夏井高人「医疾令の本草」
明治大学法学部の紀要である法律論叢に下記の論文が掲載された。
夏井高人
医疾令の本草
法律論叢90巻2・3号317~369頁(2018年1月)
この論文を書くために3年ほどの時間をかけた。しかし,この程度のものしか書けなかった。自分の実力のなさを嘆く。
この論文の目次構成は,以下のとおり。
***
1 はじめに
2 医疾令施行当時に利用可能な本草書
2.1 本草書の存在
2.2 『本草集注』に収録されている主要な草の類
3 木簡史料との照合
4 医疾令施行当時に生きた植物として実在可能な本草
4.1 植物種の同定
4.2 植物種の同定からの示唆
5 正倉院保存資料の検討
5.1 「種々薬帳」に記載された本草名
5.2 現代における調査結果
6 考察
6.1 薬用ではない植物
6.2 中国からの輸入書籍の写本と推定すべき木簡
6.2.1 木簡①について
6.2.2 木簡②について
6.2.3 木簡③について
6.2.4 木簡④について
6.2.5 木簡⑤について
6.3 荷札と推定される木簡の評価
7 まとめに代えて-検討結果による示唆
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