「NSO has just made itself the poster child for how bad the industry is.」との見解
下記の記事が出ている。
NSO spyware used to hack Polish politicians, Khashoggi's wife, others
ZDNet:December 24, 2021
https://www.zdnet.com/article/nso-spyware-used-to-hack-polish-politicians-wife-of-khashoggi-un-war-crimes-investigator-and-more/
日本国においても,例えば,他者の作品の剽窃との関係において,「***は,***がどれだけ悪いかを自ら子どもたちに示した」というような個人及び組織が存在する。「恥を知れ」と言いたい。
ちなみに,剽窃行為を行う者は,剽窃行為それ自体が証拠になってしまうので,何とも愚かな行為であり,自身の無能を自ら世間に曝け出すような馬鹿な行為だと思う。私の講義の中ではそのように説明している。
ちなみに,虚偽の剽窃通報により何も違法行為をしていない個人利用者がコンテントを削除されたり法外な損害賠償金を請求されたりする事例があるようで,それはそれで大きな社会問題だと思う。最も肝心なことは,そのような細かな問題に対応するための十分な人的資源を配置しないまま,無責任に情報共有サイト等を運営している事業者にも責任があるという点だ。
かなり前に書いたことだが,事業規模を拡大すれば,それ相応にトラブル対応の職員を確保する必要が生ずる。実際にはそのようにしていないので世界的な規模の金満家が誕生することにもなる。しかし,本来やるべきことをしっかりやっていれば,そんなに大きな個人所得が発生するはずがない。しかし,そのようなトラブルの多発に正しく対応していれば,その要員の確保を通じた雇用の増大という意味で社会には大きく貢献することになるので,きっと後世に名を残すことになるだろう。
とはいえ,地上に金を積むかどうかは,各人の世界観による。
***
近未来のMS Officeには,自動的に剽窃を検出し,そのユーザに対し,「あなたは違法行為を実行しつつある」というような警告を出すような機能が実装されるようになっているかもしれない。
たぶん,そうなったとしてもその機能をオフにすることは可能だろう。しかし,そのような機能が実現できている世界は,ほぼ瞬時に,既存の作品との類似性対照評価が実行されてしまっている世界だということを認識・理解しなければならない。このことは,文筆作品だけではなく,音楽作品でも実演でも同じだ。
それゆえ,(現在でも既に部分的に存在していることではあるが)ある構成要素を利用することを許容し合うようなカルチャーまたは一定の部分社会の模索もまた重要なことではないかと思う。そのような許容が存在する部分社会においては,違法の問題は生じない。ただし,その部分社会の約束を無視する者は,普通に著作権を侵害する犯罪者となる。この点に関して重要なことは,そのような部分社会を代表し得る(特に訴訟法上の当事者適格をもち得る)何らかの集合的な管理組織をどのように法定すべきかという検討だろうと思う。
他方において,警察組織としては,この機能を別の面で応用すべきだろう。例えば,真実は剽窃ではないのに剽窃だと主張して詐欺行為または恐喝行為を実行していると疑われる者が存在する場合において,証拠の確実性を瞬時に評価できるツールとして応用することは可能だろうと思う。
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