化学兵器戦
下記の記事が出ている。
The Chemists’ War
New York Times: November 10, 2018
https://www.nytimes.com/2018/11/10/science/chemical-weapons-world-war-1-armistice.html
現時点でも化学兵器や生物兵器による攻撃の脅威は存在している。
加えて放射線兵器や電磁波兵器の脅威もある。
更に,それらと組み合わされたハイブリッドな脅威がある。
第1次大戦と第2次大戦を通じて非常に大勢の人々が亡くなったが,現時点では,既存の凝り固まった国際法上では戦争行為とは認められないような攻撃により,両大戦の死者総数を上回る人々が亡くなってしまう危険性または脅威が常に存在している。
事実の変化に即して,国際法の基本理論の多くが塗り替えられなければならないのだが,現在の国際法学者がそのようにするとは到底思えない。
国際法に限らず,他の法分野でもそうだ。
現実に旧態然とした学者が生きており,学術の世界において大きな支配力をもち続けている限り,私が生きている時代には無理なことなので,そんなことはさっさと諦め,何十年か後の人々のために正しい理論体系を構築して残そうと思う。
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