ナット
例えば,トヨタや日産のような超一流の大企業であっても,鉄ホイール用のナットの仕様とアルミホイール用のナットの仕様が異なっており,共通化されていない。
平時であれば,それはそれで「商売繁盛」に寄与するのかもしれないが,現在の世界は戦時下にある。どのような部品でも即時的に利用できるようでなければならない。
現実にはそうなっていないので,平時においても日本国全体の生産性を著しく低下させる要因の1つとなっている。
そういうことをちゃんと考えることのできる経営者のことを「賢人」と呼ぶ。
これに対し,意味のない「差別化」や「個別化」による「囲い込み効果」ばかりを考え,その結果として,部品の在庫管理コストを著しく向上させ,部品が共通化されていないことによる様々なトラブルを解決するための諸間接費を著しく増額させている経営者のことを「愚人」と呼ぶ。
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