中国:2020年改正著作権法が2021年6月1日から施行予定
下記の記事が出ている。
Amendments to China's Copyright Law
National Law Review: April 13, 2021
https://www.natlawreview.com/article/amendments-to-china-s-copyright-law
下記の記事が出ている。
Amendments to China's Copyright Law
National Law Review: April 13, 2021
https://www.natlawreview.com/article/amendments-to-china-s-copyright-law
下記の記事が出ている。
Using Fake Reviews to Find Dangerous Extensions
Krebs: May 29, 2021
https://krebsonsecurity.com/2021/05/using-fake-reviews-to-find-dangerous-extensions/
[追記:2021年6月4日]
関連記事を追加する。
2000件以上のGoogle Chrome向け拡張機能がセキュリティを低下させているという指摘
GIGAZINE: 2021年5月27日
https://gigazine.net/news/20210527-chrome-extension-security-header/
久しぶりにオルガン曲を聴いた。
フランソワ・クープランの修道院のためのミサ曲(Messe pour les couvents)の中にある「Elevation. Tierce en Taille」。このミサ曲は,フランソワ・クープランが作曲した2曲のオルガン・ミサ曲中の1曲として知られている。
人間は,どうしてこのように崇高な楽曲を創り出すことができるのだろうか?
異なる演奏家による幾つかの演奏を聴いた。しかし,どの演奏家による演奏によっても楽曲それ自体の価値が損なわれることがない。つまり,楽曲それ自体の優秀さが余りにも圧倒的過ぎて,演奏家の恣意が入り込む余地が全くないのだと言える。
この曲を聴いていると,そのまま昇天してしまいそうな気分になる。
完璧な楽曲とは,このような作品(works)のことをいうのだろうと思う。
これまでに何度も聴いた演奏なのだが,グスタフ・レオンハルトの指揮及びチェンバロによる大バッハのブランデンブルグ協奏曲(全曲)を聴いた。元はSEON原版で出ていたCD。
素晴らしい演奏ばかりだといことについてほぼ異論はないと思う。付け加えることはない。
齢をとってから聴いてみて,何となく,レオンハルトの現代性というか前衛性のようなものを感じた。
レオンハルト自身がそのように明確に意図していたかどうかは全く知らない。
あくまでも素人の感想に過ぎない。
第5番は,全体として,まるでブラームスの交響曲や協奏曲を聴いているかのような気分になる。特にチェンバロの独走部分はそうで,どうしてもっとチェンバロを浮き立たせるようなマイク配置で録音しなかったのか,かなり疑問。レオンハルトの高貴な人格のなせるわざかもしれない。
第2番の第2楽章は,シューマンの交響曲やプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲に顕著に現れる時計音楽の元祖のように聴こえる。
これまた,レオンハルトが意図的にそのような演奏をしたのかどうかは知らない。
しかし,チェンバロの演奏が時計の刻みの音のように聴こえる。素晴らしい。
第6番の随処にベートーヴェンのリズム動機の原形のようなものがあるのを感じる。同じような躍動感は,管弦楽組曲第3番の序曲でも感じ取るることができる。
この点に関しても,レオンハルトが意図的にそのように演奏したのかどうかは知らない。
しかし,そのように聴こえるのだ。
大バッハは偉大だ。
***
このところ,時計にこだわっている。
ガリレオ・ガリレイの時代頃以降,欧州においては,機械仕掛けによる時計が急速に普及したとされている。数学の才が顕著だった大バッハの家にも大きな時計があったのではないかと想像される。
関連する文献資料等を細かく調べればわかることかもしれない。ただ,私に残された時間を考えると,最優先の調査検討課題とするわけにはいかに。
下記の記事が出ている。
Microsoft says group behind SolarWinds hack now targeting government agencies, NGOs
REUTERS: May 28, 2021
https://www.reuters.com/technology/microsoft-says-group-behind-solarwinds-hack-now-targetting-government-agencies-2021-05-28/
Russian group behind SolarWinds spy campaign conduct new cyber attacks
Financial Times: May 28, 2021
https://www.ft.com/content/78c3e01e-6d07-4f69-b6ca-08c1b5b8f1f5
The US is readying sanctions against Russia over the SolarWinds cyber attack. Here's a simple explanation of how the massive hack happened and why it's such a big deal
Business Insider: April 16, 2021
https://www.businessinsider.com/solarwinds-hack-explained-government-agencies-cyber-security-2020-12
[追記:2021年5月29日]
関連記事を追加する。
Russian SolarWinds hackers launch email attack on government agencies
Guardian: 28 May, 2021
https://www.theguardian.com/technology/2021/may/28/russian-solarwinds-hackers-launch-assault-government-agencies
下記の記事が出ている。
A Peek Inside the Underground Ransomware Economy
Threat Post: May 26, 2021
https://threatpost.com/inside-ransomware-economy/166471/
下記の記事が出ている。
Fake human rights organization, UN branding used to target Uyghurs in ongoing cyberattacks
ZDNet: May 27, 2021
https://www.zdnet.com/article/fake-human-rights-organization-un-branding-used-to-target-uyghurs-in-ongoing-cyberattacks/
巧妙なやり方だと思う。
直接的な効果だけではなく,国連や人権組織全体に対する漠とした不安を醸成する効果がある。西側諸国における人権尊重の考え方の影響力を低下させることを狙いとするものだろう。人権活動に従事する者や協力者等を特定し,効果的に(物理的な)攻撃対象として絞るためのものでもあり得る。
下記の記事が出ている。
‘Privateer’ Threat Actors Emerge from Cybercrime Swamp
Threat Post: May 26, 2021
https://threatpost.com/privateer-threat-actors-emerge/166483/
仕事に一区切りつけることができたので,ドヴォルザークの「Lasst mich allen」Op.82 No.1を聴いた。
チェロ協奏曲の中にも変形されて登場する甘美な旋律。
美しい。余りにも美しすぎる。そして,悲しい・・・
[追記:2021年6月18日]
パイネマンのヴァイオリン独奏,ホカンソンのピアノ伴奏による4つのロマンティックな商品・作品75(SFB Recital Recording in Berlin: rbb SSS0228/0230-2)を聴いた。
「Lasst mich allen」を聴いて感じるのと同じような微妙な哀愁が漂う美しい曲だと思う。
楽譜の譜面を読んだだけでは絶対に味わえない素晴らしい名演。
下記の記事が出ている。
How to Tell a Job Offer from an ID Theft Trap
Krebs on Security: May 21, 2021
https://krebsonsecurity.com/2021/05/how-to-tell-a-job-offer-from-an-id-theft-trap/
日本国内でも類似の詐欺事犯が多数ありそうだ。
世の中に「うまい話」などあるはずがない。
EUのENISAのサイトで,下記の文書が公表されている。
Recommendations for the security of CAM
ENISA: May 05, 2021
https://www.enisa.europa.eu/publications/recommendations-for-the-security-of-cam
また,下記の関連文書も公表されている。
Cybersecurity Challenges in the Uptake of Artificial Intelligence in Autonomous Driving
ENISA: February 11, 2021
https://www.enisa.europa.eu/publications/enisa-jrc-cybersecurity-challenges-in-the-uptake-of-artificial-intelligence-in-autonomous-driving
下記の記事が出ている。
WP Statistics Bug Allows Attackers to Lift Data from WordPress Sites
Threat Post: May 21, 2021
https://threatpost.com/wp-statistics-attackers-data-wordpress/166386/
下記の記事が出ている。
Irish Hospitals Are Latest to Be Hit by Ransomware Attacks
New York Times: May 20, 2021
https://www.nytimes.com/2021/05/20/technology/ransomware-attack-ireland-hospitals.html
Ireland examines decryption key to restore health systems after ransomware attack
Financial Times: May 20, 2021
https://www.ft.com/content/39458539-f206-46fe-83fc-bc14457c699a
[追記:2021年6月6日]
関連記事を追加する。
Covid-19: Cyberattacks on the Healthcare System
Global Risk Insights: June 4, 2021
https://globalriskinsights.com/2021/06/covid-19-cyberattacks-on-the-healthcare-system/
下記の記事が出ている。
Mandatory opt-out, data breach notification part of new privacy bill
ars technica: May 21, 2021
https://arstechnica.com/tech-policy/2021/05/privacy-bill-would-force-big-tech-to-offer-tracking-opt-out-breach-notices/
Senators roll out bipartisan data privacy bill
Verge: May 20, 2021
https://www.theverge.com/2021/5/20/22444515/amy-klobuchar-data-privacy-protection-facebook-state-laws
下記の記事が出ている。
100M Android Users Hit By Rampant Cloud Leaks
Threat Post: May 20, 2021
https://threatpost.com/100m-android-users-cloud-leaks/166372/
下記の記事が出ている。
Security Researchers Find Vulnerabilities in UK WiFi Smart Plugs
ISP Review: May 18, 2021
https://www.ispreview.co.uk/index.php/2021/05/security-researchers-find-vulnerabilities-in-uk-wifi-smart-plugs.html
下記の記事が出ている。
Recycle Your Phone, Sure, But Maybe Not Your Number
Krebs on Security: May 19, 2021
https://krebsonsecurity.com/2021/05/recycle-your-phone-sure-but-maybe-not-your-number/
ポータビリティの実装・運用上の重大な留意点の1つと言えるだろうと思う。
下記の記事が出ている。
Cybercriminals scanned for vulnerable Microsoft Exchange servers within five minutes of news going public
ZDNet: May 19, 2021
https://www.zdnet.com/article/cybercriminals-scanned-for-vulnerable-microsoft-exchange-servers-within-five-minutes-of-news-going-public/
下記のとおり発令されている。
Executive Order on Improving the Nation’s Cybersecurity
US White House: May 12,2021
https://www.whitehouse.gov/briefing-room/presidential-actions/2021/05/12/executive-order-on-improving-the-nations-cybersecurity/
[追記:2021年5月20日]
関連記事を追加する。
U.S. has almost 500,000 job openings in cybersecurity
CBS: May 19, 2021
https://www.cbsnews.com/news/cybersecurity-job-openings-500k/
[追記:2021年5月28日]
関連記事を追加する。
Biden’s Cybersecurity Executive Order Puts Emphasis on the Wrong Issues
Threat Post: May 27, 2021
https://threatpost.com/bidens-cybersecurity-executive-order-wrong-issues/166479/
[追記:2021年6月5日]
関連記事を追加する。
As Cyber Attacks Surge, Biden Seeks To Mount A Better Defense
NPR: June 4, 2021
https://www.npr.org/2021/06/04/1003262750/as-cyber-attacks-surge-biden-seeks-to-mount-a-better-defense
下記の記事が出ている。
‘Scheme Flooding’ Allows Websites to Track Users Across Browsers
Threat Post: May 14, 2021
https://threatpost.com/scheme-flooding-website-tracking/166185/
あくまでも一般論だが,アクセス管理者が特定の利用者のために設定した符号とは異なる符号を用い,法定の除外事由がないのに,特定電子計算機にアクセスした場合,不正アクセス禁止法2条4項2号に定める不正アクセス行為が成立する。
なお,既に設定されている(他の利用者の)識別符号を冒用してアクセスした場合には,同法2条4項1号の不正アクセス行為が成立する。
「取材の目的」または「報道の目的」は,「法定の除外事由」その他の正当事由に含まれない。なぜならば,脆弱性要素を発見した者は,その脆弱性要素を利用したアクセスを実行するのではなく,その脆弱性要素が存在すること(または,存在する可能性があること)を当該システムの管理者に連絡することが,情報セキュリティ上の周知のルールとなっているからだ。
そのようなルールが存在することを知らず,かつ,不正アクセス禁止法を含めネット上の出来事に適用される基本法令を十分に理解していない者は,マスコミ人としても著しく適正性を欠くので,解雇または記者以外の職務に配置転換とすべきだろう。
目的合理性が認められない場合(「取材の自由」だけでは目的合理性の論証とならない。),経営陣も全員自主退職すべきだと思う。
一般に,このような状況の下にある場合,組織の脳に相当する経営陣を刷新しないと,組織全体が壊死することだろう。当該組織のことは,当該組織の人間が考えるべきことなので,考えた方が良い。考えられない,または,考えても刷新できない場合,結局,当該組織全体が壊死するという運命を免れることができない。当該組織の構成員は,一見するとまともそうな理屈を述べて正当性を主張する経営陣が,実は,保身しか考えていないかもしれないという可能性を想定すべきだろうと思う。真にエリートであり,優秀な頭脳をもっているのであれば,当然,そのような推論ができるはずだ。
下記の記事が出ている。
Bizarro Banking Trojan Sports Sophisticated Backdoor
Threat Post: May 17, 2021
https://threatpost.com/bizarro-banking-trojan-backdoor/166211/
下記の記事が出ている。
Update on the State of Privacy Law in China
Lexology: May 13, 2021
https://www.lexology.com/library/detail.aspx?g=fd875b67-4ac5-43d1-9c5b-6c886355eec2
下記の記事が出ている。
Ransomware’s New Swindle: Triple Extortion
Threat Post: May 14, 2021
https://threatpost.com/ransomwares-swindle-triple-extortion/166149/
ブルックナーの交響曲第9番は,未完で終わった楽曲であるせいかどうか,その解釈と演奏が多様なものとなっている。
それぞれ聴き手の趣味の問題でもあるので,どの指揮者とオーケストラによる演奏が一番良いとか悪いとかいう講釈の類はほとんど無意味だと思う。
しかも,私は,音楽学者ではないので,素人として自由に聴き,意見を述べることのできる立場にある。「当該分野の専門家ではない」ということの自由さとありがたみを日々痛感する。
それはさておき,楽曲の構造が透けて見えるという意味では,(オーケストラの金管が部分的にもたつくという難はあるけれども)ギュンター・ヴァントの「原典版」による1998年のライブ録音による演奏が最も優れているのではないかと思う。全体としてみると,非常に完成度の高い演奏の1つとして評価可能だと思う。
この演奏は,大規模オーケストラによる演奏なのに,まるで室内楽であるかのような透明感に溢れ,ポリフォニックとでも表現し得るようなブルックナーの楽曲中における複数の「流れ」の絡み合いと合流(ユニゾン)の繰り返しがまるで川の流れを上流から下流まで河岸を散歩しながらながめてでもいるかのようによく見える。実際に小川の流れを楽しみながら散策した経験を豊富にもつ人であれば,私が何を言いたいのかわかってもらえるだろうと思う。レオナルド・ダヴィンチのように流体の運動の細部を仔細に観察したいのであれば,それにも向いてる演奏ではないかと思う。アーティキュレーションがとても美しい。
弦楽器のピチカートの部分は,シューマンの交響曲からの流れによるものではないかと思う(そのルーツは,ハイドンの「時計」交響曲かもしれない)。現実から飛び出した(白日夢のような)夢想の世界を刻む時計の音。そんな感じだ。そのような音は,プフィッツナーのヴァイオリン協奏曲,プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲,スクリャービンの交響曲,シベリウスの交響曲の中にも見え隠れする。
感情移入は聴き手の自由なので,聴き手それぞれの個性に応じて,各人各様のベスト演奏のようなものがあるだろうし,それで良い。思想・信条の自由が認められているので,そうでなければならない。
以上の前提で,あくまでも素人の直観的な感想としては,第9番の交響曲はブルックナーの交響曲の中でも特別の存在のように感じる。
シベリウス,コルンゴルト,プロコフィエフ,ショスタコーヴィチ,ペルト,カンチェリ等へとつながる要素をふんだんに含んでいる。ブルックナーの音楽の底流にオケゲムのような古い教会音楽の伝統があることは疑いようがなく,例えば,ペルトは,そのような部分に触発されて自分自身の音楽の世界を構築し始めたのではないかと想像される。
別の表現をすれば,現代の社会において,映画音楽やBGM,あるいは,ジャズやロックやポップスの名曲を通じて普通に耳にする音楽スタイルの基礎が全て存在している。
私は,シベリウスの音楽がブルックナーの音楽の直系の後裔のような気がしてならない。
私が大好きなシベリウスのヴァイオリン協奏曲を聴き,そして,ブルックナーの交響曲第9番を聴く度にそのように感じる。
そして,ブルックナーの交響曲第9番の第3楽章の最後の部分を聴くと,ブルックナーは,第4楽章を完成できないかもしれないということを直観的に理解していたのではないかと感じる。そのため,交響曲第7番のモチーフを通じて,第2番や第3番の交響曲を書きあげた頃のワーグナーとの出会いと交友を回想しているかのような気分をもたせるものになっている。
ブルックナーが存命中にブルックナーの音楽の神髄を理解できた作曲家がどれだけいたのかは不明だ。
マーラーだけはわかっていたという伝説的なエピソードが幾つかある。しかし,私の理解では,マーラーの音楽世界とブルックナーの音楽世界とはかなり異なるものだろうと思う。個人的には,ブルックナーの音楽は,いわば「祈りの音楽」のようなもので,マーラーの音楽は,「もがきの音楽」のようなものと感じる。
そのように自分の内的世界が全く異なっていても,結局,「天才を天才として認めることができるのは天才だけだ」というあたりが非常に興味深い。
下記の記事が出ている。
The ‘Send My’ exploit can use Apple’s locator service to collect and send information from nearby devices for later upload to iCloud servers.
Threat Post: May 13, 2021
https://threatpost.com/apple-find-my-exploited-bluetooth/166121/
城里町の町長らがワクチン接種を受けたことについて,批判があるようだ。
私は,別に問題はないと考える。一体どこがどのように悪いのかわからない。
組織の判断決定機関が倒れてしまったのでは,(個々の町職員のレベルで町全体にかかわる意思決定をすることなど許されることではないので)町役場として機能しなくなる危険性がある。そうなると,町として町民に対して様々な対応策を講ずることもできなくなる。
組織のトップと参謀は最優先で守られなければならない。
そこから先は,各首長の世界観の問題があるので,(もし自分が倒れたらどうすべきかを明確かつ詳細に決定した上で)自分以外の者を優先することがあっても,それもまた特に問題とすべきではないと考える。組織トップの裁量権の範囲内のことだ。
それゆえ,上記の批判があることは理解できないわけではないけれども,別に問題はないと考える。
町長は,「正しい判断だ」と信念を貫けばよい。わからない人にはいくら説明してもわからない。説明しているだけ時間の無駄なので,コロナ対策のために誠心誠意執務を尽くしてほしい。
***
あくまでも一般論としては,マスコミとしては,文字通りステレオタイプの発想しかできないような無能なスタッフやキャスター等がいたら,重要な仕事から外し,それに代えて,複眼的で合理的な利益衡量を即時に実行できるレベルの優秀なスタッフやキャスター等を採用すべきだと思う。そうしないと,マスコミの報道内容が硬直化し,破綻し,自滅することになる。
***
私自身は,ワクチンが万能ではなく変異型に対してはあまり有効ではないかもしれないと考えているし,また,ワクチンの有効性の有無・程度は各人の生来の遺伝子組成の相違によって大きな差があると考えていることもあるが,仮に十分な有効性をもつものであるとしても,ワクチンを受けたいと思っている人々が多数あり,全員に行き渡るだけの十分なストックがあるわけでもないという現状に鑑み,(国が定めた枠組みの範囲内において)ワクチン接種を強く希望する人に対して譲る方が妥当だと考え,ワクチンの接種を受けていない。
自分が「老人になってしまった」と感じたら,学者としても教員としても指導的な立場から完全に退き,後進が自分の考えたとおりに思う存分活躍できるようにすべきだと考えてきた。そのため,大学においても,時間をかけてそのための準備をしてきたし,いつ私がいなくなっても業務に支障が出ないように手配してある。
だから,仮にワクチンを受けなかったということに起因して私が倒れることがあったとしても,それは想定の範囲内ということになる。
私は,「自分だけは例外」とは全く思わない。
人間は,生物の一種である以上,いつか必ず死ぬので,自分が死ぬ日のことを常に想定ながら生き続けるべきだと信じている。そのように自分の死を想定しはじめてから,いつのまにか10年以上の歳月が過ぎてしまった。
下記の記事が出ている。
‘FragAttacks’: Wi-Fi Bugs Affect Millions of Devices
Threat post: May 12, 2021
https://threatpost.com/fragattacks-wifi-bugs-millions-devices/166080/
[追記:2021年5月17日]
関連記事を追加する。
Decades-Old Flaws Affect Almost Every Wi-Fi Device
Wired: May 13, 2021
https://www.wired.com/story/frag-attack-wi-fi-vulnerabilities/
[追記:2021年5月21日]
関連記事を追加する。
事実上ほぼ全てのWi-Fiデバイスに内在する脆弱性「FragAttacks」が公開される、ユーザー名やパスワードの流出、PCの乗っ取りも可能
GIGAZINE: 2021年05月12日
https://gigazine.net/news/20210512-fragattacks-security-flaws-all-wi-fi-devices/
下記の記事が出ている。
Foreign Secretary issues warning to Russia on ransomware
BBC: 12 May, 2021
https://www.bbc.com/news/technology-57084943
下記の記事が出ている。
A Closer Look at the DarkSide Ransomware Gang
Krebs on Security: May 11, 2021
https://krebsonsecurity.com/2021/05/a-closer-look-at-the-darkside-ransomware-gang/
[追記:2021年5月15日]
関連記事を追加する。
DarkSide Ransomware Gang Quits After Servers, Bitcoin Stash Seized
Krebs on Security: May 14, 2021
https://krebsonsecurity.com/2021/05/darkside-ransomware-gang-quits-after-servers-bitcoin-stash-seized/
手間のかかる仕事に一区切りをつけ,ぼ~~っとしていたら,郵便が届いた。Amazonで注文していた中古CDだった。
このCDは,ハインリヒ・イザークの使徒ミサとモテットを収録した「Heinrich Isaac: Missa de Apostolis (Gimell CDGIM 023)」。演奏は,タリス・スコラーズ。
現在,ネット上にもアップロードされている楽曲なのだが,著作権処理に関して全く不明。そこで中古CDを購入することにしたのだった。
使徒ミサのキリエ(Kyrie)がこの世のものとは思われないくらい美しい。素晴らしい。
モテットの中では「Tota Pulchra Es」が最も私の感性に合っている曲のように思った。何とも不思議な深みを伴う響きがある。人の声だけの曲なのに,あたかもオルガンが一緒に奏でられているかのように聞こえる。
CDの解説書の表紙には,イザークが仕えたマクシミリアン1世の肖像画が用いられている。
「不可抗力なので,損害賠償責任を一切負わない。」
そのように主張して頑張れば良い。
それが全てのスタートラインだ。
そう思えないなら,政治家などやめてしまえば,よほど安穏とした生活を送れるというのに・・・
非常に高い場所に位置している高速移動体を地上の任意の場所に落下させる計算式を完成していない者がいると仮定する。
既にその計算式を完成している者から任意の提供を受けることができない場合,どうするだろうか?
様々な予測が可能だが,例えば,予測不可能な落下物を意図的につくり,恐怖を与えるという手があり得る。恐喝の一種と言える。
若い頃にはNHK FM放送でルネサンス~バロック期の音楽を流す番組でしばしば放送され,何度も聴いた曲。
音楽理論家の説によると,オケゲムの作とされる楽曲の中には,真作と偽作とが混じっているらしい。(音楽学者ではない私としては)何とも真偽の区別をつけようがないのだけれども,とにかくオケゲムの曲として何百年もの間伝えられてきた曲を聴くと,とても美しく,和声と旋法が心に深く染みこむ思いをしたものだった。
先日,何の気なしにAmazonのサイトを見ていたら中古のCDが出ていたので購入することにした。
かつて,「これ以上素晴らしいコーラス団体は存在し得ないのではないか」と思いながら聴いたタリス・スコラーズの演奏による『Johannes Ockeghem: Au travail suis - De plus en plus』 (PHCP-1936 454 935-2)というCDだ。
若い頃にじっと聴き入っていた頃の自分に戻ったような気がした。
その頃から何十年も経て聴きなおしてみても,やはり美しい。オケゲムの時代の曲の定型的な終止形が私の心に響く。
このCDに収録されているミサ曲『De plus en plus』とミサ曲『Au travail suis』は,いずれも当時のシャンソンを原曲として構成された曲とはいえ,キリスト教の典礼のためにつくられたものだ。ところが,日本の仏教の声明でも最高レベルで洗練された演奏の場合,オケゲムの楽曲を高度に洗練されたレベルで演奏されるときと同じような性質をもった感動を与える。
キリスト教と仏教とでは宗教の教義も様式もまるで異なっているのだが,宗教音楽における「美」というものには何かしら共通するものがあるのではないかと思う。
現代に近い時代のブルックナーの『テ・デウム(Te Deum)』も大好きな曲で,特に終曲の「In te, Domine, speravi」が好きなのだが,ブルックナーの曲は,大規模なオーケストラが発達し,バッハの『ミサ曲 ロ短調』や『マタイ受難曲』,モーツアルトの『レクイエム』,ベートーヴェンの『荘厳ミサ曲』のような大規模な楽曲を人々がよく知っている時代につくられたもの。ブルックナーの時代には,人々は,オーケストラと一体となった合唱団やソリストが演奏し,金管楽器群によるファンファーレが高らかに奏される曲こそが宗教音楽だと思うようになっていた。それらの楽曲は,実に豪華絢爛たるものであり,無論,天才による素晴らしい楽曲であることは疑いようがない。
しかし,そもそも1人または数名の楽器奏者を抱える貴族というだけで相当の財力をもった貴族だった時代よりも更に古い時代に声楽だけで教会音楽をつくり,限界までトライし続けた天才的な作曲家が存在したことに驚嘆する。今後も,私が生きている限り何度も驚嘆することだろう。
使える道具が非常に限られていても天国の音楽を作曲することが可能なのだ。
現代の楽曲の多くは,電子楽器を使用する。そのため,電気が停止すると演奏不可能に陥る。
声楽だけであれば,蝋燭の灯の下で唄い続けることができる。
いったいどちらの方が精神的に豊かな状態だと言えるのだろうか?
***
オケゲムのミサ曲『Au travail suis』の終曲「Agnus Dei」を聴いていると,ブルックナーの器楽だけで構成された交響曲中の静かでゆったりとした部分を聴いているかのような錯覚に陥る部分がある。
とても美しい曲だと思う。
最近,ちょっと気になってピエール・ブーレーズのことを調べ続けていた。
結論として,凄い才能の持ち主(天才?)ではないかと思う。
ブーレーズは,2009年に京都賞受賞の際に「人生における普遍的なあるべき考え方」との質問を受け,「好奇心を持ち続けること」と応えたと伝えられている。
まさにそのとおりだと思う。
ただし,十分な好奇心は,誰にでも備わっている才能というわけではない。しかし,現時点において好奇心の対象が存在しないということは,その者に好奇心がないということの証明にはならない。環境条件の影響と間違った三流教育によって好奇心が発現しないようにされてしまっており,本人もそのように思いこんでいることがあるからだ。そして,妙な常識的な因習のようなものを捨ててしまえば,自然と好奇心が発芽しやすいような精神的状態を自分で形成することができる。
この点に関して,プロファイリングは無意味だと思っている。基本的に,プロファイリングは凡人が構築した仕組みに基づき凡人が運用するものなので,真の才人を識別する機能を全くもたないし,これからももつことがない。
ただし,そのような状態がその者にとって幸福なことかどうかはわからない。歴史に学ぶところによれば,不幸の原因となっていることの方が多いようにも思う。何の才能もない凡人であり続けることは非常に幸福なことかもしれない。特に,特定のタイプの政治体制下においては,好奇心をもっているというただそれだのことで粛清の対象となり得る。
その意味では,好奇心を実現するためには「運」のようなものも大きく作用していると言わざるを得ない。
一般論として,好奇心を持続すると,結果的に,その者の人生は実験的な人生となる。世間からは白い目で見られることや非難されることや誹謗中傷されることがが非常に多くなる。
それでもなお,騒音には構わずに好奇心を燃やし続ける場合,それは真に好奇心であると言えるだろう。
好奇心のない者からは何らのブレークスルーもパラダイムシフトも生まれない。
私は,「人生とは実験だ」をモットーとしている。
エフゲニ・スヴェトラーノフ指揮・ロシア国立交響楽団の演奏によるスクリャービンの交響曲第2番(作品29)のCDを聴いた。
スヴェトラーノフの楽曲解釈によるものなのかもしれないが,何となくマーラーの交響曲を聴いているような錯覚に陥る部分が多々ある。ただし,第5楽章だけは別で,おそらく,スクリャービンが「俺はブラームスよりも優れている!」と己惚れながら書いた楽章なのではないかと思う。
初演は酷評の嵐だったという趣旨のことが解説に書いてあった。そうかもしれない。現在でも理解できる人はそう多くはないかもしれないと考えるからだ。
たぶん,スクリャービンが欲張り過ぎ,あまりにも多くの要素を同一の曲の中に詰め込んだ結果,このようなことになっているのだろうと想像する。
作曲技法の専門家ではないし音楽評論家でもない単なる一趣味人としての素人感想に過ぎないけれども,私は,ボロディンの香りがほんのりと漂う第3楽章がとても良いと感じた。この楽章は,この曲の中でも最も批判された部分なのかもしれないのだが,私の感性からすれば最も優れた楽章だと思う。
モノのインターネットに利用される場合を含め,センサー用ICチップの耐用年数は不明だ。
技術革新が緩慢であれば,実際の経験により耐用年数を知ることができる。しかし,耐用年数が来ていなくてもどんどん新たな製品が出てくるので交換となり,本当の耐用年数がわかりにくい。
しかし,物品の生産能力や配置・点検・交換等の費用を考えると,いつまでも容易に全とっかえできる時代が続くとは思われない。旧式のものをどうにか使い続けることが必要になり,旧式のものと新型のものとが複雑なモザイク状態で混在するような近未来を想定するのが妥当だろう。
情報セキュリティ上の問題は当然にある。それを一応措くとしても,そのようなモザイク状態が一般化した環境の中でいったいどうやったら持続的かつ安定的に利用し続けることができるのかについては誰も知らない状態にある。
結局,わけのわからない微小産業廃棄物の山ができるだけでおしまいということになりはしないかと危惧している。
無論,ICチップには有害物質が含まれており,粉塵状態になると呼吸器に対して深刻な悪影響を与えることが十分に予想される。
政策論としては,全ての関連企業に対して強制的に損害賠償保険の積立を命ずることができるような法制の確立を検討すべきだろうと思う。受益者負担では筋が通らない。なぜなら単純な受益者ではなく常に深刻な被害者の予備軍であり続けるからだ。
世界には非常に優秀な人間が存在する。
同時に複数のことを考え,決断し,行動決定することができる。
しかし,(私自身を含め)普通の人間はそうではない。
それゆえ,解決しなければならない課題を絞り,可能な限り少なくして対応するしかない。
その結果,前提条件の大部分が変動しないものとして仮定されることになる。これは,複雑系とは全く逆の発想方法ということになるが,それしかできないのであれば仕方がない。
ただし,問題がある。
変動しないはずの前提条件の中で極めて大きな意味のある部分が変動するかもしれないと疑念をもち始めたとたんにパニックに陥り,思考が混乱しはじめる。
現在の世界情勢にも同じような部分があるように思う。
国連が設立されて以来,「国境問題は全て棚上げにしていじらないことにし,現状を変更させない」という前提で世界平和を達成し,経済を活性化させようとしてきた。
日本国にも国境問題はある。票を獲得するために問題解決のために努力しているようなフリをするのが政治家の本来的な姿なので現実にそうしてきたけれども,実際に実現できると信じている政治家などいるはずがないので,何十年たっても解決されないし,愚劣と言えば愚劣だ。しかし,実は,そのことによって世界平和に寄与しているのだ。
だが,そう考えず,軍事的な物理力によって本当に現状を変更しようとする国が出現したらどういうことになるだろうか?
(当該国の洗脳された国民を除き)誰が考えても同じ結論に達することだろう。
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