法と情報研究会の昼食会
昨日,法と情報研究会の昼食会があったので参加した。
私が主宰している研究会なので,もっと積極的に活動すべきところなのだが,家庭内の事情(老母の介護等)のために身動きがとれない状態が約8年以上続いてしまっている。昨日は,金子俊哉氏に庶務を担当していただけたので昼食会を実現することができた。
この間,会員各位には様々なことがあったようなのだが,病気で入院した方も完全に回復して復帰しているので,とにかく通常人の何倍か何百倍くらいの超人的な体力と回復力をもつ人材の集団であることは間違いない。
ところで,法と情報研究会と類似の組織・団体は幾つもある。
しかし,単なる模倣や官僚的作業をこなすだけの組織や利殖目的の組織,または,特定の宗教団体や政治団体の勢力拡張のための組織ではなく,この分野において新たな知的生産物をどんどん生み出す能力をもつ日本国内でほぼ唯一の研究団体なので,私の精神力と体力が許す限り,今後も主宰を継続するつもりだ。
私自身がやるべきこととしては,基本的には,(印刷物としての公表は無理だがデジタルのものとして)法と情報雑誌の刊行を継続し,今後も最先端の内容の研究成果を公表し続けたいと思っている。
ちなみに,私は,日本国の主要大学の大学院等において伝統的に行われてきた「奴隷的な弟子をつくる」ということを一切してこなかったので,奴隷となって働く弟子のような者が一人もいない。
そのため,基本的には何でもかんでも全部自分でやらなければならない。
それでもなお,会の運営にしても研究活動にしても,自主的に無償で手伝ってもらえる若い世代の人々がいるので,どうにかこうにか運営できている。
まことにありがたいことだと思う。
一般に,利他を基本としなければ,真の学術は形成されない。
利己を基本とすると,どこかの国の大統領のように,思想信条の自由や学問の自由を圧殺することになる。
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