プーチンが対ウクライナ侵略戦争の惨敗の責任を露諜報機関に転嫁?
下記の記事が出ている。
A senior Russian official was sent to a notorious Moscow jail in retribution for poor Ukraine intel, expert says
Business Insider: April 8, 2022
https://www.businessinsider.com/russia-fsbs-beseda-in-prison-after-ukraine-intel-failings-soldatov-2022-4
Top Russian intelligence official 'moved to notorious jail' over Ukraine war failings
Mirror: April 9, 2022
https://www.mirror.co.uk/news/world-news/top-russian-intelligence-official-moved-26674300
侵略戦争の開始の決断と決定の権限は大統領のみに帰属しているので,国家制度上,他の公務員に責任転嫁することはできない。もっとも,法治主義が存在せず,正常な規範に基づく行動規制が全く機能しないカルト集団なので,「何でもあり」ということは言い得る。
ちなみに,FSBの幹部が一人残らず『孫子』と『韓非子』に精通していたとすれば,別の行動もあり得ただろうとは考えられる。しかし,彼らの現実の知能レベルではそれらの古典の内容を完全に理解し応用できるようになることは物理的に困難または不可能なことだったと推測される。
一般に,トップに逆らわないイエスマンばかり集めた組織は,基本的に,無能者ばかりの組織になる。トップに逆らう有能な部下を使いことなすことができないのであれば,その組織のトップが無能であることを自ら証明するようなものなので,その組織のトップであってはいけない。追放し,有能なトップに置き換える必要がある。
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