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2018年9月26日 (水曜日)

AIの口語能力

下記の記事が出ている。

 Speech recognition is tech's next giant leap, says Google
 Guardian: 24 September, 2018
 https://www.theguardian.com/technology/2018/sep/24/speech-recognition-tech-google

(余談)

私の理解では,口語に属する言語は,書き言葉による言語とは全く別の構造をもつものとして理解するのが正しい。

口語は,身振り手振りの一種であり,清く正しい文法理論とは無関係のものだ。

ところが,言語教育ではそれらをごっちゃにしているから間違う。

口語をいくら訓練しても,清く正しい文書を書くための訓練のためには少しも役立たない。その意味で,日本国における外国語教育は,高等なレベルの仕事とは無関係な人々にだけ役立つ教育手法となっている。

現在採用されている教育は,無駄とは言わないが,世界的に役立つ人材を育成したいのであれば,別のことを考えなければならない・・・という当たり前のことを素直に理解できる人は,現実にはかなり少ない。

そこで戻って考えてみると,Googleは,高等なレベルの専門的な仕事とは無関係の「日常」に目を向けているのだろうと想像する。

経営上の戦略としては極めて正しいと思う。

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