完全に新たなDNA的な化学物質の人工合成
下記の記事が出ている。
Life, but not as we know it
ars technica: December 2, 2017
https://arstechnica.com/science/2017/12/life-but-not-as-we-know-it/
(余談)
いずれ任意のアミノ酸配列を自由自在に組み合わせた化学物質を量産できる時代が来る。法的には生命と製造物との区別が全くなくなることになる(EUの製造物責任法では現在でも既に一次農水産品を製造物としているが,人工的に製造されるDNA製品がこれに含まれるか否かは不明)。
そして,特定の遺伝子型をもつ人々だけに寄生する特殊な微細生物を人工的に製造するこrとも可能となる。
世界各国で同時に同じような研究が開始されることだろうし,それぞれの国が仮想敵国の支配階層に特有の遺伝子型を想定してそのようなタイプの遺伝子型をもつ者に寄生する微細人工生物を生物兵器として製造し合うことになるだろうから,結局,全てのタイプの人類に寄生する人工微細生物が揃うという結果になり,最終的には,それらによって人類が滅びることになるかもしれない。それは,かなり近い将来のことであり得る。
学術上のカテゴリの問題としては,このような人工微細生物もサイバネティクスの一種なので,論理的な意味におけるロボット(オートマトン)の一種だ。しかし,産業用ロボットや人工知能研究の関係者の中でイノベーションにより起業しリッチになることを主要な目的として研究開発に従事するような人々にとっては,人工生命体をロボットの一種として扱うことには(研究開発のイメージ低下を招き,集金可能性の低下を招く危険性があるため)忌避的だ。このことから,逆に,生命体もサイバネティクスであることを積極的に承認するかどうかを,「単なる金の亡者に過ぎない者であるかどうか」を明確に識別するためのリトマス紙または踏み絵として用いることができることを理解することができる。
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