« 2021年8月 | トップページ | 2021年10月 »

2021年9月30日 (木曜日)

NIGHT SONGS

フォーレの「夢のあとに」を歌曲として演奏したCDはないかと探していたら「NIGHT SONG」という標題のCD(DECCA UCCD-1038)という中古CDが売りに出されているのを見つけた。ルネ・フレミング(ソプラノ)とジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)の演奏によるものだった。

本日,届いたので,仕事を中断して早速聴いてみた。

どれも素晴らしい演奏なのだが,目的としてた「夢のあとに」よりもセルゲイ・ラフマニノフの「歌うな,美しい女よ」に魅了されてしまった。本当に美しい曲だと思う。浅学にして,これまで,このような美しい曲が存在するということを知らなかった。

よいCDだと思う。

 

| | コメント (0)

2021年9月28日 (火曜日)

女性はサイバー攻撃の標的になりやすい?

下記の記事が出ている。

 Women, Minorities Are Hacked More Than Others
 Threat Post: September 27, 2021
 https://threatpost.com/women-minorities-hacked/175038/

| | コメント (0)

2021年9月27日 (月曜日)

Amazonは注文をキャンセルさせない?

マーケットプレイスの事業者から入荷見込みがたたないのでキャンセルして欲しい旨の連絡があったので,Amazonのサイトでキャンセルの手続をしたのだが,いつまでたってもキャンセル処理にならない。

システムの基本設計それ自体がどこかおかしいのかもしれない。

 

[追記:2020年10月1日]

今朝,Amazonから,契約がキャンセルになった旨の連絡が届いた。

当該事業者からキャンセルして欲しい旨の連絡があり,顧客である私が当該事業者の立場と説明に納得し,双方合意しているのと同じ状況下で,所定のキャンセルの手続をしたのに,現実に契約がキャンセルとなり,その通知が到達するまで時間がかかり過ぎる。

ワンクリックで契約成立する仕掛けになっているのだから,ワンクリックでキャンセルできる電子的な仕掛けを構築すべきだと思う。

特にキャンセル手続の中でキャンセル理由等を細かく入力しなければならないようなプロセスは,キャンセルを阻害するという悪影響が大きいので,全部消滅させるべきだと考える。キャンセルの際における関連情報の収集に関しては,過大な要求であり,合理性及び比例性を欠くものだと判定した。

今回の件に関して,私は,当該事業者の立場を理解しており,当該事業者に対して特に不満はない。私が不満をもっているのはビジネスモデルの設計者とシステムの基本設計をしたシニアエンジニア,そして,問題のあるビジネスモデルが適切・妥当なものかどうかを常に評価または見直しせず,漫然と過ごしている内部マネジャクラスの担当者に対してだ。Amazonの経営者は,ビジネスモデルそれ自体を全面的に見直した上で,必要な人事上及び技術上の措置を講ずるべきだと思う。

| | コメント (0)

2021年9月25日 (土曜日)

フンメルのチェロソナタなど

今日予定してた仕事に疲れたのでキリのよりところで中断して明日続けることにし,軽くワインを口にしながら音楽を聴くことにした。

聴いたCDは,フンメルのチェロソナタ,ヨゼフ・ハイドンのフルート,チェロ及びピアノのための三重奏曲,ショパンのチェロソナタの演奏を収録したももの(NAXOS 8.557708)。届いたばかりのCDとはいえ,収録されている演奏それ自体は,以前,FM放送で聴いたことがあるような記憶がある。チェロはフランツ・バルトロメイ,ピアノは乾まどか,フルートはモニカ・グーカの演奏。どれも際立つ名演だと思う。

フンメルが作曲した作品の中には「ちょっと・・・」と感じてしまうものもあると思っている。しかし,このチェロソナタ(作品104)は,名曲と言える素晴らしい曲だと思った。個人的には,フンメルの室内楽作品の中で最も優れた作品として評価したい。ブラームスを先取りするような部分があり,古典派というよりもロマン的な作品だと感じた。

ハイドンの三重奏曲は,かなり以前に私も演奏したことがある。とても懐かしく聴いた。

ショパンのチェロソナタは,作品それ自体が既に定評のあるもので名曲であることは疑いようがない。デュ・プレの演奏によるCDももっており何度か聴いた。けれども,ちょっと馴染めなかった。これは私の感性の問題なので,演奏の良し悪しの問題ではない。
バルトロメイの演奏は,「鬼気迫る凄み」のようなものはないけれども,のびのびとした抒情性豊かな演奏であり,この曲のよさを100%表現し尽くしている。それは,ピアノの演奏の卓越性によるところも大きいと思う。このように非常に優れたピアノ奏者と一緒の演奏だと,チェロ奏者としても,自分が演奏したいように思い通りに自由に演奏できるのではないかと思う。とにかく私にとっては極めて納得度の高い名演だと感じた。

 

| | コメント (0)

EU:e-CODEX規則案

e-CODEX規則(COM/2020/712 final)が提案され,審議されている(2020/0345/COD)。

| | コメント (0)

2021年9月24日 (金曜日)

フォーレ:夢のあとに

予定していた仕事に一区切りをつけることができた。明日と明後日は授業の準備に集中できる。

点検と補正の作業は残っているけれども,今日はこれでおしまいということにして,音楽を聴くことにした。

グリュミオーのヴァイオリン名曲集というオムニバスのCDをかけた。

これまで,様々な演奏家による演奏で何百回も聴いたはずのフォーレの「夢のあとに」の演奏がとても美しく感じた。心に染み入る。

 

 

| | コメント (0)

EU:人工知能法案

欧州議会において,人工知能法(Artificial Intelligence Act)が(COM/2021/206 final)が提案され,審議(2021/0106/COD)されている。

 

| | コメント (0)

2021年9月22日 (水曜日)

法と情報雑誌の修正版への置き換え

法と情報雑誌6巻1号,6巻3号第1分冊,6巻3号第2分冊にミスが発見されたので,修正版と置き換えた。

 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/LawandInformationMag_No41.pdf

 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/LawandInformationMag_No43.pdf

 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/LawandInformationMag_No43_2.pdf

| | コメント (0)

2021年9月20日 (月曜日)

Ryuk ransomware

下記の記事が出ている。

 Microsoft MSHTML Flaw Exploited by Ryuk Ransomware Gang
 Threat Post: September 17, 2021
 https://threatpost.com/microsoft-mshtml-ryuk-ransomware/174780/

 ランサムウェア「RYUK」被害事例と対処の課題を解説
 トレンドマイクロ:2021年1月29日
 https://blog.trendmicro.co.jp/archives/27124

 新たなRyukランサムウェアサンプルはWebサーバーを標的に
 McAfee:2021年7月7日
 https://blogs.mcafee.jp/new-ryuk-ransomware-sample-targets-webservers

 ランサムウェア被害で5400万円の身代金を支払ったアメリカの自治体が市のIT責任者1名を解雇
 GIGAZINE:2019年7月8日
 https://gigazine.net/news/20190708-ransomware-attacked-city-pay-to-hacker/

 155億円もの身代金を奪ったランサムウェア「Ryuk」が用いる手法とは?
 GIGAZINE:2021年1月8日
 https://gigazine.net/news/20210108-ryuk-ransomware/

| | コメント (0)

2021年9月19日 (日曜日)

ショパン:夜想曲集

今日やるべき仕事を終え,疲れたので,アルトゥール・ルービンシュテインのピアノ演奏によるショパンの夜想曲集(SICC 40066-7)の一部を聴いた。

どれも名曲ばかりなので,それぞれの趣味により一番好きな曲は異なっているだろうと思う。私が個人的に好きなのは,第14番嬰ヘ短調・作品48-2だ。何となく普通の曲のように聴こえるけれども,微妙な心を反映した短いストーリーが見えるような気がする。若い時にしか体験できなことなのかもしれないけれども,年老いて人生を振り返ったときにその意味がやっと何となくわかるようなどこにでもありそうなストーリー・・・

ルービンシュテインの演奏に派手さはなく淡々とした演奏のように聴こえる。しかし,大事な箇所のちょっとした「ため」のようなものがとても自然で,しかも,胸を打つ。素晴らしい演奏だと思う。

私は,ショパンの夜想曲に関しては,妙に感情移入したような演奏を好まない。

明日から更に忙しくなるので,今晩は十分に睡眠時間をとろうと思う。

| | コメント (0)

2021年9月18日 (土曜日)

接種証明

証明は,0/1ではあり得ない。

信頼度を高めるため,基本的に,接種日から6か月を経過すると自動的に証明しなくなるような仕組みを入れるべきだと思う。

また,摂取日~6か月後までの間に,有意度が次第に低減し,3か月後には50%となり,以後,漸減して6か月後には0になっていることが可視化され,素人にもすぐにわかるような電子的な仕組みも導入すべきだろう。

なお,ワクチン接種が無意味な特性をもつ個体群が一定確率で存在することから,接種初日の信頼度を100%に設定することを禁止し,せいぜい70%程度とすることを法律で定めることが大事だと思う。

上限を70%と設定した場合,3か月後には70%の50パーセントなので,3か月後の有意度が35%に自動的に低下するような仕組みが必要になる。つまり,50%以上の優位度を維持できる期間は,せいぜい1~2か月程度に過ぎない。

しかも,確率論は確率論に過ぎず,事実そのものではないので,ワクチンが無効な人や抗体をつくる能力をもたない人の場合,当初の上限70%からはずれる30%の中に含まれている人ということになる。ところが,当該接種証明の個々の所持者が確率中のどの部分に該当するかを当該接種証明は,自己証明する機能を全くもたない。その意味で,接種証明は,ワクチンを接種したという事実を証明する以外には,一切何の証明力ももたないものだと言える。そのようなものが適法に社会的効用を発揮できる場面は少ない。違法に何度も接種することを防止する効果はあり得るかもしれないが,意図的に何度も接種を受けようとする者が任意にその証明書を提示するとは考えられないから,その意味でも効用が極めて乏しい。

はっきり言って,国費の無駄だ。

そして,以上のような意味で「大丈夫な人」かどうかを識別するためにパスポートを強要することは,常に,30%以上100%以下の確率で刑法上の強要罪を構成することになる。

以上を前提にすると,常に有効なパスポートのようなものは,理論的に成立し得ないということがわかる。

***

国がそのような接種証明を発行する場合,後の国家賠償責任を回避するため,「この証明書は,その所持者の現時点の健康状態に関しては何も証明しません。この証明書を健康状態の証明のために使用することを禁止します。」と明記することが必須となる。

| | コメント (0)

2021年9月17日 (金曜日)

ドビュッシー:パスピエ(Passepied)

非常に有名な「ベルガマスク組曲」の第4曲。様々な意見もあるが,この曲は,楽曲構成それ自体としては伝統的な舞曲であるパスピエともパヴァーヌとも関係なく,要するに,そのような伝統的な舞曲を楽しむ人々の心や気持ちのような印象を音として表現してみせた楽曲なのではないかと思う。あるいは,「パスピエ」という語からドビュッシーが連想したイメージを自由に音として表現してみせたものではないかと思う。それゆえ,この曲が何拍子で書かれているか云々といったような(音楽史的な観点を重視する)楽曲分析はほぼ無意味だろうと思う。

何となユーモラスな素朴な曲であり,ドビュッシーのピアノ作品の中でも私の大好きな曲の一つ。有名なアラベスク第1番や「ベルガマスク組曲」の第3曲「月の光」,あるいは,前奏曲集第1巻の第8曲「亜麻色の髪の乙女」のような,いつ聴いても何ともうっとりとした雰囲気が漂う曲目もとても素晴らしい傑作なのだが,個人的には「パスピエ」を好んでしまうのは,私の感性が本当はそのようなものだからなのだろうと想像する。ここでいう「humorous」は,「滑稽」もしくは「ひょうきん」またはそれに類するニュアンスを含まない。かすかな悲哀,過去への想い,微妙な風刺と皮肉,それと重ね合わされた隠れた自尊心の発露のような(わかる人にしかわからない)複雑な心理状況を何らかの作品の中で具現化するという高度に人間的な状態のことを意味する。

ちょっと面倒な法令を精読・理解し,翻訳をしている間に疲れたので,モニク・アースの演奏によるCD(WPCS-10990/1,WPCS-10992/3)を聴いた。どの曲に関しても,素晴らしい演奏だと思う。

ちなみに,1つ目のCD(WPCS-10992/1)の冒頭には「ボヘミア風舞曲」という曲の演奏が収録されている。何となく,ドヴォルザークのピアノ曲を連想してしまうような曲なのだが,この曲を聴いていると,「この程度の曲なら即興でいくらでも弾いてみせるさ」というドビュッシーの「どや顔」のようなものをイメージしてしまう(笑)

***

目下格闘中の法令の翻訳は,既に存在しているはずだ。探せば見つかるだろうと思う。

しかし,探さないことにした。

***

過去何年にもわたる経験により,これまでの関連翻訳物には重大な欠陥が多数含まれていることが次第にわかってきたからだ。それは,誤訳という意味の欠陥ではない。当該法域の法令のほぼ網羅的な理解を基礎とする全体的理解(法システムの機能論的理解及び構造的把握)に基づかない「一貫性の欠如」に起因するものだ。

それゆえ,既存の訳文には頼ることなく,自分が信ずるところに従い,精読と理解を重ねようと思っている。

そうしなければ,かなり致命的な誤りを犯してしまう危険性があるということを明確に認識しつつある。

いわゆる通説を含め,過去の関連学説は,要するに,過去の誰かの思考結果を符号化した文の一種に過ぎないので,先人の努力には最大限の敬意を表しつつ,自力で格闘し続けるのでなければ,学問が少しも深まらない。

とはいえ,これまでの研究の過程において,読むべき関連文献は全部読み,理解した。しかし,これまでのところ,完全に脱帽せざるを得ないような(パルナッソスの山上に坐すようなレベルの)超越的に優れた学問業績とはただの1回も出逢っていない。そのことも,そのような覚悟を決めた一因としてある。

| | コメント (0)

2021年9月16日 (木曜日)

TTECに対するランサムウェア攻撃

下記の記事が出ている。

 Customer Care Giant TTEC Hit By Ransomware
 Krebs on Security: September 15, 2021
 https://krebsonsecurity.com/2021/09/customer-care-giant-ttec-hit-by-ransomware/

| | コメント (0)

シューマン:交響的練習曲 作品13

シューマンの交響的練習曲(作品13)は,シューマンのピアノ曲の中でも特に好きな曲の1つ。何枚かCDをもっているのだが,最近は,ブレンデルの演奏(UCCD-5120)を聴く機会が多くなった。良い演奏だと思う。

同じCDには,ベートーヴェンの変奏曲が3曲収録されている。その演奏も素敵だ。

***

それなりにいろんなことが恒常的に発生し,精神が摩耗する。

私が壊れてしまっては家族の行き場がなくなってしまうことになりかねない。

無論,研究のための基礎資料収集が最大の目的ではあったけれども,自分の精神の安定を取り戻すためにも寺社の訪問や遺跡の見学をしたりしていた。ところが,コロナの関係で移動制限が強くなり,県境を越えて移動できない。私から言わせれば「何ひとつわかっちゃいない」愚劣の極みのような方策なのだが,「悪法も法」なので従うしかない。

仕方がないので,老骨に鞭打って研究に没頭することで気を紛らわせている。しかし,自宅でオンラインで仕事をしていることから,断続的にいろんなことがあり,対処するために研究を中断する度にひどく精神を摩滅させるということを繰り返している。まるで,自動車のディスクブレーキとそのセンサーのようなものだ。少しだけ違うのは,部品交換で対処できないという点だろうか・・・

そんな具合にしてひどく疲れたときは,シューマンの作品を聴くことが比較的多い。なぜか落ち着く。

そうやって心のバランスを取り戻し,また研究に没頭する。

 

 

| | コメント (0)

2021年9月15日 (水曜日)

ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番作品108

若い頃にはあまり聴こうともしなかったのだけれども,齢を重ねたせいかどうか,最近ではブラームスのヴァイオリンソナタ第3番を好んで聴くようになってきた。過去に存在したヴァイオリンソナタの中でも傑作中の傑作の1つではないかと思う。素晴らしい作品だ。

私が現在持っているCDは,ジネット・ヌヴー(Ginette Nevew)の演奏によるもの(ジネット・ヌブー・コレクション1938-1949という廉価版BOXセット中のCD2に収録された1949年の録音)とグリュミオーの演奏によるもの(1975年録音・UCCD-9837)の2つ。他にも素晴らしい演奏が多数存在するのだろうが,この分野のプロではないので,全て収集して聴き比べるということはしない。

どちらの演奏も名演中の名演と呼べるもので,(音響技術の専門家またはその分野のマニア的な判断基準を適用しない限り)録音状態にも特に問題があるとは言えず,あとは聴き手の好みによる選択しかないだろうと思う。

全体的な印象としては,さすがにグリュミオーの演奏のほうが「唄い方」のツボのようなものを全て完璧に押さえた演奏だと言える・・・というよりも,グリュミオーの天性の極めて優れた才能によるものなのだろうと思う。とにかく美しい。このようなタイプの才能は,(他の演奏家の優れた演奏を真似して習得することは可能かもしれないが)自分自身の「唄」として自然に湧き上がるものとしては,いかなる意味においても訓練不可能なものに属する。グリュミオーは,不世出の天才の1人だと言える。

他方のジネット・ヌヴーの演奏の凄さは,このヴァイオリンソナタの第4楽章の演奏の中に全て集約されている。「壮絶」とでも表現すべきか・・・とても情熱的な演奏であり,たぶん,どのように真似しようと思っても二度と再現不可能な演奏なのではないかと思う。ピアノを弾いているジャン・ヌブーの演奏も極めて卓越したものだと思う。
あくまでも一般論としては,ブラームスが本当にこのような演奏を期待していたかどうかはわからない。この曲が作曲された当時,世界で最高のヴァイオリニストだったと思われるヨアヒムがㇴヴ―のように演奏するだけの精神力と技量をもっていたかどうかもわからない。しかし,ブラームスの楽曲解釈においてあり得る1つの方向性を示すものであり,ブラームスの情念が爆発するような感じの音を聴きたい向きには是非ともお勧めの録音だと言える。このようなタイプの演奏を好む人にとっては,グリュミオーの演奏が若干おとなしく感じてしまうかもしれない。

私自身は,演奏スタイルというものは演奏家の個性と能力の発露であるわけだし,それを好ましいと思うかどうかは聴き手の側の個性の問題だと思っているので,客観的にどちらの演奏が良いとも悪いとも言わない。どちらの演奏も天才演奏家による二度とない演奏であることは間違いない。

ただ,これらの名演を繰り返し聴いていると,このヴァイオリンソナタがこのジャンルにおいて過去に存在した曲目の中で傑作中の傑作だという印象がどんどん確信に近い気持ちになってくることを感じるのだ。

| | コメント (0)

米国:NSAの元職員が司法取引

下記の記事が出ている。

 DOJ fines NSA hackers who assisted UAE in attacks on dissidents
 ZDNet: September 15, 2021
 https://www.zdnet.com/article/doj-fines-nsa-hackers-who-assisted-uae-in-attacks-on-dissidents/

 iPhoneの驚異的なハッキングツール「Karma」をUAEと共に開発した元NSA職員3名が計1億8000万円超の罰金支払いへ
 GIGAZINE: 2021年9月15日
 https://gigazine.net/news/20210915-nsa-employees-deferred-prosecution-agreement/

| | コメント (0)

2021年9月14日 (火曜日)

ブラームス:弦楽五重奏曲

随分と前に購入したCD(PHCP-3545)なのだが,ベルリンフィルハーモニー八重奏団員の演奏によるブラームスの弦楽五重奏曲第1番と第2番を久しぶりに聴いた。

楽曲それ自体がとても素晴らしいので,有名な演奏団体がこれらの曲を演奏し,幾つも名盤を残しているようだ。

この分野のプロではないので,全部購入して聞き比べたりはしないし,現在もっているCDの演奏がとても美しいので,満足している。

とにかく,弦楽四重奏にヴィオラが1つ増えるだけで何と豊穣な音になるのだろうか。いかにもブラームスらしい音の重なりとでも言うべきか・・・

老いてもなお新たな楽器構成による楽曲の構築を試み続けたブラームスの姿勢に学びたい。

人生は実験だ。

 

| | コメント (0)

Cyber-awareness training

下記の記事が出ている。

 Honing Cybersecurity Strategy When Everyone’s a Target for Ransomware
 Threat post: September 13, 2021
 https://threatpost.com/cybersecurity-strategy-ransomware/169397/

| | コメント (0)

2021年9月13日 (月曜日)

ショパン:バラード&スケルツォ集

ある面倒な法令をとりあえず最後まで訳し終えた。まだ疑問の残る部分が何か所かあるので,明日,再検討する予定。

構文解析よりも何よりも,個々の語の意味を理解するのに非常に苦労した。法文の何倍もの量の関連資料を読み,理解につとめた。

疲れたので,ワインを楽しみながらアルトゥール・ルービンシュタインのピアノ演奏によるショパンのバラード&スケルツォ集(SICC 40069)を聴いた。

現在主流の演奏とは少し異なるが,納得度が高く,ときどき妙に胸の中が熱くなる。こういう演奏を名演というのだろうと思う。

ワインは,ギリシア産の廉価版のもので,あまり有名なものではないが,何となくなごめる味わいのワインだ。古代と現代とは異なるので何とも言い難い面があるが,「オデュッセウスはどんなワインを口にしたのだろうか?」と思った。オデュッセウスは,トロイ攻略戦争に従軍することを嫌い,狂気を装って逃れようとしたが,彼の運命は彼の思い通りにはさせてくれなかった。

いまやっている一連の勉強を終えたら,いよいよ重厚長大な本城の攻略にかかることになる。

外堀を全部埋め,全く疑問の余地のないようにするために5年以上の歳月を要した。

もっと早く到達したかったのだが,空理空論に陥らないようにするため,フィールドワークに3年ほどかけたし,その間に関連書籍を全部読んだ。

老骨を鞭打つことになるのかもしれない・・・が,きっとやり遂げられる。

そのあとで,最後の仕事として,ライフワークの論文を完成させ,大学教授を卒業としたいと思う。

それにしても予想以上に時間がかかった。凡人なので仕方がないものと諦めている。

| | コメント (0)

研究スキル売買

下記の記事が出ている。

 大学教授ら「研究スキル売買」 サイトに118人、能力偽装の恐れ
 毎日新聞:2021年9月13日
 https://mainichi.jp/graphs/20210913/mpj/00m/040/015000f/1

問題がかなり多数ある。

特に,特定の外国への違法な技術移転の温床となり得ること,それは,情報セキュリティ上及び国防上の脅威の一種でもあり得ること,守秘義務違反や営業秘密の漏洩となり得ること,兼業の禁止がある場合にその違反行為となり得ること,利益相反の問題が頻出し得ることを想定しなければならない。

また,このサービスを利用して得た文書が公的資金の成果物として提出される場合や,公的な調達の対象となる調査結果の成果物として提出される場合には,詐欺行為またはそれに類する不正行為を組成し得るというリスク,大学の場合には一般に学位認定不可能な事態が生じ得る(=全ての大学が機能不全に陥る)というリスクも考えなければならない。

著作権法に定める権利を含め,知的財産権侵害の問題は,当然に,常に発生し得る。

要するに,この種のビジネスモデルは,それ自体として違法なビジネスモデルであり得る。

そのような問題をクリアするためには,この業界を全て公安当局と財務当局の共同の厳格な監視の下に置くことを定め,可能な限り重い罰則を定めることが必要なことは言うまでもないことであるが,他に,利益相反その他の違法行為の防止のため,及び,クリアランス(経営者及び従業者だけではなく,コンテンツ提供者及び顧客の徹底した身辺調査を含む。)の実施のための第三者専門機関による審査を義務付けること,そして,可能であれば,資格要件を法定し,許可制とすることが相当と思われる。

代行して作成された論文や報告書等は,即時,無条件で一般公開とし,(剽窃を含め)何らかの権利侵害があるときには権利者が自動的に発見できるような仕組みを構築することも必要と思われる。

このようなビジネスモデルを野放しにすると,国家が滅びる。

***

個々の事業者によって具体的な事業形態が異なっていると思われるので,ケースバイケースになると予想されるが,プロバイダ責任制限法が適用されない場合には,通常の方法によって証拠開示を求めることになるので,事件を受任する可能性のある弁護士は,そのための具体的な手段・方法を今から検討しておく必要があると思われる。

そのような事件の依頼者としては,著作権や営業秘密等の知的財産権を侵害されたと主張する個人または企業だけではなく,匿名でコンテンツを提供している者の行為が内部規律違反または就業規則違反または公的研究資金における条件違反になると判断する大学その他の研究機関の人事担当者,あるいは,企業や官庁等の人事担当者という場合もあり得る。更に,レアケースかもしれないが,公的調達における入札条件違反があるとの疑いをもつ官庁からの依頼も(あくまでも理論的には)あり得る。

これに対し,警察当局は,従来の基本的な捜査手段を応用して考えれば,適切に対処可能と思われる。

 

| | コメント (0)

2021年9月12日 (日曜日)

退屈

ちょっと仕事に疲れたので,モーツアルトとベートーヴェンの間の時代の作品の演奏を録音したCDを何枚か聴いた。

傑作とは言い難い作品が多かった。

モーツアルトやベートーヴェンのような真の天才はなかなかいないものだということがよくわかった。

天才をつくることはできない。神が選ぶだけだ。

そんなことを考えながら何曲か聴いた中にはとても退屈な楽曲もあった。

しかし,楽曲それ自体が退屈で陳腐なものであっても私の感性は退屈しない。

なぜなら,「自分がどうして退屈だと感じるのか?」を徹底的に考究し始めるからだ。そのために即時に鋭敏化する。

| | コメント (0)

2021年9月 9日 (木曜日)

グラナドス:アンダルーサ(スペイン舞曲集第5曲)

疲れてぼ~~~っとしているときなどに時々CDをかける。

様々な演奏者による多数の名演があるけれども,私が比較的良く聴くのはアリシア・デラローチャのピアノ独奏による1975年に録音された演奏。

1994年に録音されたアリシア・デラローチャの演奏によるCDも持っている。演奏の深みとしては,こちらのほうが格段に優れている。その演奏を聴いているだけで,「郷愁」という文字が脳裏をかすめる。

この曲は,誰にでもつくれそうで,グラナドス以外には誰にもつくれない曲の1つだろうと思う。

真の天才の1人であるグラナドスはとてもドラマチックな人生を送り,そして,まるで映画作品のような終わり方でこの世から去った。

 

 

| | コメント (0)

TeamTNT

下記の記事が出ている。

 TeamTNT’s New Tools Target Multiple OS
 Threat post: September 8, 2021
 https://threatpost.com/teamtnt-target-multiple-os/169279/

| | コメント (0)

2021年9月 8日 (水曜日)

EU:欧州委員会が,オープンソースのソフトウェア及びハードウェアが経済に対して与える影響評価の結果を公表

下記のところで公表されている。この頁からのリンクをたどると,報告書のある場所に至ることができる。

 Commission publishes study on the impact of Open Source on the European economy
 https://digital-strategy.ec.europa.eu/en/news/commission-publishes-study-impact-open-source-european-economy

| | コメント (0)

2021年9月 6日 (月曜日)

法と情報雑誌6巻3号の第2分冊をWeb発行

法と情報雑誌6巻3号(2021年9月)の第2分冊をWeb上で発行した。

ミスタイプや誤訳・訳漏れ等が残存している可能性はあるが,Web版を先行して発行する。

  法と情報雑誌6巻3号・第2分冊
  http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/LawandInformationMag_No43_2.pdf

法と情報雑誌6巻3号の第2分冊には,下記の参考訳が収録されている。

  理事会決定(EC) No 515/97 [参考訳]
  規則(EC) No 766/2008 [参考訳]
  規則(EU) 2015/1525 [参考訳]
  理事会決定2009/917/JHA [参考訳・改訂版]

ただし,これらの参考訳の冒頭部分に明記してあるとおり,翻訳の大前提となる法解釈等は現時点におけるものであり,今後の研究の進展に伴い,将来,何らかの改訂が加えられる可能性がある。後に誤記や誤訳等が発見された場合も同様である。それゆえ,この参考訳を利用する場合には,各自の責任において行い,かつ,必ず原文にあたって検討することを要する。無思慮にコピーして利用した場合の責任は,全てその利用者自身にある。

また,このファイルの内容を引用する場合には,「Web公開版」の参考訳である旨を明記する必要がある。

加えて,原典の所在を示すURLは,2021年9月時点のものである。

この参考訳は,以上のような意味での制約のある専門家向けの参考資料の一種であり,確定訳でも公式訳でもない。

法律上の制限に関しては,著作権法及び関連法令が定めるところに従うものとする。

 

[追記:2021年9月22日]

ミスが発見されたので,修正した版と置き換えた。

| | コメント (0)

2021年9月 5日 (日曜日)

法と情報雑誌6巻3号の第1分冊をWeb発行

法と情報雑誌6巻3号(2021年9月)の第1分冊をWeb上で発行した。

ミスタイプや誤訳・訳漏れ等が残存している可能性はあるが,Web版を先行して発行する。

  法と情報雑誌6巻3号・第1分冊
  http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/LawandInformationMag_No43.pdf

法と情報雑誌6巻3号の第1分冊には,下記の参考訳が収録されている。

  規則(EU) 2021/1149 [参考訳]
  規則(EU) 2021/1148 [参考訳]
  理事会決定2009/902/JHA [参考訳]
  理事会枠組み決定2008/841/JHA [参考訳]

ただし,これらの参考訳の冒頭部分に明記してあるとおり,翻訳の大前提となる法解釈等は現時点におけるものであり,今後の研究の進展に伴い,将来,何らかの改訂が加えられる可能性がある。後に誤記や誤訳等が発見された場合も同様である。それゆえ,この参考訳を利用する場合には,各自の責任において行い,かつ,必ず原文にあたって検討することを要する。無思慮にコピーして利用した場合の責任は,全てその利用者自身にある。

また,このファイルの内容を引用する場合には,「Web公開版」の参考訳である旨を明記する必要がある。

加えて,原典の所在を示すURLは,2021年9月時点のものである。

この参考訳は,以上のような意味での制約のある専門家向けの参考資料の一種であり,確定訳でも公式訳でもない。

法律上の制限に関しては,著作権法及び関連法令が定めるところに従うものとする。

 

[追記:2021年9月10日]

ミスが発見されたので,修正した版と置き換えた。

[追記:2021年9月22日]

ミスが発見されたので,修正した版と置き換えた。

| | コメント (0)

2021年9月 2日 (木曜日)

WarezTheRemote Vulnerability, RF Comms Encryption Bug

下記の記事が出ている。

 Comcast RF Attack Leveraged Remotes for Surveillance
 Threat Post: September 2, 2012
 https://threatpost.com/comcast-rf-attack-remotes-surveillance/169133/

| | コメント (0)

« 2021年8月 | トップページ | 2021年10月 »