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2023年4月18日 (火曜日)

中国は世界のサイバー脅威か?

下記の記事が出ている。

 UK cyber security chief to warn of China’s rise as a technology superpower
 Guardian: 18 April, 2023
 https://www.theguardian.com/politics/2023/apr/18/uk-cyber-security-chief-warns-of-chinas-rise-as-a-technology-superpower

私は,江沢民が現役の頃の演説をTVニュースで聴いて,きっとそうなると確信した。
大学の授業でもそのように警告的な内容に触れることがあったのだが,大半の受講生は,私が述べることの重要性を知覚・認識・理解しなかっただろうと思う。
そもそもそのようなことに興味をもつ学生は僅少なのではないだろうか。

一般に,今から20年くらい前の日本では中国の実力を不当に低く評価する者ばかりだったから,社会全体としても警戒心をもつことが少なかったのかもしれない。

そんな具合だから,卒業生の中で,この点に関する私の講義内容を覚えている者は,存在しないだろうと思うし,仮に存在しているとしてもほんのわずかかもしれない。

私の講義はさておき,一般に,諸々の情報を整理して理解し,状況の深刻さを鋭敏に受け止めることができるかどうかは,個人差が大きい。

特に比喩を用いて表現されている情報の内容を認識・理解しようとする場合,それを比喩として理解し,真の情報内容を正確に把握できるかどうかに関しては,人によって能力のばらつきが明白に著しく大きい。

たぶん,単に知的能力だけではなく,読書量の多寡及び人生経験の豊富さと相関関係がある。特に,洞察力は,直接的な経験の蓄積と(多種多様な膨大な量の読書等を通じて得られる)間接的な経験の蓄積の総量が相当量に達しないと機能し始めない。

私は,学生に対しては,訳本で良いから『史記』の列伝を通読することを推奨している。しかし,文庫本の訳本の1冊でもとにかく読んでみようと本気で挑戦する学生は非常に少ない。

だから,壁を乗り越えられず,並のレベルのままで卒業することになる。

私が推奨する書籍に関し,わからなくてもよいからとにかく挑戦し続けていれば,卒業までに見違えるほど見事に鋭敏な頭脳になっているはずなのに・・・と思うのだが,強制できることではないので,仕方がない。

一般論としては,真の努力なしに人生を乗り切ろうと考えること自体,既に破滅の始まりというべきだろう。

例えば,私の苦心の研究成果をパクるだけで「自分の方が頭がよい」と自惚れ,私を馬鹿にしてきた人々の多くが既に破滅しているようだ。

私は,それらの破滅のメカニズムを類型化し,詳細に説明することができる。自業自得・因果応報なので,当然の帰結だと言える。

 

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