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2022年12月19日 (月曜日)

ある町で・・・

先日,調査のため,栃木県北部のある町を訪問した。

調査を終え,帰宅途中,ある酒造会社に寄ろうと思ってその駐車場に向かったところ,まさにその駐車場前で交通事故があったようで,事故車が駐車場内に移動され,警察の現場検証が行われている最中だった。

私は,関係がないので,車を停めた後,徒歩でその酒造会社の入口に向かったのだが,横断歩道に立っていてもどの自動車も停止してくれない。先の事故関係で取調べ中の警察官が気づいて走行中の自動車に停止を求めたのだが,大半は無視。やっとのことで停止してくれた自動車がいたので,その横断歩道をわたることができた。

自動車運転免許を取得する際の講習では,どのような状況にあっても,横断歩道を渡ろうとする歩行者があるときは車の走行を止めなければならないと道路交通法に定めているということを教わるはずなのだが,皆さん頭が優秀過ぎてすぐに忘れてしまうようだ。

助けてくれた警察官は走行する自動車の無謀ぶりにほどんど「ぶち切れ状態」のように見えたのだが,とにかく我慢して誘導してくれた。まことにありがたいことだと思う。

ちなみに,その交通事故は,横断歩道を渡ろうとする歩行者に気づいて停車した自動車に後続の自動車が追突した事故のようだ。無論,追突した自動車が100%悪い。

ところが,現場で説諭されている追突車両の運転者は,どうして自分が悪いのか全く理解できていないようだった。警察官から何度説明を受けても,「歩行者の有無にかかわらず自動車優先」という考えをやめられないように見える。

その加害者の年齢は私よりも若そうだったけれども,脳内は何十歳も老化しているのではなかろうか・・・

たまたま遭遇した事故だ。

しかし,日本中で,このような老害による交通事故が増加しているのではないかと危惧する。

 

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