米国:軍システムの脆弱性
下記の記事が出ている。
Hunt for Red Bugtober: US military's weapon systems riddled with security holes – auditors
Register: 15 October, 2018
https://www.theregister.co.uk/2018/10/15/us_military_weapn_system_vulnerabilities/
この記事は,米国の軍用システムの問題を指摘するレポートに依拠するものだ。それゆえ,米軍の問題だけを述べている。
しかし,米軍のシステムを複製もしくは模倣し,または,これに準拠して利用している米国以外の国の軍にも全く同じ脆弱性が存在し得ることになる。
そして,この脆弱性のレベルとてしては,部門によって,かなり深刻なものも含まれている。
このことは,世界全体的な規模で,それぞれの国家または部分社会を崩壊させ得る脆弱性と同居しながら我々が生活しているということを意味している。
軍だけを例にとっても,自国のロボット部隊がハックされた場合,ハックされていない自国のロボット軍がハックされた自国のロボット軍と死闘を繰り返すような事態が発生し得るし,おそらく,ハックされた自国のロボット軍は,そのような戦闘が開始される前に,その国の元首や軍首脳や経済界及び政界のリーダー等をピンポイントで狙って殺してしまうことであろう。
民間のIoTに関しても全く同じことが言える。
全てがネットワーク化された社会とは,そのように極めて深刻な脆弱性をもつ社会でもある。
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