今の時代は良い時代かもしれない
各国の独裁者の顔を知ることができる。
かつては自国の独裁者の顔を知ることさえも難しかった。
しかも,自国の独裁者の肖像画や写真は,著しく美化されたものである。それらの著しく美化された肖像画や写真は,悪の本質を全く伝えていない場合には,芸術作品として無価値だと考えられるが,そのような独裁者に迎合する画家や写真家達の美化技法と特定の人脈の系統分類のための資料としては使用可能と思われる。
他方,骨相学の観点からすると,それらの独裁者の顔に共通点はある。現代のデジタルデータ処理技術を駆使し,DNA分析を加味すれば,非常に細かな分類が可能となることだろう。ただし,暗殺や粛清のリスクがあるので,現実には誰もそのような分析をやらないだろうと予測している。
現実世界を支配しているのは,事実としての暴力または武力なのであって,観念的な正義ではない。
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更に過去に投影し,一般的または普遍的な法則に則して考えられれば学生として優秀だと言えるのだが,深刻な苦悩が増すだけなので,(よほど傑出した優秀な学生でない限り)受講学生に対しては,そのような方向で思索することを勧めていない。
古今東西,社会というものは必要悪としての悪徳が支配するための装置の一種なのだということを教える相手としては,20歳そこそこの学生達はあまりにも若すぎるし,純情過ぎる。
あくまでも一般論としては,人生の中で甘いことも辛いことも全て経験し尽くした上でなければ納得できないことのほうが多い。
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