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2024年3月19日 (火曜日)

グリーンナイト

昨日は都内で会合があり,遅くなったので,安全のためホテルに投宿した。今朝,朝食をとる前に,ホテルの部屋にあるテレビでデヴィッド・ロウリー監督・脚本・製作・編集の映画『グリーンナイト(The Green Knight)』(2021年)を視た。

アーサー王伝説から派生した中世叙事詩を原作とするファンタジー作品。出演者の演技も高度な画像処理も全て素晴らしく,久々に楽しめた映像作品だった。

一般に,AI技術がどんなに進歩しても,結局,映画監督等の構想力がとびぬけて優れていないと,良い映像作品をつくることはできない。画像処理のためのAI技術は,それ自体としては,単なる道具の一種に過ぎないので,その道具を使う人がつまらない人であれば,やはりつまらない作品しか生成されない。

この作品には原作にはないストーリーが一部添加されている。これは,デヴィッド・ロウリーのメッセージ表現の一種だろうと思う。現実には欲望の充足や空虚な名誉の獲得を追求し,滅んでしまう人の方が多い。

 

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