トークン
下記の記事が出ている。
Venezuela issues new currency, amid hyperinflation and social turmoil
CNN: August 20,2018
https://edition.cnn.com/2018/08/20/americas/venezuela-currency/index.html
Venezuela devalues currency and raises minimum wage by 3,000%
Guardian: 20 August, 2018
https://www.theguardian.com/world/2018/aug/20/venezuela-prepares-to-devalue-currency-amid-fears-it-may-worsen-crisis-bolivar
要するに,トークンはトークンに過ぎない。単なる符号の一種だ。
あるトークンが実効的に交換価値をもつためには,交換対象となる別の財が存在することが必須の前提となるが,その財もまたトークンである場合には,実は何も存在しないのと同じことになる。
いわゆる仮想通貨の取引の場合には,そのことが端的に現れる。
符号の総量とは完全に無関係に実質的な富の総量を評定するのが本来の経済学の役割であるべきであるのだが,現在の主流の経済学はそうなっていない。
救いようのない世界の中で我々は生きている。
単なるトークンしか存在しない。
そのようなものに耽溺する人々が無数に存在する。
しかし,結局のところ,石油や石炭を含め,物体である資源をより多くもち,農産物等を含め,人類の生存のために必須の物体を生産できる国がより強い国であり続けることは,何の説明も要せず,当たり前のことだと言える。
非常に古い国庫説と実力説が最も正しい。
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