オンライン授業
緊急事態宣言の下,文部科学省のご指導により,オンライン授業を基本とすることとなった。
一口にオンライン授業と言っても多種多様な形態のものがあり得る。
しかし,一般的に共通する問題もある。
1:本人確認(出欠)を確保することに難があり得る。対処方法としては,受講学生になりすましてアクセスした者を不正アクセス罪により躊躇することなくどんどん処罰することが考えられる。
2:オンラインによるデジタルの配布資料等がマルウェア感染している場合があり得る。対処方法としては,標準レベル以上のセキュリティチェックを励行することが考えられるが,そのようにしない講師等に関しては,躊躇することなく懲戒処分とすることが考えられる。
3:リアルタイムの講義映像や映像コンテンツ等をSNSサイト等に無権限でアップロードする者が出てくることがあり得る。対処方法としては,著作権法違反の罪により躊躇することなくどんどん処罰することが考えられる。
4:3に類似する問題として,他の教員のコンテンツ等を盗用する教員が現れることが予想される。対処方法としては,そのような盗用を行った講師等に関し,躊躇することなく懲戒処分とすることが考えられる。著作権侵害を伴う場合には,3と同様の対処が考えられる。
5:コンテンツ作成能力のない講師等が既存の映画やビデオ等を観賞させるだけで授業を実施したことにするような例が予想され得る。4と同様の対処方法が考えられる。
6:大学のシステムへのアクセス集中や輻輳により,システムまたはネットワークがダウンすることがあり得る。対処方法としては,適切なストレステストを実施することが考えられ,そのテストの結果,リスクが顕著であるときは,システムまたは回線の増設・強化を行うことが考えられる。システムまたは回線を増設・強化する技術的能力や資力のない大学に関しては,閉校または解散を検討すべきかもしれない。
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コメント
十返文子さん
お元気そうでなりよりです。
齢を重ねたせいかどうか,欲望というものがあまりなくなってしまって・・・黄金色も必要ありません(笑)
***
オンライン授業のトラブルとなる先生の多くは,ミクロ的な考察しかできず,マクロな環境を測定できないようです。
ですので,例えば,システム全体のキャパを全く考慮しないで無造作に巨大ファイルをアップロードし,大勢の学生に同時にダウンロードさせることから輻輳が生じてしまう・・・なんてことが起きても,「自分のせいだ」とは全く想像できないことになります。
頭の良い先生であれば,指摘されれば自分で基本方針を修正するでしょうけど,そうでない先生はどうしようもないですね。
***
それはさておき,転売屋的な仕事ではないということは承知しておりますが(笑),コメントからのリンクはできるだけ控えるようにしてください。よろしくお願いします。
投稿: 夏井高人 | 2020年5月10日 (日曜日) 15時37分
先生、ご無沙汰しております。
昨年は大阪でお会いできずに残念でした。
私事ですが、今年度から開学した某大学で兼任教員(非常勤講師)となります。
私は後期しか担当しないのですが、既にオンラインかもしれないとの予告を受けています。もっとも、それすら学年暦が固まらない今、いつから始まるのか未定ですが…
さらに、IT系を専門とする大学のためスキルは極めて高い先生方が多いのですが、もちろんそうでない先生方もいるようで、いろいろと混乱や負荷の偏りなどを生じているようです。専門家だらけの弊学ですらこうなのですから、よそは如何許かと思います。
また、学生のスキルや環境のバラつきも大きいです。特に弊学の場合は、元々PCを学校で一括購入する予定だった学生も多くおり、しかもそのPCが昨今の物流の滞りのため手元に届かず、未だスマホだけで受講せざるを得ない学生もいるようです。
そんな中、唐突な宣伝で恐縮ですが、リンク先のようなサービスも始めてみました。
もしお近くでお役に立てそうな先生がいらっしゃいましたら、ご案内ください。
そして、もしここから成約しましたら先生には山吹色のお菓子を…笑
最後になりましたが、先生も、ご家族の皆さまも、どうかご自愛ください。
またそのうち元気な姿にお目にかかれますよう。
投稿: 十返 文子 | 2020年5月 8日 (金曜日) 20時21分