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2022年3月16日 (水曜日)

世界構造全体の理解

単に独裁者が存在するというだけでは世界戦争にはならない。

その独裁者の国が単独で,または,複数連合して他国を併呑しようとしている場合であり,かつ,その独裁者の国の軍事力が非常に大きい場合,そのような状況を放置するとドミノ倒し的に世界全体が併呑されてしまう危険性が高まるので,正当防衛としての戦闘が開始される可能性が高まる。つまり,世界戦争のリスクが高まる。

露のウクライナ侵攻が世界戦争に発展するかどうかは,中国がどのように行動するかに全てかかっている。

現実に世界戦争になった場合,核戦争及びその後の「核の冬」によって,韓国と日本国の領土内で生存可能な人はゼロになると予想されるが,ロシア・中国・北朝鮮の領土内で生存できる者も間違いなくゼロになるだろう。

しかし,そのように考えることができない低級または低品質の頭脳しかもたない者が独裁的支配者または独裁者集団である場合,最悪の事態が発生してしまうのだ。

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一般に,古来,政治学上,非常に優秀な独裁者である場合には独裁制が必ずしも間違ったものではないという見解は存在するし,古代においては確かにそうであったかもしれない。

しかし,現代の情報社会全体における膨大な情報量と人間の脳による情報処理能力のかなり厳しい物理的限界を考えると,現代社会においては,そもそも優秀な独裁者が成立する社会的素地が存在しない。

 

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