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2022年11月11日 (金曜日)

女子枠

国の機関が推奨した場合,女性ではない者との関係において「性」による差別が発生し,明らかに憲法違反となるので,推奨できない。

ちなみに,言葉狩りをするつもりは全くないが,一般論として,18歳で成人であり,子供ではないので,「女子」という語を使用するのはどうもいただけない。特に,大学院の場合,通常は,22歳以上で入学となる。
「女性枠」と表現すると性による差別が存在することが明確化されてしまうことから,「女性」という語の使用を避けているのかもしれないが,よくわからない。

 

[追記:2022年11月13日]

そのような甘い枠を設けており,実質的に競争が劣化している大学に進学しようとする優秀な女性は,減ることはあっても増えることはないと予想される。

自分がその立場だったらどう感じるかを理解できれば,私の見解が正論だということを認識できることだろう。

性別とは無関係に,真に実力のある者は,真に競争をし,その競争の結果が自分自身の人生に反映されるような「場」を選択するものだ。

条件を甘くして有象無象を集めても,教職員が苦労するだけだ。そして,甘い条件で大学に入学しても,その後に気持ちを完全に入れ替えて他人の何百倍も勉強しないと社会の中で自分を活かすことなどできない。社会は常に競争であり,上澄み層では特にそうなのだ。

このことは,実力主義で徹底しないと生き残ることができない理工系では特にそうだと言える。

大学教授に転身して以来,世界の様々な分野のトップクラスの人材を知ることのできる多数の機会を得た。
資質として世界最高レベルであるか否かだけに着目してきたので,当該の者が通説であるかどうか,名誉や地位を与えられた者であるかどうか,または,金儲けに直結するかどうかは,全て捨象してきた。
私見は,そのような経験の蓄積によって裏付けられた確信のようなものだ。

これに対し,当該問題大学の経営陣及び文科省の関連担当者は,虚妄に惑わされている。

真の実力とは無関係な「甘い枠」の中にいるというだけで,(もし私がその立場にあるとすれば)自尊心が許さない。

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