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2022年3月24日 (木曜日)

ポンペイ

現在,東京国立博物館で特別展「ポンペイ」が開催されている。

 https://pompeii2022.jp/

火山噴火により都市全体が化石状態になって埋もれてしまったポンペイ遺跡からは貴重な多数の文化財が発掘されている。今回の特別展の展示物には,比較的最近発見されたとても貴重な発掘品が含まれている。

それらの展示物は,当時の人々の生活の様子を推測させるものだ。

かなり上級の貴族だけが住む保養地,そして,保養地を維持するための奴隷だけが住む都市,それがポンペイだったと推測される。

ローマ第4帝国をめざす独裁者が,黒海沿岸を取り巻きの大金持ちとそれに仕える奴隷だけの保養地にしようとしたと仮定した場合,奴隷になることを拒否し,邪魔する者は,皇帝に逆らう者として抹殺されるべき存在となるのに違いない。

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ポンペイに棲んだ貴族達は,自分達の住む都市の地下にマグマだまりのある巨大火山が噴火し,全てを破滅させてしまう日が来ることを予想してはいなかったのだろう。だから,貴重な文化財がそのまま埋もれて残された。

ローマ第4帝国をめざす独裁者の取り巻き達は,露が核戦争を開始すると,露の国民を含め誰も生き残ることがないレベルで焼き尽くされ,仮に核シェルターの中で生き延びたとしても,「核の冬」の到来により餓死または凍死すること(=生存不可能となること)を免れることができないという当たり前の事実を理解できないのかもしれない。
それらの核兵器の多くは,火山のマグマだまりのように,地下の核サイロの中にある。噴火すると誰も助からない。つまり,1残らず完全に自滅するための「無理心中兵器」以外の何物でもない。

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そのような観点から考えてみると,抹殺のための軍隊の兵隊や指揮官がどのような構成になっているかも重要と思われる。

古代ローマ時代においてさえ,もともとの意味でのローマ市民である若者だけで構成される軍隊の時代はそんなに長くはなかった。

投降し服従することになった異民族が多数含まれる軍隊となった。支配領域を拡大すれば当然の結果だと言える。

 

 

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