masculinity
下記の記事が出ている。
Psychologists defend claim of “destructive aspects” to masculinity
ars technica: January 16, 2019
https://arstechnica.com/science/2019/01/psychologists-defend-linking-masculinity-to-violence-sexism-homophobia/
一般に,生物種としての本質と法的理念とはしばしば相反する。そのバランスをとる調和点は,当該時点における自然環境及び社会・政治環境によって決定される。
それは,固定的なものではない。
つまり,このようなタイプの問題は,精神医学を含む学術上の確定可能な問題ではなく,単なる偶然的な結果によって左右され続けるものに過ぎないかもしれない。
自然環境の大規模な変化は,全ての理念を吹き飛ばしてしまうことがある。理念は,天体の運行,地球の地殻変動,それらと密接な関係をもつ気象変動に勝つことなど絶対にできない。
それゆえ,学術としては,ある理念が国家的強制力をもって通用する範囲及びそのメカニズムを探究することに限定するほうが生産的である。
そのような場合に,「状況」というパラメータが非常に重要となる。
状況が変われば,全ての価値観が逆転することもあり得るし,現に,人類の歴史上,そういうことがしばしばあった。
| 固定リンク
コメント