ショパン:夜想曲集
今日やるべき仕事を終え,疲れたので,アルトゥール・ルービンシュテインのピアノ演奏によるショパンの夜想曲集(SICC 40066-7)の一部を聴いた。
どれも名曲ばかりなので,それぞれの趣味により一番好きな曲は異なっているだろうと思う。私が個人的に好きなのは,第14番嬰ヘ短調・作品48-2だ。何となく普通の曲のように聴こえるけれども,微妙な心を反映した短いストーリーが見えるような気がする。若い時にしか体験できなことなのかもしれないけれども,年老いて人生を振り返ったときにその意味がやっと何となくわかるようなどこにでもありそうなストーリー・・・
ルービンシュテインの演奏に派手さはなく淡々とした演奏のように聴こえる。しかし,大事な箇所のちょっとした「ため」のようなものがとても自然で,しかも,胸を打つ。素晴らしい演奏だと思う。
私は,ショパンの夜想曲に関しては,妙に感情移入したような演奏を好まない。
明日から更に忙しくなるので,今晩は十分に睡眠時間をとろうと思う。
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