ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 RV 107など
土日は来週の講義の準備に全て消費する予定なので,気合を入れてやりかけの翻訳をできるところまでやり,少し疲れた。
そのあと,再来週以降の講義の準備のために調べものをし,情報を整理して,本日やるべきことはおしまい。
かなり疲れた。加齢による劣化には勝てない。若い頃であれば更に午前零時過ぎまで仕事を続けても全く平気だったのだが,もう無理だ。
そういうわけで,のんびりとCDの音楽を聴くことにした。
以前,MP3ダウンロードも少しやってみたことがあるのだが,どうも物体の円盤がないと落ち着かないようなところがある。ガンダムのアムロから「重力に縛られている」と言って叱られそうな感じだ(笑)
ヴィヴァルディのフルート協奏曲集(NAXOS 8.553365)を聴いた。有名な作品10のフルート協奏曲集の原曲である室内楽曲の演奏も収録されている貴重なCD。
このCDの中に収録されているRV 107という分類番号が付されている作品は,とても美しいと感じる。私の趣味に合っている。
そのCDを聴き終わり,この記事を書きながら,Asperenの演奏によるC.P.E.バッハのプロイセン王ソナタ集 Wq 48 を聴いている。私の大好きな楽曲の1つだ。
この曲は,ハープシコードのために書かれた曲ということのようなのだが,その書法は,どうもフォルテピアノ用に書かれたものではないかというような印象を受けることがある。少なくとも,物体としてのハープシコードという楽器の限界ぎりぎりまで使い尽くした曲だということは言える。C.P.Eバッハは,超越的な名演奏家だったのだろうと思う。
音楽でも法学でも同じで,可能な能力の限界まで挑戦し続けることが大事だと思う。
ちなみに,過去においては,様々な理由により,大学で法学を学んだ音楽家が多かった。
私の見解では,立派にオーケストラの総譜を書ける人は立派に法学論文を書ける素質がある。その逆もしかり。
しかし,立派に論文を書けない人は,オーケストラの総譜を書くこともできない。ものごとを構造化して理解できないからだ。
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