情報技術の進歩は高齢者の生活様式と扶養(介護)の基本的な形態に変化をもたらしている?
下記の記事が出ている。
For seniors using tech to age in place, surveillance can be the price of independence
Washington Post: November 19, 2021
https://www.washingtonpost.com/technology/2021/11/19/seniors-smart-home-privacy/
他者依存性が高い(=自律性が低い)人々の含有率が比較的高いと推定される日本国と直接の比較はできないが,全般的な傾向という意味では,考える素材を提供する記事だと思う。
その中には,かつて地上波テレビまたはケーブルテレビが普及し始めた頃に指摘された事項と同じ類型に属するものの含まれるが,別の要素も多々含まれている。
未来のことなので,誰も確実な予測はできない。世界規模の戦争や大規模自然災害によって社会インフラの基本部分が全般的に破壊されてしまうような事態も想定しておく必要性がある。今回のパンデミックが終息したとしても,今後,更に別のパンデミックがやってくることはほぼ確実と言えるだろうと思っている。
そのような前提で,仮に現在の延長のままの未来があると仮定した場合,どの国においても,真面目に「死ぬ権利」が議論されることになるだろう。
「人間の尊厳」の本質を考えなければならないと思う。
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