地球儀
ルイス・フロイスが織田信長に対して当時の地理認識を基礎とする地球儀を贈ったということが事実であることはほぼ疑いがないだろうと想像するが,徳川家康も地球儀を見たかどうかはよくわからない。特にロシアによって侵略される前の極東ユーラシアの状況は,その当時に生きていたどの「文明人」にとっても謎だった(←例外は,(少し後の時代の)清朝の現地駐在役人とそれらの役人に協力的な現地諸部族だけだったかもしれない)。
それやあれやで地球儀に関してネット上の記事を漁っていたら,下記の記事と遭遇した。
家康公を学ぶ:大航海時代の家康公
https://www.visit-shizuoka.com/t/oogosho400/study/05_12.htm
現実には,千島列島や樺太の地理の詳細がわかるためには,間宮林蔵の登場を待たなければならない。当時,ロシアも清朝もそのような詳細情報をもっていなかった。
当時,間宮林蔵や伊能忠敬のような天才的な人材が利根川流域から出たことは,単なる偶然ではないと確信しつつある。
さて,地球儀に話題を戻す。
メルカトール図法による地図では,現在のロシアの領土がとても広く見える。しかし,地球儀を回していると別の印象も受ける。
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