フランソワ・クープラン:修道院のためのミサ曲:聖体奉挙(Elevation)
久しぶりにオルガン曲を聴いた。
フランソワ・クープランの修道院のためのミサ曲(Messe pour les couvents)の中にある「Elevation. Tierce en Taille」。このミサ曲は,フランソワ・クープランが作曲した2曲のオルガン・ミサ曲中の1曲として知られている。
人間は,どうしてこのように崇高な楽曲を創り出すことができるのだろうか?
異なる演奏家による幾つかの演奏を聴いた。しかし,どの演奏家による演奏によっても楽曲それ自体の価値が損なわれることがない。つまり,楽曲それ自体の優秀さが余りにも圧倒的過ぎて,演奏家の恣意が入り込む余地が全くないのだと言える。
この曲を聴いていると,そのまま昇天してしまいそうな気分になる。
完璧な楽曲とは,このような作品(works)のことをいうのだろうと思う。
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