塹壕戦
ロシアの侵略戦争に対するウクライナの正当防衛の戦いは,膠着状態になっていると報道されている。
第一次世界大戦の塹壕戦と似ているとも報道されている。
しかし,少し異なる。
第一次世界大戦では,膠着状況を打開するために戦車が戦場に投入され,一定の成果をあげることができた。
その後,戦車の重要性を主要各国が認識した。
第二次世界大戦では,ハリコフやクルスクで大規模な戦車戦が展開された。どう考えても優勢そうなナチス軍が中途半端な攻撃を繰り返し,結局,敗北した。たぶん,ナチス内部での足の引っ張り合いがあったのだろうと思う。もしこの場での戦闘に勝利し,当時のロシアを敗北させることに成功した将軍は,ヒトラーの後継者となり得るからだ。
私が思うには,そのようなあまりにも人間的な要素に支配されてしまっている人々が主導的な立場にあったので,ナチスは敗北したのだろうと思う。餓鬼道に堕ちた人々と言っても過言ではない。
現代では,戦車を繰り出したら,むしろ負けになってしまう。
全て携帯型簡易ロケット兵器によって破壊されてしまう。
ロシアの普通の上級軍人はそのようには考えないかもしれないが,事実は事実だろうと思う。
| 固定リンク
コメント