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2021年9月25日 (土曜日)

フンメルのチェロソナタなど

今日予定してた仕事に疲れたのでキリのよりところで中断して明日続けることにし,軽くワインを口にしながら音楽を聴くことにした。

聴いたCDは,フンメルのチェロソナタ,ヨゼフ・ハイドンのフルート,チェロ及びピアノのための三重奏曲,ショパンのチェロソナタの演奏を収録したももの(NAXOS 8.557708)。届いたばかりのCDとはいえ,収録されている演奏それ自体は,以前,FM放送で聴いたことがあるような記憶がある。チェロはフランツ・バルトロメイ,ピアノは乾まどか,フルートはモニカ・グーカの演奏。どれも際立つ名演だと思う。

フンメルが作曲した作品の中には「ちょっと・・・」と感じてしまうものもあると思っている。しかし,このチェロソナタ(作品104)は,名曲と言える素晴らしい曲だと思った。個人的には,フンメルの室内楽作品の中で最も優れた作品として評価したい。ブラームスを先取りするような部分があり,古典派というよりもロマン的な作品だと感じた。

ハイドンの三重奏曲は,かなり以前に私も演奏したことがある。とても懐かしく聴いた。

ショパンのチェロソナタは,作品それ自体が既に定評のあるもので名曲であることは疑いようがない。デュ・プレの演奏によるCDももっており何度か聴いた。けれども,ちょっと馴染めなかった。これは私の感性の問題なので,演奏の良し悪しの問題ではない。
バルトロメイの演奏は,「鬼気迫る凄み」のようなものはないけれども,のびのびとした抒情性豊かな演奏であり,この曲のよさを100%表現し尽くしている。それは,ピアノの演奏の卓越性によるところも大きいと思う。このように非常に優れたピアノ奏者と一緒の演奏だと,チェロ奏者としても,自分が演奏したいように思い通りに自由に演奏できるのではないかと思う。とにかく私にとっては極めて納得度の高い名演だと感じた。

 

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