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2020年6月26日 (金曜日)

記録可能なソフトウェアによるオンライン授業やオンライン会議等の違法性

例えばZoomのようなオンライン授業やオンライン会議用のソフトウェアの利用が盛んだが,それらのソフトウェアは多数の法的問題を抱えていると理解している。それゆえ,私は(共同不法行為者の一員とはなりたくないので)そのようなソフトウェアを使用していない。

あまたある問題の中で比較的理解しやすい問題は,記録機能だと思われる。

授業にしても会議にしても,通常は,映像と音声が正確に記録されることを前提としないものとして理解されてきた。しかし,これらのソフトウェアを利用すれば,再生可能な形態でデジタル記録される。

そのような記録が不用意にまたは意図的に外部に流出または漏洩することを阻止することは,基本的に不可能なことだ。改変され,本来の内容と異なるものが流通するリスクも高度に存在する。

そして,そのような記録の中にどのような要素が含まれているかを考えれば,一体何が問題なのかを誰でも容易に推測することができるだろう。

このような問題の発生を少しでも解消するため,記録機能を管理するモジュールを物理的に完全に削除してしまうことが望ましい。

それらのソフトウェアは,もともと行動監視用のソフトウェアの基本設計を転用または流用したものが多く,会議や授業というものの本質的部分を十分に理解した上で最初から設計・構築されたものではないのが普通だ。

 

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