奨する者は,違法行為者またはその共犯者である確率が非常に高いと言える。

なお,ここで述べていることは,計画経済を基本とする国家においても妥当するのだが,(基本的に言論の自由がないため)国民がAIに反対すると国家警察による粛清の対象となり得るという点が自由主義諸国とは根本的に異なる。

 

 

 

| | コメント (0)

2025年12月 6日 (土曜日)

EU:デジタルサービス法に基づくXに対する制裁

下記の記事が出ている。

 EU、マスク氏のXに制裁金1.2億ユーロ-デジタルサービス法で初
 Bloomberg: 2025年12月5日
 https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2025-12-05/T6SNFST96OSG00

***

米国連邦政府は反発している。

しかし,一方的に既存の協定を反故にしたり高関税を設定したりしているのは,一体どこの国だろうか?

法的確実性または予見可能性という観点から見た場合,EUは,明確な規範と義務を定める法令を基礎として行政上の措置命令を発令している。

恣意的でありかつ予見困難な大統領令とは本質的に異なる。

 

| | コメント (0)

2025年12月 3日 (水曜日)

生成AIによる偽画像を提供して報道内容を誤らせた場合

合理的な確認作業を行っても見抜けないレベルの精巧な偽画像が自動生成される時代になってしまっているため,原則として,当然に業務妨害罪が成立すると解するのが正しい。

反対意見もあるだろうが,無視して良い。

 

| | コメント (0)

2025年12月 2日 (火曜日)

Open AIに対するサイバー攻撃

下記の記事が出ている。

 OpenAI Codex CLI Command Injection Vulnerability Let Attackers Execute Arbitrary Commands
 Cyber Security News: December 1, 2025
 https://cybersecuritynews.com/openai-codex-cli-vulnerability/

 OpenAI API user data exposed in Mixpanel hack
 SC Media: December 1, 2025
 https://www.scworld.com/brief/openai-api-user-data-exposed-in-mixpanel-hack

***

今後,黒字転換するために収益化の仕組みを導入するとなると,それに伴って,サイバー攻撃がますます増加すると予想される。

人々は金の流れるところに集まる。

犯罪者も金の流れるところに集まる。

 

| | コメント (0)

« 2025年11月 | トップページ | 2026年1月 »