第4次産業革命は存在しない
存在しない。
すべて,アルビン・トフラーが予測した「第三の波」の中に内包されている。
つまり,「第四次産業革命」は,概念の一種なのではなく,軽薄なキャッチの一種に過ぎない。
このように考えることはとても重要なことだ。
なぜならば,トフラーは,第三の波の世界における利点と巨大な弊害を既に全て予測しているからだ。
象牙の塔の人々は,彼のことを哲学者とは呼ばない。
しかし,私は,第一次大戦後の時代における最高峰に位置する哲学者だと思っている。
それゆえ,私は,『ネットワーク社会の文化と法』を構想する際,トフラーの理論を基礎とした。
現時点では,法学としての情報社会の構造を考察しているが,その骨格は,「情報社会の素描」の中で示したとおりだ。特に,この論文の中にある図がその概念全体を示している。ただし,そのように読める能力をもった者がほとんどいないということをごく最新知ることになった。
ステレオタイプの思考しかできない者にとっては,そもそも無理なことなのかもしれない。
しかし,人間は「学習する動物」だ。
それゆえ,私は,日々勤勉に勉強の努力を重ねている。
自分自身で構築した自分自身の殻を自ら破るために。
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