平安時代末~鎌倉時代の武家屋敷
諸般の事情により宿泊を要する旅行ができなくなってしまっているので,日帰りで各地の関連遺跡等を見学している。
現在,史跡公園として公開されている場所に関する限り,平安時代末~鎌倉時代の武家屋敷の敷地の大半が方形のプランとなっている。そこでは,一般に,方形に土塁と堀が廻らされている。
どうして方形なのかについて(支配的な見解という意味での)定説は存在しないだろうと思われる。
私見としては,それは,律令制の名残りなのだろうと考える。
その律令制に基づく土地の区割り(条里)の考え方は,古代中国の王朝における「世界観」のようなものを反映している。
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